5月26日 (火) 21:30 米耐久財受注 (取引通貨ペア USDJPY)
≪説明≫
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USDJPYの上昇の直接的なきっかけは、日本株の上昇と、低いCPI。そして、米経済がそれ程弱くないと思われていること、イエレンFRB議長が引き続き年内の利上げの可能性を強調していることなどが、上げられます。
また、全体的に円クロスでも、EURJPYもギリシャ問題で買いが失敗、GBPJPYも同じく英総選挙後の反動に大きく値を崩していることや、高金利のNZDJPYも利下げ観測と自国通貨安の流れに、円が逆に強含みとなっています。
ただ、急激な円安相場も考えにくいこともあり、市場参加者は慎重に円ショートを作り始めていますが、急速に円安へ動く可能性も、過去の教訓から弱く、FRBの利上げ時期を巡っては『指標次第』と多くのFRB関係者が口をそろえていることを考えれば、今日の米経済指標で短期的な動きを狙う以外に方法は無さそうです。
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USDJPYは、先週120.50円の壁を超え、次の重要なポイントと考えられた121.50円の壁をも上抜け、底堅くなっていますが、円相場の特徴として0.5円と1円のレンジでそれぞれに大きなポイントがあります。
今回の122円が大きな壁となり、昨年12月上旬、今年3月上旬にこの水準で上げ止まっており、一気に狙えるか? 疑問も残り、時間を掛けながら121.50円を底固めが必要と思われます。
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米耐久財受注の予想は、前月比で-0.5%と前回の修正後4.7%から大幅ダウン、除輸送機器では逆に0.3%と前回の修正後0.3%と変わらずが見込まれています。ただ、この予想数値もバラつきが多く、今日の相場変動要因になる可能性もあります。
過去27回のデータでは、予想と実際との差では、前月比で最大15.10、平均2.38、除輸送機器・前月比で、最大2.20、平均では0.83と、前月比の差が大きいのが特徴となっています。
過去17回のデータでは、USDJPYの取引レートで、発表直後15分間の変動は、最大48pips(高値-安値)、平均で21pipsと、差が大きい指標の割には、変動幅が少ないのが特徴となっています。結果は、今日の米耐久財受注の予想にバラつきが多く、ある程度の動きは期待できますが、過去のデータからは逆張りは難しく、上下のポイントを狙い順張りで取引を考えたいと思います。
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≪今回の予想と前回の数字≫
耐久財受注
前月比=予想-0.5% 前回4.0%→4.7%、
除輸送機器 前月比予想0.3% 前回-0.2→0.3%
≪過去27回の予想と実際との差≫」
前月比
Max=15.10
Min=0.10
Ave=2.38
除輸送機器・前月比
Max=2.20
Min=0.10
Ave=0.83
≪USDJPY 過去17回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max48pips
Hi-low=Min6pips
Hi-low=Ave21pips
Open-Hi=Max30pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave8pips
Open-Low=Max48pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave13pips
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