2015年5月7日木曜日

2015年5月7日(木曜)昨日6日、海外市場の動き

2015年5月7日(木曜)昨日6日、海外市場の動き

米金利は上昇し、米株は下落。ドル全面安、ただし、弱い雇用統計にNZDは全面安。EURUSDは1.1360台へ続伸、AUDUSDは一時0.800の大台を超え一時0.8020台へ、USDCADは1.2000の大台を割り込み、一時1.1940台へ。USDJPYは一時119.20台へ低下。

前日の米貿易赤字拡大に米第1四半期GDPがマイナスへの下方修正の思惑が広まる中、昨日はADP雇用統計が弱く、8日の米雇用統計が弱い数字との不安感が広まるり、ドルは全面安。

さらに、米第1四半期の「米生産性の低下+米労働コストの上昇」=「賃金の上昇圧力+企業収益を圧迫」に米株は続落、ドル売りのピークを迎える。

イエレンFRB議長は、世界的に長期金利が上昇する中で、米利上げ後の長期金利の上昇を懸念。

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米株DJIAは17841.98(-86.22-0.48%)下落
原油価格WTIは60.67(+0.27+0.45%)上昇
金価格は119070.70(+2.50+0.21%)上昇
米10年債利回りは2.24%(+0.05%+2.40%)上昇
DXYは94.122(-0.95-1.00%)下落

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USDJPYは、
アジア市場はいつもながら動けず。連休中の動きの乏しい中で、120円台をまたしても定着できず。欧州市場から値を下げはじめ、弱い米ADP雇用統計に119.5円を割り込み、米非農業部門労働生産性の低下+労働コストの上昇に、119.20円まで続落し、下げ止まる。

JPYクロスは、
通貨間で動きは異なる。EURJPY+CHFJPYは続伸。NZDJPYは弱いNZ雇用統計に下落。CADJPY+AUDJPYは「続落。GBJPYは英総選挙前に上下するも方向性見られず。

EURUSDは、アジア市場はいつもながら動けず。欧州市場は、ECBがギリシャ向けのELA規制強化へ動くとの思惑に反し、実際はELAの枠拡大へ。 弱い独サービス業PMI+弱いユーロ圏小売売上高+強いユーロ圏総合・サービス業PMIと紆余曲折の中、1.1200~60のレンジへ。米国市場は独債券利回りは続伸、弱い米ADP雇用統計と「米生産性の低下+米労働コストの上昇」に1.1360台へ続伸。

GBPUSDは、
アジア市場から買いが続く。欧州市場ではサービス業PMIが強く1.5240台まで続伸するも、英総選挙前に動きは鈍く1.5150まで下落。1.5150~1.5240のレンジから、弱い米ADP雇用統計+「米生産性の低下+米労働コストの上昇」にもGBP買いは限定的。

AUDUSDは、アジア、欧州、米国市場と続伸、弱い米ADP雇用統計と「米生産性の低下+米労働コストの上昇」に0.8000の大台を上抜け、一時0.8020台へ上昇後には、0.7960台へ下落へ。

NZDUSDは、
早朝のNZ雇用統計が悪すぎ、0.7560→0.7460まで急落。弱い米ADP雇用統計と「米生産性の低下+米労働コストの上昇」に買いの流れがやや強まるも、一日を通じて発表直前の水準を回復できず。

USDCADは、
アジア市場の1.2080台を高値に、欧州市場、米国市場と続落し、ついに1.2000お大台を割り込み、弱い米ADP雇用統計と「米生産性の低下+米労働コストの上昇」に1.1940まで続落後、1.2040台ね値を戻す。

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コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=来年まで利上げをすべきでない

世界の債権下落に1週間で40.7兆円失う=ビル・グロース氏とガンドラック氏は債権のマイナス利回りに疑問を投げかけ、4月27日以降の債権価格の下落・利回りの上昇で、

