ある日突然、予想外に相場の流れが変わってしまう。その戸惑いや不安が、ポジションテークをより難しくさせる。
為替相場は、毎日・24時間でき、あせらず次の動きを冷静に見極めてから、いつ、どこで入ってもポジションを作っても悪いことはない。ただ、その戦略と戦術を確たるものとしてから参加するこが良策では。
なぜ、一つの米経済指標(昨日の弱いISM製造業)だけで相場が大きく変動してしまうのであろう?
また、なぜ、重要なポイント(USDJPY=100円)をブレークし、ストップ(99.50円&99.00円割れ)を付け多くが失意の後に、相場が戻ってしまうのだろう(100.40台復活)?
表面的には、米金融緩和の解除期待と思惑が弱まったことで、ドル売りが加速したとのコメントが多い。
しかし、米株は上昇を続け、日本株も一時13000円を割り込んだが、直近の上昇幅を考えれば、12000円まで下落しても上昇傾向は止まることはなく、多くが想定している調整幅に収まっている。
さらに、希望の星となる、明日(6月5日)の日本政府が成長戦略第3弾の発表や、7月の参議院選挙の自民党圧勝期待=景気刺激策の継続期待が続く以上、ドル円相場も日本株も、上昇トレンドが大きく変化することは考えにくい。
が、しかし、市場は同一水準にストップ・オーダーを置き過ぎたことで(また、自動売買なのかも?)、株+為替相場がの動きが加速した。まあ、日経平均株価13000円の底値説が多く流れており、この水準が今後のキーポイントとなると思われる。
そして、期待されている、6月FOMCやECB理事会でも大きな変化が難しい状況となり、さらに、ドル円は、99円割れの大幅下落という驚きを味わったことで、円ショートのやれやれの戻り売り(円買い)と、今後の円安トレンドを狙う、中長期筋(機関投資家)の買いの狭間に入った可能性が高い。
その場合には、長期の円安トレンドを狙う基本路線は変わらずだが、短期の上下変動が大きくなるリスクがあり、短期勝負で、99円~101.20円のレンジの上下を狙くことも考えたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