◎基本的には、7日の米GDPとECB理事会待ちの状況に変わりはないが、昨日はプラス要因のGBPとマイナス要因のEURとで明暗が分かれた。また、強い米経済指標に米株はマイナスからプラスへ、ドル買いも強まる。
◎また、早朝発表された、NZ第3四半期 失業率=6.2%(予想6.1% 前回6.4%)、就業者数増減=前期比1.2%(予想0.5% 前回0.4%)→ NZD買いが強まる。
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⇒ 英国発では、英サービス業PMIが予想と前回を上回り、前日の強い英建設業PMIに続く強い数字と、国立経済社会研究所(NIESR)の来年の利上げ観測。
⇒ 一方、ユーロ圏発では、ECB理事会で今後の追加緩和を示唆する可能性と、欧州委員会の秋季経済見通しでユーロ圏経済見通し引き下げ、レーン欧州委員会副委員長とサッコマンニ・イタリア英財・財務相のEUR高懸念発言に、ポンド高・ユーロ安の流れが今日も強まり、EURGBPは10月29日高値0.8585→5日安値0.9392まで下落。
⇒ 米ISM非製造業景気指数 総合指数=55.4(予想54.0 前回54.4)と予想と前回を上回り、米株はマイナスからプラスへ、ドル買いも強まる。、
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アジア市場の注目点は、豪中銀の声明で豪ドル高をけん制し「バランスがとれた経済成長を達成するには、豪ドル安が必要になる」と指摘したことで、1.0920→一時0.9460台まで下落したが、GBPUSDの買いを契機にドル売りへと変化し0.9530台まで上昇した。しかし、強い米経済指標に0.950台を割り込む。
GBPUSDは、英サービス業PMIが予想と前回を上回り、前日の強い英建設業PMIに続いても強い数字に、GBPUSDは1.5970から1.6000を超え一時1.6060台まで上昇、その影響に他通貨でもドル売りの流れへと変化した。ポンドはクロスでも大幅上昇、EURGBPは下落し、GBPUSDは1.60台で推移。
USDJPYは、98円台の相場で変わらず。99円トライの失敗とクロスの円買い戻しに98.30割れまで下落、一時98.50台まで値を戻したが、GBPUSDの買いを契機にドル売りへと変化し、98.10台まで下落したが、円クロスの売りやドル買いの流れに98.60台まで値を戻す。
EURUSDは、7日のECB理事会で追加緩和策の思惑が広まり、投機的なEURロングポジションの調整と投機筋のEUR売りに一時1.3480割れまで値を下げたが、GBPUSDの買いを契機にドル売りへと変化し1.3510まで値を戻したが、欧州委員会の秋季経済見通しで、2014年の成長が下方修正され、低インフレが続くとの見通しに、引き続き上値の重い展開が続く。
そして、強い米経済指標に1.3450割れのストップを付け下落、上値の重い展開が続く。
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