10月15日(木曜) アジア・欧州市場の動き(午後9時30分現在)
*** ポイント ***
米上院で民主・共和両党指導部が事態収拾に向けて合意するのではとの、楽観的な見方が欧州市場でも続き、欧州株は強含みで推移した。
しかし、為替市場では、米財政協議の合意期待感は強いものの、米国の信認失墜と、FRBの量的緩和の縮小時期の遅れを意識した、ドルショート+円ショートポジションの巻き戻しが、先行する動きとなった。
引き金は欧米の経済指標で、①英消費者物価指数は前年比2.7%→2.7%で変わらず、コア前年比は2.0%→2.2%と上昇。②独ZEW景気期待指数は49.6→52.8と強いが、現況指数は30.6→29.7と弱く、どちらにでも取れ相場経済指標で、市場の反応は、「利食い先行パターン」となった。
動きは2極化し、①AUD+NZD+CADのコモディティー通貨健闘、②EUR+GBP+CHFの主要通貨軟調で、EURAUD+EURCAD+EURNZDは、アジア市場から欧州市場にかけて続落パターンが続いた。
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USDJPY
欧州市場は、ドル全面安の流れの影響に98.40割れから98.69まで上昇したが、円クロスの巻き戻しに大枠98.40~70のレンジへ。
EURUSD
欧州市場は、1.3560中心の狭い値動きから、前日NY市場と同じテーマの米議会財政協議の合意期待に欧州株高=ドル買いのムードが強く、独ZEWの景気期待指数にもEUR買いに反応できず、逆に、ポジションの巻き戻しのEUR売りが強まり、目先のストップロスを狙う動きへと変化し、1.3480まで下落した。
AUDUSD
欧州市場は、欧州株高の流れとアジア市場から続いたコモディティー通貨買いの動きが続き、AUDクロスの買いが先行して一時0.9550近くまで上昇したが、続かず、大枠0.9520~30のレンジで推移した。
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