2013年6月14日金曜日

半期末を控えたファンド筋のポジション調整が、既に終わったのか? まだ続くのか? これが問題。

週末金曜日のアジア市場は、日本株が前日13日の高値水準となる13000円台まで値を戻して始まったが、126300円近くまで下落、一時12900円近くまで値を戻したが、大台を回復できず、欧州市場に入っても12600~12800円のレンジで推移。

半期末を控え、新興市場国アセット下落(トルコリラ下落+南アランド下落+インドルピー等の新興市場国通貨も下落+損失拡大)→ 米債下落(利回り上昇し、損失拡大)→ 株価下落(利食い+損失の穴埋め)→ 円高(利食い+損失の穴埋め+ショートポジションの巻き戻し+安全資産買い)の調整が進み、既に終わったのか?まだ続くのか? これが問題。

それと、6月17日・18日 日本時間午後11時から)のバーナンキFRB議長の半期に一度の議会証言。そして、6月19日=FOMC。

前日のWSJコラミストで、FEDウオッチャーとして有名な、ヒルゼンラス氏が、バーナンキFRB議長はFOMC後の記者会見で、「QE縮小は利上げを意味せず」と、「QE縮小=出口戦略の開始」ではないことを強調する可能性、「金利引き上げと資産購入の縮小に時間をかけることをマーケットに分からせる」ことを発言する可能性があることを示唆....。 

現在進行形の、半期末前のポジション調整がどこまで進んでおり、いつまで、今後どこまで続くかが焦点となっている。しかし、これを度外視すれば、基本路線はバーナンキFRB議長の議会証言と、FOMCの結果をみるまでは新たなポジションをとることができないことは、予想できる。結果として、来週のビックイベントを前にして、値幅の広いレンジ相場に入る可能性が高いと予想。

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