6月4日(火曜)の海外市場は、米株は下落+債券利回りは上昇+$インデックスは小幅上昇+円小幅下落。
基本的には、大幅変動の反動と考えたい。市場では理由を探し、FRBの債券買い入れの縮小期待が、米10年債利回りを1年2カ月ぶりの高水準まで上げ、米株の下落へと動き、ドル買いへと動いたと考えている。
昨日は発言も多い。
①ジョージ・カンザスシティー連銀総裁「量的緩和の縮小を支持」
②ゴールドマン・サックス・グループとドイツ銀行のエコノミスト「今夏にも債券購入プログラムの縮小が始まる可能性」
③ハッチウス・GSチーフエコノミスト「雇用者数が毎月20万人余り増え食品とエネルギーを除いたコアインフレが加速すれば、より早期の緩和縮小」
④ビル・グロース氏(PIMCO)「FRBの事実上、ゼロ金利・量的緩和政策は、構造改革を必要としている経済にとって問題になりつつある」
これらは、FRBは量的緩和のアクセルを弱めることを予測している。
USDJPYは、99円を底値にようやく下げ止まるが、100.50円を超えられず、99.50~100.50のレンジに入り、大相場直後の展開に多い、戻り売り+押し目買いに入り、基本路線は押し目買い変わらず。今日、日本政府が成長戦略第3弾を発表するが、その内容が共同通信社から流れていた。日本株の反応待ちだが、日経先物には大きな動きは今のところ見当たらない。
EURUSDは、1.30をようやく上抜けしたが、1.31台の売りに上値を押さえられ上げどまり、1.3050~1.3150のレンジ。
AUDUSDは、前日の0.98を高値に続落傾向が続き、0.9620割れまで下落し、前日の上昇から反落へ。予想外に売り圧力が強い。
USDCADは、1.03割れまで下落したが、再び1.0360まで値を戻し、CAD買いも続かず。予想外にCAD売りが強い。
円クロスでは、AUDJPY+NZDJPY+CADJPYの資源国通貨では円高、他の主要通貨では円安と2極化。
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