2015年4月26日日曜日

今週の為替相場を考える(4月27日~5月1日)

今週の為替相場を考える(427日~51)

今週や非常に重要な週! ただし、不透明感の強い為替相場の流れを変えることができるのか? 結局は過大な期待が裏切られるような気がしてならない週でもあります。

日本ではいよいよ、5月の連休に突入します。海外の投機筋にとっては、相場を動かしえるパワーを持っている日本の個人投資家の勢いが弱まり、ポジションの逆を突くことも可能となる、鬼の居ぬ間のこの時期は、絶好の仕掛け時でもあります。

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先週は弱い米経済指標に、ドル売りの流れが続いていました。今週のFOMCと米第1四半期のGDP・速報値でその流れを変えることができるのでしょうか? それとも、さらに加速するのでしょうか?「米利上げはいつから?」の疑問にFOMCはどのように答えてくれるのか? これがメインイベントとなっています。

さらに、今週は、いよいよ米英では第1四半期のGDP・速報値が発表され、こちらもインパクトは強くなると考えます。 

そして、独・ユーロ圏のCPI・速報値、日本の全国CPIはもちろんこと、NZ中銀の金融政策も見逃せません。また、先日の山本議員発言に俄然注目度がアップしている、日銀金融政策決定会合の結果と、黒田日銀総裁の記者会見も、円相場にとっては重要となっています。

4月末の月末要因+51日のメーデーの休日要因や、発言では、スティーブンス豪中銀総裁+ボロッツ・カナダ中銀総裁+イングリッシュNZ財務相発言も注目しており、今週は複雑で多くの為替変動要因を含んだ週となっています。

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すでに買いへと変化したCADドルに加え、BOE議事録で次回は利上げが示され買いへと変化し、ドル売りをリードしている、GBP

ギリシャ問題に足を引っ張られながらも、強異経済指標に買いへと変化している、EUR

自国通貨安誘導と利下げ継続の発言に気勢を削がれながらも上昇を続ける、AUD

思いがけない、マクダーモットNZ中銀総裁補の利上げは考えず、景気刺激型の政策を続けるとの発言に、伸び悩みながらも、上昇を続けるNZD

そして、山本議員発言の信ぴょう性を確認する必要がある、日銀の金融政策決定会合と黒田日銀総裁の記者会見で、上限変動は避けられない、JPY

これらの流れがどのように変化するのか? 本当にわくわくするような週となっています。

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今週の注目ランキング

1. FOMC (4/29)
2. 米第1四半期GDP・速報値(4/29)
3. 英第1四半期GDP・速報値(4/28)
4. NZ中銀金融政策(4/30)
5. 日銀金融政策決定会合+黒田日銀総裁記者会見(4/30)
6. CPI・速報値+ユーロ圏CPI・速報値(4/294/30)
7. カナダ月次GDP(4/30)
8. 日本全国CPI(5/1)

以下の発言も注目
1. スティーブンス豪中銀総裁発言(4/28)
2. ボロッツ・カナダ中銀総裁 議会証言(5/1早朝)
3. イングリッシュNZ財務相発言(5/1早朝)

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