2015年2月11日(水曜) 昨日10日、海外市場の動き
米金利は上昇、米株も上昇。
原油価格は下落予想の報道を受け、大幅下落、金価格も小幅下落。
欧州市場で続いたドル買いの流れは、米国市場では続かず。
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USDJPY
USDJPYが119円台まで上昇、原油価格は下落、G20では円安+QEへの批判も出ず、円売りの流れが強まる。116円(117)~119円のレンジの上限を上抜けしたのか!? 大いに注目。
EURUSD
EURUSDは、ギリシャの債務交渉で合意期待や、IMF首席エコノミストの「ユーロ安により欧州には一定の上振れリスク」と、やや楽観的で、1.13割れから値を戻す。しかし、ユーロ圏財務相会合、EU首脳会議の結果待ち、16日の期限待ちで、本格的なユーロ買戻しにはつながらず。
USDCAD
ウィルキンス・カナダ中銀副総裁は、追加利下げの可能性を示唆。USDCADは1.2620台まで一時上昇。
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ギリシャ関係
バルファキス・ギリシャ財務相=債務問題で衝突は求めていないし、これを回避するためにあらゆることをやるが、債務を増加させる支援策はその一部分でも受け入れない。
MNS報道では、欧州委員会が妥協案を提示。ギリシャが6カ月間の金融支援延長を申請し、その間に全ての懸案事項や支援終了後の計画について協議し合意するよう求める→ ギリシャ債務問題の交渉が合意に達するとの期待感にがやや広まる。
モスコビシ欧州委員会委員=具体的な計画はない。11日のユーロ圏財務相会合がギリシャの見解を示す機会。16日までに支援延長の合意が必要。
欧州委員会報道官=ユーロ圏財務相会合、EU首脳会議の一連の会合を控え、集中的な協議をしている最中で、解決に向けた正式な提案はしていない。
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FRBの利上げに関して
ウィリアムズSF連銀総裁=正常化プロセスの開始を真剣に検討し始めることが理にかなう段階にますます近付いている。
ラッカー・リッチモンド連銀総裁=FRBは6月に利上げを開始すべき。米経済に弾みがつき、インフレ率が目標に向かって上昇。
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G20
声明=景気回復は、ユーロ圏や日本など一部先進国で緩慢。新興国は一部で減速。原油価格の急落は、世界経済の成長を一定程度押し上げる見込み。
声明=一部の先進国は政策の正常化が可能な状況に近付いている。金融政策の方向性に相違が生じ、金融市場のボラティリティーが増大。
声明=経済成長の促進のために通貨安に頼ることはしないとの従来からの公約を引き続き支持。
ノワイエ仏中銀総裁=G20で通貨戦争の動きは確認できず。
黒田日銀総裁=G20で円安批判やQEの批判や議論もなかった。円安をもたらした量的・質的緩和を推進する。
ラガルドIMF専務理事=世界経済の成長率を2%以上押し上げる政策を早急に実施する必要がある。
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IMF首席エコノミスト=原油安のプラス効果に世界経済見通しは悲観的過ぎる。特にユーロ安に伴い、欧州には一定の上振れリスクがみられる。
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原油安期待がまた多い。
独立系石油取引会社、ビトル・グループ=米国での生産増加の勢いが衰えておらず、国内の在庫が劇的に積み上がり、61%下落したような急落が再開する可能性がある。
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ウィルキンス・カナダ中銀副総裁=原油下落はカナダ経済を後退させ、インフレの下振れリスクを高める。金融政策は調整の必要性を支援するだろう→ 追加利下げの可能性を示唆
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