***** 昨日のポイント *****
ウクライナのクリミア住民投票を控えて緊張感の高まりに、欧米株も下落傾向は止まず。注目のケリー米国務長官とラブロフ・ロシア外務相の会合ではウクライナ情勢の悪化を打開することはできず、16日(日曜)のクリミア住民投票の結果に持ち越しとなり、強い警戒感に取引を手控える動きが強まる。
英国の貿易赤字は予想外に拡大しポンド売りが一時強まり、クロスでは弱含みで推移。米国の生産者物価指数は予想を下回り債券利回りは低下しドル売りへと傾き、ミシガン大学消費者信頼感指数の予想外の悪化に、ドル売りが再び強まったが、ケリー・ラブロフ会談で解決策を見いだせずドル売りも続かず。
***** 発言・その他 *****
◎ユーロ統計局=2013年第4四半期のユーロ圏就業者数は、前期比0.1%(第3四半期0.0% 第2四半期0.0% 第1四半期-0.5%)で、3年ぶりにプラスへ。
◎ビーンBOE副総裁=企業調査では生産や雇用の伸びが公式データより高い。
◎日銀の金融施策決定会合(2月18日)=複数は輸出と設備投資の増加がカギ。
◎浜田内閣官房参与=日銀は消費増税の影響が深刻なら5月中に追加緩和すべき。昨年の10~12月気のGDPはアベノミクスが十分な強さではないことの印。今後の心配はデフレではなく、インフレ。
◎カーニー・ホワイトハウス報道官=クリミア自治共和国でロシア編入の是非を問う住民投票が実施となれば、米国は早急に対応する
◎ラブロフ・ロシア外務相=西側との共通認識は得られなかった。クリミア自治共和国の住民投票を尊重し、侵略の計画はない。米ロはウクライナに関して依然対立。
◎ケリー米国務長官=プーチン・ロシア大統領は住民投票が終了するまで何も決断を下さないが、16日以降は不明。ウクライナ国民に脅威を与えれば、代償も大きい。米国と国際社会はクリミアでの住民投票の結果を承認しない。プーチン・ロシア大統領はクリミアの併合ではなく自治国家を支援する選択肢もある。軍隊配備の凍結も協議した。
◎フィッシャー・ダラス連銀総裁=米住宅セクターの改善は持続する可能性。
***** 結果、主な経済指標・その他 *****
16:00 GER 2月 消費者物価指数・確報値=前月比0.5%(予想0.5% 速報値0.5%)、前年比1.2%(予想1.2% 速報値1.2%)、EU基準前月比0.5%(予想0.5% 前回0.5%)、前年比1.0%(予想1.0% 前回1.0%)
18:30 GBP 1月 貿易収支=-97.93億ポンド(予想-86億ポンド 前回-76.62←-77.17億ポンド)→ 予想外に赤字額が拡大し一時GBP売りが強まる
21:30 USD 2月 生産者物価指数=前月比-0.1%(予想0.2% 前回0.2%)、前年比0.9%(予想1.2% 前回1.2%)、コア前月比-0.2%(予想0.2% 前回0.2%)、前年比1.1%(予想1.4% 前回1.3%)
22:55 USD 3月 ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値=79.9(予想82.0 前回81.6)、現況指数=96.1(2月95.4)、消費者期待指数=69.4(2月72.7)→ 予想外に弱くドル売りが強まる
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