2013年8月4日日曜日

今週(8月5日~9日)の特に注意が必要な経済指標・イベント

今週(8月5日~9日)の特に注意が必要な経済指標・イベント

今週は、中国国家統計局とHSBCの非製造業PMI、貿易収支、消費者物価指数など、中国発の重要な経済指標が多く、先週の土曜日には既に国家統計局の非製造業PMIが発表されており、7月は54.1(6月53.9)で前回を上回り、3月以来初めて前月比で上昇へ転じている。また、豪中銀の金融政策、BOEの四半期インフレレポート、NZ・豪州・カナダの雇用統計などが需要となっている。

8月5日(月曜)
10:45 → 中国HSBCサービス業PMIがあり、国家統計局が把握している政府系企業は持ち直し傾向にあるが、予想数字はないが、民間系企業が前月の51.3から回復することができるか、注目される。
23:00 → ISM非製造業景況指数は、予想53.0 6月52.2と、最近は強い米経済指標が目立っており、短期的には為替相場が素直に反応することが多い。

8月6日(火曜)
13:30  → 豪中銀の金融政策発表=政策金利2.75%の据え置きを予想しているが、少数であるが引き下げ予想もある。先週に豪政府は成長見通しの引き下げを発表、スティーブンス豪中銀総裁は利下げの可能性を示唆しており、注意が必要。仮に無かったとしても、引き続き、AUD高懸念と緩和余地を示すことが予想される。
21:30  → 米貿易収支は、予想-441億ドル 5月-450億ドルで、5月に輸入が急増した原油価格の上昇の影響が懸念される。

8月7日(水曜)
07:45 → NZ第2四半期の雇用統計は、失業率=予想6.3% 第1四半期6.2%、雇用推移=0.4% 第1四半期1.7%で、前期から若干の悪化が予想されている。
18:30 → BOE四半期インフレレポートは、英ポンドの動きを占うには非常に重要。オズボーン英財務相は、カーニー総裁に、金利ガイダンスに関する報告求め、今回このレポートと共に報告されると思われる。また、最近の英経済成長の見通しは上方修正されているが、6月の消費者物指数は前月比-0.2%に低下、前年比2.9%に上昇、小売物価指数も前月比-0.1%に低下、前年比3.3%に上昇とやや複雑。

8月8日(木曜)
未定 → 中国貿易統計の発表があり、予想273億ドル 6月271億ドル、輸出=前年比予想4.8%(5月-3.1%)、輸入=前年比予想4.1%(6月-0.7%)で、前回の予想外の落ち込みから大きく回復することが予想されており、この数字が強いようであれば、停滞気味の中国景気がなんとか持ちこたえることが予想される。
10:30 → 豪雇用統計は、失業率=予想5.8% 6月5.7%、新規雇用者数=予想0.5万人 6月1.03万人と、やや悪化が予想されている。

8月9日(金曜)
10:30 → 中国消費者物価指数等の発表が控えているが、このCPI前年比予想-2.2% 6月-2.7%で、大幅に低下することが予想されているが、鉱工業生産は前年比予想9.0% 6月8.9%と小幅上昇の予想で、この数字には敏感になっている。
21:30 → カナダ雇用統計は、雇用統計: 失業率=予想7.1% 6月7.1%、雇用ネット変化=予想0.6万人 6月-0.04万人と、やや改善が予想されている。



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