2013年6月23日日曜日

最新のIMMポジションは、バーナンキFRB議長の発言は織り込んでおらず!

米商品先物取引委員会(CFTC)発表の通貨先物取引(IMMポジション)ではドルロングが減少したが、バーナンキFRB議長の発言は織り込んでおらず!

6月18日時点の最新データでは、のユーロが16週間ぶりにショートからロングに転換、スイスフランも7週間ぶりにロングに転換、ポンドはロングへの転換はできなかったが、2月の水準近くまでショートが減少。

ユーロ+スイス+ポンドは強く、円+カナダドルはやや強く、豪ドル+NZドルの流れは変わらず。結果、通貨のショートも5月28日のデータをピークにし、ドル安とは言えないが、ドルのロングポジションを巻き戻す動きが3週間続いている。

ドル円+カナダドルのショートも減少し、続きドル売り傾向が続いていているが、豪ドルのショートは高水準で、NZドルのロングも減少傾向が続き、方向性が3極化している。

ただ重要なのは、このデータは、19日のFOMCの結果を反映しておらず、18日終値→21日終値を比較すると、USDJPY=95.307→97.882(2.7%ドル高)、EURUSD=1.3391→1.3120(2.02%ドル高)、USDCHF=1.5638→1.5417(1.4%ドル高)、USDCAD=1.0210→1.0454(2.4%ドル高)、AUDUSD=0.9484→0.9217(2.8%ドル高)と、ドルは全面高になっている。

つまり、市場はFOMCを前にして、債券買い入れの縮小を期待してはおらず、ドル・ロングポジションを縮小してFOMCに望んだが、バーナンキFRB議長が縮小の予定を示唆したことで、慌ててドル・ロングポジションの積み増しに動いたことが想像できる。





0 件のコメント:

コメントを投稿