2013年5月21日火曜日
5月21日(火曜)のアジア市場
5月21日(火曜)のアジア市場は、エバンズ・シカゴ連銀総裁(20日)の「労働市場の改善が十分得られたと確信するまで月額850億ドルの資産買い入れを継続し、その時点で早急に停止するやり方もある」=「量的緩和の出口支持」との判断のドル買いなのか?
ムーディーズ(20日)が、「議会予算局(CBO)が公表した最新の財政収支予想は米国の信用力にプラスだが、今年の格下げを回避するには2010年代後半に増加見込まれる債務の抑制に政策当局者が取り組む必要がある」と発表=「米格下げの可能性?」。米格付け会社のイーガン・ジョーンズとS&Pの米格付け引き下げ続く可能性が危惧のドル売りなのか?
BOAのレポートで、「中国の実際の貿易黒字 は今年これまでに発表された公式統計の610億ドルの1割にとどまる」との内容も興味深い。もし、これが事実ならばAUD売りの流れが強まる可能性が出てくるが、もちろん確認はできない。
売り買い拮抗に、USDJPYを除き、主要通貨のEURUSD+GBPUSD+USDCHF+USDCADでは動きは鈍く、豪中銀理事会の議事録で変動した、AUDUSD+NZDUSDが売り→買い→売りに変動していた。
USDJPYは、甘利経済再生担当大臣が、円買いの材料となった19日の発言「円高是正は進んできた、円安がどんどん進むと国民生活へのマイナスの影響が出てくる」を、否定するように「円相場は経済の基礎体力に見合った水準で落ち着くことを期待」との発言に、今日は朝らか円売りが加速し、円は全面安の展開となったが、103円台は達成できず。
AUDUSDは、豪中銀理事会議事録で「あらゆる要素を考慮した結果、理事会は政策緩和の余地を一部活用すべきと判断」、「非鉱業部門の投資は依然低調で、業況は引き続き平均を下回り、豪ドルが歴史的水準からみて依然高水準にあることが一因である可能性がある」と、今後の利下げの可能性を残したことで、発表直後には一時0.9760台まで下落したが、ドル安の流れに0.9830台まで上昇した。
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