2015年6月11日木曜日

6月11日 (木) 21:30 米小売売上高(取引通貨ペア USDJPY)

6月11日  (木)  21:30 米小売売上高(取引通貨ペア USDJPY)

≪説明≫

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相変わらず、株と債券に連動した、為替の動きが目立っています。
PIMCOは米9月に利上げすることを予想し、市場全体でも9月~12月の利上げ予想が多いのも事実で、ドル先高は変わらないと考えます。

市場は今後の米利上げを織り込みながらも、ドル高の流れの継続を予測していますが、昨日の黒田日銀総裁発言のように、円安に対してブレーキを掛ける動き(意図的なのか、一般論なのかは不明!)が気になります。

日本政府や日銀内部でも、意見が分かれてきているとの見方もあり、相場全体で疑心暗鬼の状態となっています。

暫らくは上下をためしながら、日銀総裁の発言の真意を確認する必要がありますが、甘利経済財政相は「黒田日銀総裁の発言は、趣旨が歪曲され市場に伝わった」との発言をうのみにすれば、円高を期待する必要もなくなります。

今回の米小売売上高と、後刻に発表される米輸入物価指数は、重要で、最近のドル高が米経済に影響を及ぼしているかを判断でき、相場変動が予想されます。

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テクニカルでは、124円を割り込んだことでやや売りへと変化していますが、中期線の122.85円から、昨日の安値122.45円にかけては買い。昨日の戻り高値123.35円~123.50円は売りで臨み、123.50円を恒常的に上回るようならば、再び上昇局面に逆戻と考えます。

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小売売上高の予想は1.1%と前回0.0%、除く自動者前月比は、0.7%と前回0.1%と、共に前回より増加が見込まれています。

過去32回のデータでは、予想と実際との差は、前月比で最大0.9%、平均0.3%で、直近では3月12日の0.9%が最大。除く自動車前月比で、最大1.0%、平均0.3%の変動となっており、直近では1月14日の1.0%が最大となっており、相場変動がやや高くなっています。

過去20回のデータでは、USDJPYで発表直後15分間の相場変動は、最大64pips(高値-安値)、平均で27pipsとそれほど、大きな変動に至っていません。直近5回では平均約46pipsとなっており、相場変動が大きくなっています。

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≪今回の予想と前回の数字≫
小売売上高
前月比=予想1.1% 前回0.0%、
除自動車・前月比=予想0.7% 前回0.1%

≪過去32回の予想と実際との差≫
前月比
Max=0.90%
Min=0.00%
Ave=0.30%

除自動車 前月比
Max=1.00%
Min=0.00%
Ave=0.30%

≪USDJPY 過去20回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max64pips
Hi-low=Min13pips
Hi-low=Ave27pips

Open-Hi=Max34pips
Open-Hi=Min11pips
Open-Hi=Ave9pips

Open-Low=Max64pips
Open-Low=Min2pips
Open-Low=Ave19pips

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