主要通貨7通貨のネットショート・ポジションは3週連続で減少し、昨年11月12日の水準近くとなり、FRBの量的緩和の縮小継続の動きにもかかわらず、ドルへの信認は低下している。
円は、直近では2月4日の週をボトムに円ショートポジションは3週連続で微増しているが、USDJPYは逆に若干ながら円高へと動き、円高への警戒感は解除できない動きとなっている。
ユーロは、逆に3週連続で増加し、3月6日のECB理事会の警戒感にもかかわらず、ユーロロングポジションを拡大させている。先週末のEURUSDのクローズも1.38台へ乗せ、警戒的な水準ではあるが、EUR買いセンチメントが強いように思えてならない。
ポンドとNZドルは、ロングの常連で、共に2週連続で増加し、ポンドは昨年11月26日、NZドルは9月17日以降、長期間ロングポジションを維持しており、市場センチメントは共に先高感が強く信認されている通貨となっている。
逆に、ショートポジションの常連となっている、カナダドルと豪ドルは、若干異変が生じ始めており、カナダドルのショートは6万コントラクトで頭打ちとなり、増加は止まり、豪ドルはネットショートポジションが続くも、4週連続でショートは減少し、昨年11月26日の水準に近づいている。
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