2014年2月26日水曜日

今日の気になる発言と、今日、これからの注目点

*****  今日の気になる発言 *****

麻生財務相曰く『日本はGDPが500兆円で、借入金が1000兆円。税収が50兆円で、税収の20倍の借金があることはえらいこと』


***** 今日、これからの注目点 *****

今日は午後6時半の英国第4四半期GDP・改定値と、午前零時の米新築住宅販売の経済指標以外には、特にイベントは予定されていない。

明日27日のイエレンFRB議長の議会証言は重要で動けない? との意見も多い。しかし、最近の弱い米経済指標にもかかわらず、緩やかな緩和縮小を継続するとの流れはそう簡単に変わりそうになく、最近のボラティリティーの低下は、迷える次の一手を象徴しているように思われる。

最近では、ノワイエ仏中銀総裁『景気回復では、ユーロ圏は米国に遅れているが、ユーロがドルで上昇していることは興味深い』と発言。イングリッシュNZ財務相『NZの対外債務比率が高いことを理由に、格付け会社は不安定と警告している』でもNZドル安にならず。

かつて、安倍政権誕生に『円売り+株価』をスタートさせた超大手プレーヤーは既に利食い体制を続け、かつて、ECBの無制限の新債券購入プログラム(OMT)に、ユーロ買いをスタートさせた超大手プレーヤーも利食いをほぼ完了させている。

また、FRBの量的緩和縮小=ドル買いの方程式も魔力を弱めながらも、時折復活。中国・新興国市場の景気鈍化や金融不安のリスクも、その動きに乗っては見たが、巨大な中国のコントロールに予想外に安定を続け、金融緩和次のテーマが絞れないより複雑に思えてならない。

相場は収束時間が長ければ長いほど、次に方向性が出始めると、動きが大きく強いものになる。現在のレンジ相場を抜け出すまでは、レンジの上下でポイントを稼ぎながら、次の大相場の備えを忘れずにいようと心掛けたい。

それがいったいどのようなきっかけで、いつ発生するのかは、残念ながら分からないが、過去の歴史を分析すると、4月~5月にかけて、相場が大きく転換する確率は8割! もうしばらくの辛抱かも?

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