2013年12月29日日曜日

今週の為替相場見通し(12月30日~1月3日)

今週の為替相場見通し(12月30日~1月3日)

年の瀬も迫り、正月が始まり、東京市場の参加者の多くは、為替相場から離れることが多くなることは間違いないと思われる。

クリスマス休暇が明け、一部の大手投機筋は既に取引を再開しているが、薄商いのこの時期は通常よりも容易に相場を動かすことが可能で、ある意味では力技が通じる、一年を通じて稀な時期となっている。

動かないと思えば、金利を狙うことも選択肢の一つとなっているが、最近の円安+豪ドル安の傾向を考えれば、「直近のショートポジション」をより有利に展開させるための、相場を狙ってくる可能性が高い。

USDJPY、円安の達成感も少なく、円ショートポジションも比較的軽く、日本株は上昇を続け、上昇トレンド変わらず。安倍首相は靖国へ参拝、これも円売りの材料に使われやすい。短期ターゲットは105.00~25円狙いで、105円のオプション・利食いの売りをこなして、106円のオプションバリアを試すまでは終わりそうにない。

EURUSD、上昇トレンド変わらず。1.38台を8度目のトライでようやく上値ブレーク、EURJPYも高値を更新した。一日を通じてみるとEURUSDは1.3890→1.3730台へ160ポイント下落、薄商いの中とは言え、下落幅大きすぎ、短期投機筋は利食を先行させることも視野に。終値ベースで1.38をまたしても割り込んだことで、引き続き上値1.3800~20がポイントとなり、時間をかけて1.3890の前日の高値を目指す動きが予想されるが、ダブルトップになるのか、すんなりと上抜けするのか、非常に興味深い。

AUDUSD、下降トレンド変わらず。クリスマス休暇明けの最初の動きは、AUDの買い戻しだが続かず。0.8800割れの再トライでブレークできるか確かめ、ボトムアウトの可否を決定してから、次の方向性を再検討したい。0.9050を上抜けするまでは弱気ムード変わらず。0.8800~0.8950のレンジに入りやすいが、引き続き手を出したくない通貨ペア。

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