2015年8月6日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き
BOE金融政策委員会=政策金利0.5%の据え置きを決定、予想通り。7(据え置き)対2(利上げ)の予想に反して、8対1の決定に、GBP売りが加速。資産買い入れ枠も3750億ポンドで据え置く。
BOEはエネルギー価格の下落とポンド高で、短期的なインフレ率を下方修正。
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BOE金融政策委員会議事録=一部のメンバーは、インフレ見通しに上振れリスクを主張するも、利上げ開始時期では意見が分かれる。
BOE金融政策委員会議事録=短期的なインフレの弱さに言及し、ポンド高とエネルギー価格の下落によるインフレ下押し圧力は長引く可能性がある。
BOE金融政策委員会議事録=一部のメンバーは、インフレ見通しに上振れリスクを主張。マカファティー委員は、政策金利0.75%の引き上げを主張。金融政策委員会で票が分かれたのは今年初めて。
BOE金融政策委員会議事録=2015年の成長率予想を2.8%に上方修正。2016年は2.6%と予想した。今年の賃金上昇率の予想は3.0%と5月時点予想から上方修正し、16年は3.75%と予想。
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BOE四半期インフレ報告=短期的にインフレは弱く、中銀はエネルギー価格の下落とポンド高で、短期的なインフレ率を下方修正。エネルギー価格の下落による影響は2016年半ばまで残る。
BOE四半期インフレ報告=長期のインフレ率見通しについては2年以内に中銀目標の2%となり、さらに1年後には2.1%に達すると予想。(5月時点と変わらず)
BOE四半期インフレ報告=英経済について楽観を示し、実質所得の伸びと信頼感の高まり、与信環境の改善によって、民間部門の国内需要は堅調を維持と予想。ユーロ圏と中国がリスク要因。ギリシャ債務危機をめぐるリスクは後退。
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カーニーBOE総裁記者会見=利上げ開始の時期は近づいてきている。正確な利上げ開始時期はデータ次第。ポンド高がインフレ抑制につながったが、将来の金融政策引き締めが不必要になるということではない。
カーニーBOE総裁記者会見=0.25%以外の利上げの可能性は討議せず。新たなMPCの発表方式は政策決定には影響しない。ポンド動向で緩やかな利上げの必要性なくならず。
カーニーBOE総裁記者会見=ポンド相場も考慮に入れており、CPIに与える影響を注意深くみている
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