2013年10月11日金曜日

10月11日(金曜) 本日の為替相場見通し(16時30分現在)

10月11日(金曜) 本日の為替相場見通し(16時30分現在)


米国では、10月17日がデットラインといわれているデフォルトの期日を前に、オバマ大統領と共和党は債務上限延長に向けて調整を詰めているとの報道が多くなった。

多くの国や国際機関からデフォルト回避の要請も強く、デフォルトの悪影響をホワイトハウスと議会は熟知しており、ギリギリでデフォルト回避をすることを、市場参加者は期待している。

月初から続きている米政府機関の一部閉鎖や、17日のデフォルト懸念、そして、FRBの量的緩和の縮小の時期先送り見通しからくる、ドル買い手控え感が為替市場には残っていた。

しかし、米株式市場は二日連続で上昇(今日も米株先物は上昇中)し、米金利も安定し、既にデフォルト回避後を見据えた展開に入り、今まさに、為替市場では後追いながら、ドルロングではないリスクが意識され始めている。

そんな中で、9月18日のFOMCのサプライズ後に始まった、円ショートポジションの巻き戻しによる円高懸念もようやく薄らぎ、今日を含め4連投の円売り相場で、クロスを含めて円は全面安。日本の貿易赤字の拡大も安定度を増し、実需はそろって円売りで、株高=円安のセオリーも確り生きている。

つい、数日までまでは、テクニカルにも円買いが続き、円先高相場の主役を占めていたが、98円台を回復した今現在は、逆に、円一人負け相場へと変化し、緩やかな円安相場が復活している。

過去何度も円安相場を期待し、USDJPY100円台超えを期待し、裏切られた経緯があり、素直に円安相場への展開を期待しにくい面もあるのは事実。しかし、どの通貨を買いたいか? どの通貨を売りたいか? と考えると、対日本との金利差+株高を考えれば、ドル買い主役+円売り主役+EUR脇役+GBP脇役+AUD問題外の脇役では。

もし、為替取引が相に合わないと思えるならが、FRBの量的緩和の縮小時期は来年と予想し、ハト派のイエレン時期FRB議長は、オバマ大統領のお声係で株価を下げることは考えにくく、「株」の上昇トレンドも主役の座にあるのでは?

今は10月。大手ファンド勢の決算時期にも当たり、積極的に動けるとは考えにくい。つまりドル高=円安=円クロス安の動きも短期投機筋主導となることを考え、これらを利用した相場展開を考えたい。

 
(テクニカルポイントは別途掲載)

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