2015年7月6日月曜日

「NO」が予想外に伸び、チプラスギリシャ首相は勝利を宣言

ギリシャの国民投票では、「NO」が予想外に伸び、チプラスギリシャ首相は勝利を宣言
「ドル高+ユーロ安」、「安全通貨買い+リスク通貨売り」、「株売り+債券買い」の可能性が高まり、オセアニア市場からすでにその動きが続くも、
先週月曜の教訓もあり、欧米市場の動きを確認したくなり、慎重さは必用。

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ギリシャの国民投票の途中経過は、直近の予測「YES」に反し、「NO」が支持率を拡大、それも、予想外に伸び、チプラスギリシャ首相は勝利を宣言。ユーロ相場の混迷が予想される。

先週明けのアジア市場での反騰と、欧米市場の真逆の反応を教訓として考えれば、欧米市場の動きを確認したくはなるが、

「NO」に国民の支持が予想外に拡大していたことで、リスク資産売り+安全資産の買いが強まることが予想される。

EURUSD売り+USDJPY売り=EURJPYの売りが主流となりそう。


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ドル相場
先の弱い米雇用統計を受け、米利上げ開始時期の先延ばし+ドル高懸念の拡大=ドル売り要因。一方、ギリシャ問題による市場混迷のリスクに安全資産としてのドル買いが上回っている。
ギリシャ国民投票の結果にドル買いが強まることが予想される。

今週発表されるFOMC議事録と米貿易収支が予想の範囲内なら、根本的なドル高の流れは変わりそうにない。


円相場
USDJPY 121.00~123.50 EURJPY 133.50~137.00 
ギリシャ国民投票の結果で、リスク回避へと動くことが予想される。ただし、先週明けの相場変化が思い出され、極端な円買いも続け難く、どこまで円買いを続けることはできるのか? 基本円買いを試す動きへ。


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今週のメインイベントは8日のFOMC議事録で、10日のイエレンFRB議長の講演と合わせ注目したい。

それ以外では、豪中銀(7日)と英中銀(9日)が金融政策を発表し、の豪雇用統計(9日)とカナダ雇用統計(10日)も重要となっている。

米国発では、ISM非製造業景気指数・労働市場情勢(6日)、貿易収支(7日)、新築住宅価格指数・新規失業保険申請件数(9日)、卸売在庫(10日)が注目される。


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7/6(月)  
09:30 黒田日銀総裁支店長会議で挨拶
14:00 JPY 景気先行指数
15:00 GER 5月 製造業受注
16:15 CHF 6月 消費者物価指数
17:30 EUR 7月 
22:45 USD 6月 総合PMI・確報値
23:00 CAD 6月 Ivey購買部協会景況感指数
23:00 USD 6月 ISM非製造業景気指数
23:00 USD 6月 労働市場情勢(LMCI)

7/7(火)    
07:00 NZD 第2四半期 NZIER企業景況感
13:30 AUD 豪中銀 金融政策発表
14:45 CHF 6月 失業率
15:00 GER 5月 鉱工業生産
17:30 GBP 5月 鉱工業生産
17:30 GBP 5月 製造業生産高
21:30 USD 5月 貿易収支
21:30 CAD 5月 貿易収支
23:00 USD 5月 JOLT労働調査(求人件数)

7/8(水)    
08:01 GBP 6月 BRC店頭価格指数
8:50 JPY 5月 国際収支
21:30 CAD 5月 住宅建設許可
03:00 USD FOMC議事録(6月17日分)

7/9(木)  
08:01 GBP 6月 RICS住宅価格指数
10:30 AUD 6月 雇用統計
10:30 CNY 6月 消費者物価指数
10:30 CNY 6月 生産者物価指数
15:00 GER 5月 国際収支
20:00 GBP BOE金融政策発表
21:15 CAD 6月 住宅着工件数
21:30 CAD 5月 新築住宅価格指数
21:30 USD 新規失業保険申請件数

7/10(金)     
17:30 GBP 5月 貿易収支
21:30 CAD 6月 雇用統計
23:00 USD 5月 卸売在庫
01:00 USD イエレンFRB議長講演

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