2013年8月10日土曜日

今週(8月12日~16日)の特に注意が必要な経済指標・イベント

盛夏。今週もサマーバケーションまっ盛りの中で、相変わらずGDPやCPIなどの多くの発表が控えているが、その中で、特に重要と思われるいくつかを上げてみたい。

8月12日(月曜)
午前8時50分 日本の第2四半期GDPの第一次速報値が発表され、前期比0.9%、前年比3.6%と高い数字が予想されている。年換算で4.1%と非常に高い伸びとなった、前回よりも鈍化が予想されているが、消費が好調で、輸出が回復し、設備投資も底打ち感が見られる。予想を上回ると景気回復期待に日本株高=円安へと動きやすくなる。

8月14日(水曜)
午後2時30分~午後6時にかけて、ユーロ圏各国の第2四半期GDP・速報値が発表され、特にドイツのハイッアー経済技術省次官は9日に、第2四半期の独GDPは0.75%で2年ぶりの高水準と発言、ドイツ経済省の月報でも、第2四半期は民間消費や建設投資でかなり成長した可能性が高いと発表されており、台風の目になっている。

午後2時30分にはフランスのGDPが発表され、前年比予想-0.1% 第1四半期-0.40%とマイナス幅の縮小が予想される。
午後3時のドイツGDPは、前期比予想0.6%、第1四半期0.1%、前年比予想0.2% 第1四半期-0.2%と、成長の拡大が見込まれているが、市場予想の0.6%を上回り、注目される。
午後6時のユーロ圏GDPは、前期比予想0.2% 第1四半期-0.2%、前年比予想-0.8% 第1四半期-1.1%とマイナス幅の縮小が予想されている。

午後5時30分の、BOE金融政策委員会(MPC)議事録が発表されるが、BOEは8月の金融政策委員会(MPC)で、従来の政策金利、量的緩和に加えて、新たに、フォワードガイダンスの計3件の投票を実施、今回これが明らかになり注目される。

8月15日(木曜)
午後9時30分には、米消費者物価指数(CPI)が発表され、前月比予想0.3% 6月0.5%、前年比予想2.0% 6月1.8%、コア前月比予想0.2% 6月0.2%、コア前年比予想1.7% 6月1.6%で、CPI前年比は今年2月以来久々に2.0%の大台に乗せることができるか、注目したい。

以下は、今週の経済指標の予定と予想数字


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