10月22日(火曜)今日のFXストラテジー(為替戦略)
ポイント
午後9時30分の米雇用統計待ち、これが全てで、東京市場は週明け早々の昨日と状況は同じで、ドルショートポジションの限定的な巻き戻し。メインは今夜の雇用統計の結果で、為替相場はどのようにも変化してくる。
米失業率の予想は7.3%で前回と変わらず、非農業部門雇用者数増減の予想は18万人で前回16.9万人を上回り、5月の水準に匹敵する。
反応予想では16万以下=ドル売り、19万以上=ドル買い。しかし、大手投機筋は、その後の展開を見越しているように思えてならない。つまり、既に決着がついたとはいえ、米政府機関の一部閉鎖の影響を危惧し、来年1月に再度、債務上限引き上げのごたごたに見舞われるのではとの恐れ。
仮に予想を上回る良い結果となっても、一時的な反応にとどまる可能性もあり、後にドル売りへ変化する可能性がある。
今日も、極短期的な取引に徹して、米雇用統計の一時的な荒波を乗り越え、タイミングを見て緩やかなドル売りの流れを狙い、主要通貨の押し目買い・ドル売りと、クロスの円売りのポジションを考えたい。
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ドル円(USDJPY)トレードアイディア
基本は米雇用統計で動けず。不透明な米ドルとFRBの金融緩和継続で流動性の心配もなく、狙いはクロスの円売りが続く。
テクニカルでは、極短期で狭い動き=98.10~98.50、時間をかけて=97.50~99.00のレンジを継続中。
4時間チャート 200SMV=98.50を超えてはおらず短期のターゲットに。エクスパンションのポイントは99.063で、10月17日の高値99.004とほぼ同水準。リトレースメントでは、98.07、97.785、先の安値97.50が底値のめど。 Dailyチャート 三角持ち合いが続き、97.00~99.00を抜けるまではレンジ相場。200SMA=97.17で底値を形成し、エクスパンションでは96.506、94.963で95円が大底。上値は10月17日の高値99.004、下降トレンドは現在98.80近辺にあり、98.80~00近辺で上限を形成している。
ユーロドル(EURUSD)トレードアイディア
ユーロ圏はポルトガルやギリシャに若干懸念材が残るが、予想を上回る成長見通に、弱い雇用をカバーしている。強気の英ポンドにEURGBPは下落を継続するも、EURUD単体でも、ドルからユーロへの外貨準備移動期待もあり、強気ムードが続く。
テクニカルでは、短期は1.3645ボトムに1.3710へ。中期は1.35をベースに、時間をかけながら1.38台へ。
4時間チャートは、10月3日に高値1.3646が下限となり、21EMA=1.3646と同水準。2月の高値1.3611、10月18日の高値1.3704と上値は抑えられているが時間と共に上抜けするとみている。時間をかけて1.3830がターゲット。Dailyチャートは、上昇トレンドが続き、21EMA=1.3558を下限に、エクスパンションでは1.3801がターゲット。
豪ドル米ドル(AUDUSD)トレードアイディア
豪中銀総裁からAUD安期待のプレッシャーをかけられながらも、他の理事からはAUD高容認の動きも見られ、FRBの量的緩和の継続と期待通り堅調な中国経済に流動性懸念も弱まり、比較的高金利のAUDに分がある。ただ、ロングポジションの巻き戻しに短期ではやや下値リスクが高くなっている。
テクニカルチャートは、上昇トレンド変わらず。短期は0.9615~0.9710のレンジ。中期は0.9370~0.9920。
4時間チャート 上昇トレンド変わらず。21EMA=0.9632とトレンドライン0.9615をボトムまで一時的下落の可能性もあるが0.9710を目指す動きへ。Dailyチャートは、200SMA=0.9750で緩やかに下落、21EMA=0.9488で上昇を継続。このレンジとなる0.9488~0.9750で推移する可能性が高くなっている。スロー・ストキャスティクスはハイバンドで売り変化が生じそうで、目先は若干弱気。
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