今週の為替相場を考える(3月23日~3月27日)
Weeklyチャートから、
先のIMMデータでも指摘しているが、FOMC前の通貨ショートの急減が気になって仕方がない。USDJPYは引き続きレンジ相場入り、EURUSDは反発の鈍い買いへ、GBPUSDとAUDUSDはボトムアウト(一旦?)している可能性も否定できず、今週のドル相場には注意して臨みたい。もちろん杞憂である可能性はあるので、米金利の動向を主に、株式市場の動きを合わせた取引を考えたい。
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経済指標・今週の材料から
今週は27日の米GDPを除き、最重要となるイベントが少ない。伏兵としてはギリシャ問題。
23日からのギリシャ・独の首脳会談で、今月末に資金が枯渇するといわれているが、小田原評定に着地点をみいだすことができるのやら? もし、めどがついた際のEURの動きは注意。
23日には、ドラギECB総裁が欧州議会で証言するが、欧州経済について、いつもながらの楽観的な見通しをどこまで拡大することができるのか? いつも通り過大な期待はしていないが、定番として注目している。
27日には、イエレンFRB議長がマネタリーポリシーについて発言する。先のFOMC後の記者会見と異なる発言は期待できにくいが、サプライズがないとも限らない。
米経済指標全般。先のFOMCでは「辛抱強い削減」→数か月以内に利上げへ(イエレン氏は否定)、「FF金利+成長+物価見通し引き下げ」→利上げ時期先送りと、ある意味では「どちらでもから、やや弱気」ではないだろうか? そういう意味では、日々の米経済指標を注目し、結果に右往左往せざるを得ない。
それらを含め、以下を注目したい。
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EUR ドラギECB総裁 欧州議会で証言(23日)
EUR メルケル独首相、ツィプラス・ギリシャ首相との会談(23日)
GBP 消費者物価指数(24日)
USD 2月 消費者物価指数(24日)
AUD 豪中銀金融安定報告書(25日)
USD 耐久財受注(25日)
GBP 小売売上高(26日)
CAD ボロズカナダ中銀総裁の講演(26日)
JPY 全国消費者物価指数(27日)
USD 第4四半期GDP・確報値(27日)
USD ミシガン大学消費者信頼感指数(27日)
USD イエレンFRB議長講演(27日)
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