2013年6月7日金曜日

6月7日(金曜)、円高+株安の激震後のアジア・欧州市場の序盤

6月7日(金曜)、円高+株安の激震後のアジア・欧州市場の序盤は、ドル円は上下の振れ幅が大きく、荒い値動き中で、日本株に連動しながら、97円台の売りに上値の重い展開が続いた。

麻生財務相の「市場動向は注視しているが、直ちに介入するとか、なにかを今する考えはない」との発言に、円高阻止への動きの期待感が削がれ、失望感に95.50台まで下落。

年金積立金管理運用独立法人(GPIF)の中期計画の変更、ソロス氏日本株の買いを再開とのWSJ紙の記事に支えられながらも、97円台の上値は重く、日本株安に欧州市場で、米雇用統計を直前に控えて、95.20台まで続落し、あまりにも変動が激しく、短期取引でも損益の振れが大きくなっている。

まわりを見回してみても、将来的な円安+株高を期待する動きが強く、ある意味では日本株下落主導の円高相場に、ついていけない市場参加者が多くなっているように思われる。

今までの円売りをリードした主役の海外勢の、パニック的な円買い戻しが終わるまでは、これからも、予想外の変動に見舞われる可能性があり、暫くは耐える時期。 

余裕がなければ、この嵐が落ち着くまでは、様子見を決め込むことも一案で、これが王道。逆に、嵐の中でもある程度耐えることができれば、短期の相場変動を狙った取引も案外面白いのでは。

いずれにしても、これから発表される、米雇用統計で、さらなる嵐に見舞われる可能性は高く、95円の大台を試さずに終わらないかもしれないと、一抹の不安を覚える。 

95円のサイコロジカルな大台をブレークして、ストップの売りが一巡すれば、さすがに、それ以上は難しいと思えてならない。

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