2015年2月28日(土曜)昨日27日、海外市場の動き
最近の為替市場の動きは、一時の狂乱的な変動から徐々に緩やかな変動へと変化している。
2月28日の今日で2月も終わり、市場では27日(金曜日)が最終的な月末で、実需の動きがロンドン・フィキシングでみられ、午前1時には、USDJPYが買いから売りへと変化。GBPUSDも売り変化、USDCADは買い変化していたが、実需の影響+利食いの動きと思われる。
米株(DJIA)は前日比-81.72ドル下落し、2月10日以来、久々に比較的大きな陰線で引けている。米10年債利回りは1.99%と再び2.0%を割り込み、1.95~2.05%の間でうろうろ。
原油価格は小幅上昇するも、50ドル台を割り込み、逆に、金価格は地政学的リスクを気にしているのか、今後のインフレを気にしているの、ヘッジとして金の購入は根強い。
報道される情報からは、そもそもハト派なのでしょうがないと言えばそれまでだが。あ相変わらず利上げ支持者の発言を取り上げることは多い。おかげで6月~9月にFOMCが利上げを開始することの期待感だけが広まっており、慎重なのはダドリーNY連銀総裁だけ。
一方、英国でも最近は、インフレ傾向を危惧し、利上げを支持する金融政策委員の報道が目立つ。もっとも、米国やNZ、そして、3番手ぐらいにその可能性が高い国であることは間違いなさそうである。
さて、為替市場の変動率は低下傾向にある。各イベント直前・直後の反応も、依然より動きは緩慢になっており、テクニカルポイントを狙う力強さは、どうも感じられない。
ギリシャ、イエレンのメインイベントは終了し、来週のECB、豪中銀、米雇用統計に、標準を合わせているのであろうか? それとも月末で動きが一時的に停止しているだけならいいのだが!?
USDJPY
相変わらず中期的に、「118.80円以下の買い、120円接近の売り」は変わらず。何度も、何度も、上値期待はくじかれているが、底値で買えばいずれ上昇してくるのも事実。
GPIF+共済基金の動き+日銀ETF=株高+円安で、どうしても、緩やかなドル高傾向が続いているように思えてならず、遅かれ早かれ120再トライ、上昇と考えている。そのためつい、買い先行になりがちで、ボトムは、119.20~30円に底上げされていることを期待したい。
EURUSD
ギリシャ第一関門突破、独連邦議会のギリシャ支援支援で合意、これでようやく数か月間の猶予が生まれたが、パーフェクトな回答ではなく、模擬試験にようやく合格したものと考えたい。いずれ再び問題が再発するリスクが気になっている。
そして、直前の問題は、ECBが先に決定した量的緩和(QE)で、ユーロにとって売りとなるのか? 常識ではQE=自国通貨安、なのだが、どこまで現在の為替相場がそれを織り込んでいるかが問題。
1.13~1.15のレンジ下限を割り込み、1.1~1.13のレンジへと変化、リスクヘッジが万全(?)のパターンに入っている。値動きからはEURロングは作りにくいが、フィーリングはユーロ買いを期待しており、しばらくは、1.1~1.13レンジ相場を狙う以外なさそうである。 1.1を割り込んだら? 材料によっては考えを変えらざるを得ない!
他の通貨ペアもいろいろ事情がありそうだが、この辺で終了したい。
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