2013年10月23日水曜日

10月23日、10月22日(火曜)海外市場の動き

10月23日、10月22日(火曜)海外市場の動き

*** ポイント ***


米政府機関の一部閉鎖の影響に発表が延期となり、世界中が注目した米9月の雇用統計。結果は、失業率は7.2%(予想7.3% 8月7.3%)、非農業部門雇用者数は14.8万人(予想18万人 8月19.3万人←16.9万人 7月8.9万人←10.4万人)。

その結果、ドル安(ドルインデックス97.241-0.454、-0.57%)、株価上昇(DJIA15467.66+75.46、+0.49%、独DAX8947.46+80.24、+0.9%)、金利低下(米10年債2.51%-0.09%、-3.46%)、原油価格は下落(WTI98.12-1.34、-1.35%)、金価格は上昇(1340.20+24.20、-18.4%)。

そして、新興国株高とVIX指数(13.33+0.17、+1.29%)は低水準を続け、円は直後の円高の反応に反して、終わって見れば円はクロスで全面安(CHFJPY+0.83+0.76%、EURJPY+0.922+0.69%、AUDJPY+0.476+0.50%、。


同時に発表された、8月の対米証券投資は、-29億ドル(前回567億ドル)、ネット長期TICフロー-89億ドル(予想310億ドル 前回310←311億ドル)と、中国が前月比-112億ドル減少し予想外の売り越しとなり、海外投資家が米資産投資に慎重になっている可能性もある。

米経済諮問委員会委員長は、米財政協議の瀬戸際攻防が10月の雇用に悪影響を与え、第4四半期の成長を0.1%押し下げると、米経済の悪影響も懸念され。


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①米雇用者数の伸び率鈍化の可能性、②海外投資家の対米投資に慎重になる可能性、③半期GDPの鈍化の可能性、④FRBの量的緩和の縮小が先延ばしされる可能性の高まりに、ドル先安感が強まる可能性がある。

円相場は新興国の流動性の懸念がより薄れ、株高・円安の流れが続きやすくなっている。ここにきてUSDCHFとUSDJPYの動きの連動性が薄れ、円独自の流れになっている可能性もある。

EURUSDは今年2月の高値1.3711を上回り上昇を続け1.38が目先のターゲット。AUDUSDは0.97台を上回り0.9800が目先のターゲットと、共に目標に近づいており、利食いの売りいも注意が必要。

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