2015年3月25日(水曜)昨日24日、海外市場の動き
欧州株は上昇するも、米株は続落、米金利も低下し、DXYは上昇しドル高へ。
原油価格は変わらず、金価格は上昇。
強い米経済指標にドル売りから買いへと変化するも、弱い米株+米金利の低下に、市場センチメントは引き続きドルはやや弱き。
EURUSD=1.10の攻防後1.0900へ下落、1.10の壁は大きく、今後もこの水準を注視。USDJPY=120円の攻防後119.60台へ下落、119.50円以下は買いゾーンへ。
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欧州市場では、
ユーロ圏各国のPMIは予想と前回を上回り、経済成長が期待され、ギリシャが包括的な改革案を30日までに提出することを表明、EUR買いが強まる。
逆に、英CPIは前年比が初めて0.0%に低下、コア前年比も弱く、英PPIは予想を大幅に下回り、GBP売りが強まる。
米国市場では、
米CPIが前年比は0.0%と予想を下回るが、コアが強く直後は上下しながらも、ドル買い戻しへと変化。米FHFA住宅価格は弱かったが、米製造業PMIは強く、米新築一戸建住宅販売件数は7年ぶりの高水準で、ドル買い戻しが続くが、米金利の低下にドル買いも弱まる。
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USDJPY、米CPI直後の119.20円台をボトムに、USD売り+JPY売り(円クロス)+強い米経済指標に上昇し、ロンドンフィキシング後に120円直前まで上昇、するも達成できず。
EURUSD、強いユーロ圏経済指標+ギリシャ改革案の提出が決まり、1.10台までEUR買戻しっが続くが売りが強く、逆に反落。強い米経済指標もあり、米CPI後に利へと変化し1.0900割れまで下落、1.09900~1.1000のレンジへ。
AUDUSD+NZDUSD、ドル売りの流れに欧州市場は買い、米CPI発表後から売りへと変化、結局は元の水準へ逆戻り。
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オズボーン英財務相=ギリシャのユーロ圏離脱のリスクが高まる。誰もギリシャのユーロ圏離脱は望んでいないが、偶発的、もしくは誤算によって発生する可能性はある。
麻生財務相=円安はいい面もあれば、円高の方がいい場合もある。為替はファンダメンタルズに沿って「ゆっくりだけど確実」な動きが重要。日銀には上下変動の抑制を要請。
ギリシャ政府報道官=包括的な改革案を30日までにユーロ圏へ提出する。
ウィリアムズSF連銀総裁=ドル高は米経済の成長を妨げるが、米経済はそれに対応できるほど強い。
ウィリアムズSF連銀総裁=利上げは年内に開始する。
黒田日銀総裁=量的・質的金融緩和(QQE)の出口政策で、テーパリング(資産買い入れの縮小)は1つの手法。金利水準の調整や膨れ上がった日銀のバランスシートの扱いが課題。
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