今週のEURUSD相場を予測する
EURUSDは、貿易黒字と成長拡大期待と、ユーロ圏金融システムの構築による安心感の高まりのプラス面と、ECBのゼロ金利と量的緩和への懸念のマイナス材料。今まで考えている材料からは方向性を見いだすことは難しいが、直近の強まる新興市場国や中国への不安感では、安全資産としてのEUR買いに動いていることもプラス材料。
EURUSDのDailyチャートは、1.3507をボトムに下げ止まれば、1.3500~1.3700のレンジから、上昇の期待感が強まり、1.38台の再トライの可能性も強まる。ただし現状では一番可能性が高いのは1.35~1.37、または、1.34~1.38のレンジ相場。
1.3295→1.3893→1.3507のABCから1.0=1.4104がターゲットとなるが、現状では高嶺の花。地道に考えれば、1.37台で安定し1.38台をブレークすることが前提条件。Schaffトレンドモメンタムは上向き姿勢を示し、30を上回ると買い圧力が強まり、楽しみにしているEURロングのポイントと考えたい。
EURUSDのMonthlyチャートも、2011年11月から基本的には1.2000~1.3900のレンジに入り、より狭く考えれば1.3700~1.3850のレンジで収束している。そしてより長期では、2008年7月の1.6037をトップに、ダウントレンド継続とも判断できる。
この上値水準は1.3890近くに位置し、1.4000を超えることが前提で、長年のダウントレンドからアップトレンド、または、よりワイドなレンジ相場に入る可能性を示唆している。
この水準は、1.4940→1.2041のリトレースメント61.8%で、過去何度も上げ度待っている。
これだけが理由ではないのであろうが、今年のEURUSD相場の予想は混在し、主流は春先からEURUSDの下落予想が多い。
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