ECBはギリシャ向け緊急流動性支援(ELA)の規制強化に動くとの思惑に反し、枠を拡大へ=6日ECB政策委員会で、ギリシャの銀行向けELAの担保ヘアカット(割引率)拡大について協議との報道に反して、枠を20億ユーロ拡大し789億ユーロに決定。

5月7日の英総選挙の世論調査=保守党と労働党の支持率35%で拮抗

欧州委員会(EU)・ECB・IMFの共同記者会見=ギリシャ支援で歩調がとれていないとの報道・思惑を否定、「ギリシャの金融安定と経済成長を支援するとの目標を3機関は共有」

イエレンFRB議長(金融と社会の会議=ラガルドIMF専務理事とのパネルディスカッション)=株式市場のバリュエーションは全般的にかなり高く、潜在的な危険が存在。長期金利が低水準にあることにも懸念。中銀はノンバンクの融資部門を監視する必要がある。

イエレンFRB議長(金融と社会の会議=ラガルドIMF専務理事とのパネルディスカッション)=FRBが利上げを開始した後、長期金利が急上昇する可能性。6年を超える事実上のゼロ金利局面を経てバブルの兆しが出ていないかどうか、金融当局は市場をとりまく状況を注意深く監視。

ドイセンブルーム・ユーログループ議長=11日のユーロ圏財務相会合で合意の可能性は低い。数週間前と比べると見通しは明るい。

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NZD 第1四半期 雇用統計: 失業率=5.8%(予想5.5% 前回5.7→5.8%)、就業者数=前期比0.7%(予想0.8% 前回1.2%)、前年比予想3.3% 前回3.5%、労働参加率=前期比69.6%(予想69.4% 前回69.7→69.4%)→ 失業率は予想を大幅に上回り、上昇修正された前期と変わらず。 就業者数は予想外に伸びず、前期から低下し、NZD売りが加速する

GBP 4月 BRC店頭価格指数=前年比-1.9%(予想-1.7% 前回-2.1%)

AUD 3月 HIA新築住宅販売=前月比4.4%(予想 前回1.1%)

AUD 3月 小売売上高=前月比0.3%(予想0.4% 前回0.7%)

CNY 4月 HSBC 総合PMI=51.3(予想 前回52.3)、サービス業PMI=52.9(予想 前回52.3)→ サービス業は前回を上回り、総合は前回を下回る

FRN 4月 総合PMI・確報値=50.6(予想50.4 前回、50.2)、サービス業PMI・確報値=51.4(予想50.8 前回50.8)→ 予想と前回を上回る

GER 4月 総合PMI・確報値=54.1(予想54.2 前回54.2)、サービス業PMI・確報値=54.0(予想54.4 前回54.4)→ 予想と前回を下回る

EUR 4月 総合PMI・確報値=53.9(予想53.5 前回53.5)、サービス業PMI・確報値=54.1(予想53.7 前回53.7)→ 予想と前回を上回るもEUR買いは限定的で続かず

GBP 4月 サービス業PMI=59.5(予想58.7 前回58.9)→ 予想を上回り昨年8月来の高水準

EUR 3月 小売売上高=前月比-0.8%(予想-0.7% 前回-0.2%)、前年比1.6%(予想2.4% 前回3.0%)→ 予想と前回を下回る

USD 4月 ADP雇用統計=16.9万人(予想18.5万人 前回18.9→17.5万人)→ 予想を大幅に下回り、1年ぶりの低い伸びで、ドル売りが強まる

USD 第1四半期 非農業部門労働生産性・速報値=前期比-1.9%(予想-1.8% 前回-2.2→-2.1%)、単位労働コスト=前期比5.0%(予想4.3% 前回4.1→4.2%)→ 労働生産性は、2期連続のマイナス。、第1・四半期の経済成長の突然の失速を反映。単位労働コストは2014年第1四半期以来の伸び。生産性の低下+労働コストの上昇=賃金の上昇圧力が高まり、企業収益を圧迫

CAD 4月 Ivey購買部協会指数=58.2(予想49.2 前回47.9)→ 予想を大幅に上回り、CAD買いが強まる

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