2014年2月6日木曜日

2月6日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2月6日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き


*** ポイント ***

豪ドルは、強い貿易収支+強い企業信頼感+まあまあ強い小売売上高に、豪ドル買いが続いたが、BOEとECBの金融政策の発表を控え、さらに、明日金曜日の米雇用統計を前に、他の主要通貨は鈍い値動きに終始、これもやむを得ず。

日本株は小幅下落したが、香港株や欧州株上昇し、米株先物も上昇。ドル円は101.35~65円の30ポイントレンジ、EURUSDも1.3515~40のレンジで推移したが、英ポンドは1.63台を今日も割り込み上値は重く、豪ドルだけは積極的で、強い経済指標に豪中銀の利下げ観測はより遠のき、豪ドル安誘導の可能性も弱まり、今のところは独り勝ち。、


*** 発言・その他 ***

投資家が慎重になっている理由=米量的緩和の縮小、インド、ブラジル、トルコ、インドネシアの選挙や、ウクライナ、タイの反政府デモ、エジプトの治安悪化と、多い。

岩田日銀副総裁=①2%の物価目標のシナリオは順調に継続、②市場の動揺は米国の緩和縮小ではなく、米中の経済指標が要因、③消費増税は可処分所得の低下へ、④新興国経済の弱さが日本の輸出低下へ影響。


*** 経済指標の結果 ***


◎9:30 AUD 12月 貿易収支=4.68億ドル(予想-3億豪ドル 前回-0.83←-1.18億豪ドル)、輸出=285.11億ドル、輸入=280.42億ドル→ 赤字予想に反して対中国貿易が過去最大の黒字に全体でも黒字となり、AUD買いの材料となる
◎9:30 AUD 12月 小売売上高=前月比0.5%(予想0.4% 11月予想0.7%)、第4四半期=前期比0.9%(予想1.2% 前回0.7%)→ 前月比は前回を下回るが、予想より強く、前期比は予想を下回るが前期よりも拡大。
◎9:30 AUD 第4四半期 NAB企業信頼感指数=前期比8(予想 第3四半期5 第2四半期-1)、企業景況感指数・現況=前期比-3(第3四半期-7 第2四半期-6)、3カ月先=6(第3四半期3 第2四半期3)、6ヵ月先=24(第3四半期26 第2四半期13)→ 共に強く、景況感指数は前回を大幅に上回り、2011年11月以来の黒字となり、約2年半ぶりの高水準で、AUD買いが強まる。
◎16:00 CHF 12月 貿易収支=5.03億スイス(予想9.65億スイス 前回20.33←21.12億スイス)
◎17:00 GBP 1月 ハリファックス住宅価格指数=前月比1.1%(予想1.0% 前回-0.6%)、3カ月前年に=7.3%(予想7.2% 前回7.5%)

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