3月4日 (水) 24:00 カナダ中銀 金融政策(取引通貨ペア CADJPY)
≪説明≫
今回のカナダ中銀の政策金利の発表では、市場予想は0.75%の据え置きが主流ではある
が、一部には0.25%の利下げを期待することもある。昨日、豪中銀が政策金利を据え置
き、カナダ中銀の利下げ期待もやや縮小しつつあり、原油価格も上昇しているが、CAD買
いの動きは鈍い。
市場では、前回にカナダ中銀がサプライズに利下げを実施したことで、金利据え置きム
ードの中で、やや慎重になっており、結果を見てから判断したいとの思いも強く感じら
れる。
仮に、利下げをすればUSDCAD1.24割れへの動きが、CADJPYは95.00円割れの動きが強まる
ことが予想される。逆に、金利据え置きともなれば、CAD買いが強まるが、カナダ中銀の
声明文で今後の追加緩和の有無を判断し、再度、大きな変動になることも覚悟が必要で
ある。
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Dailyチャートでは、USDCADは1.20の大台を超えてからは、1.24割れをボトムに底堅く、
2月3日以降では1.24~1.2650のレンジで取引が続きいている。1時間チャートでは1.2500
割れがポイントとなり、1.2494~1.2507に上下のポイントがあり、まさに上値をトライ
している最中でもある。
一方、CADJPYは、94.00~96.50のレンジで収束し、97.15~30円に大きなポイントがり、
95.40台が底値になっている。直近ではUSDJPYが120円の壁に跳ね返され、本田内閣官房
参与の発言の真意が不明で、方向性はやや下向きになってきているのが気になる。
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過去13回のデータでは、中銀の発表直後15分間のCADJPYの変動は、最大177pips(高値-
安値)前回で、平均すると49pipsの変動となっており、変動の大きなイベントの一つと
なっている。
テクニカルでは、94.00~96.50円のレンジに入り、これを抜け出すまでは順張り傾向が
続くことが予想される。
今回は、逆張りで臨むのか、または、一方向に的を絞った取引をするのか、しばらくは
様子を見極めてから決定したい。
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≪今回の予想≫
市場予想は、0.75%の政策金利の据え置きで、
一部には0.25%の利下げ奇体も残る。
≪CADJPY 過去13回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max177pips
Hi-low=Min9pips
Hi-low=Ave49pips
Open-Hi=Max77pips
Open-Hi=Min1pips
Open-Hi=Ave22pips
Open-Low=Max176pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave26pips
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