期末となってもドル高傾向は変わらず、要因は多種多様。
米国市場は、弱い米経済指標にドル売りへ
米株は取引開始直後の高値圏から下落し、カナダGDPが予想外に弱く、カナダドル売りからスタート。S&P/ケース・シラー総合20、シカゴ購買部協会景気指数、CB消費者信頼感指数と米経済指標は総じて予想外に弱く、米株は小幅上昇し米金利も底堅く、ドル売りへと反応するもげ幅は限定的。
USDJPYは、109.50円~75円で推移。ロンドンフィキシングのユーロ買いも限定的でEURUSDは1.2630台へ上昇、GBPUSDは1.6220台へ値を戻すが、USDCADは1.1210台まで上昇し高値圏で推移。
アジア市場は、小幅なドル売り。
日本の失業率は予想外に大幅改善下が、鉱工業生産が2カ月連続のマイナスで景気後退局面の可能性が強まるが、109.50円の上値は重く超えられず。日経平均株価は0.84%下落にドル売りが続くも109.20円以下の買いに下げ止まる。
欧州市場は、ドル全面高。
独小売売上高は予想外に強かったが、EURUSDの1.27台の上値は重く、独失業者数は予想外に増加、ユーロ圏消費者物価指数の前年比は予想通りながら、前回より低下したことで、EURUSDは1.2570台までユーロ売りが強まる。
英第2四半期GDP・確報値は、前月比速報値から上方修正されるも、GBPUSDの1.6280台の上値は重く、英第2四半期経常収支の赤字額は予想外に拡大、GBPUSDは1.6170割れまでポンド売りが強まる。
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