5月31日(金曜)の海外市場は、FRBの資産買入の縮小開始の可能性やその時期をめぐり、月末・週末の季節要因も加わり、経済指標や関係者の発言に米株が動き、ドル高+円高の流れが続くが、継続できず。
USDJPY=二日続落、EURUSD=二日間は大枠1.2950~1.3050のレンジ。AUDUSD=6日間0.95~0.97のレンジ。
欧州では、ユーロ圏失業率が悪化し過去最悪となり、消費者物価指数は予想・前回をやや上回ったものの、ECBの目標値2.0%を大幅に下回る前年比1.4%で、ECB理事会ではマイナス金利を予想する動きは極めて少ないが、新たな景気刺激策を求める声も多い。
米国では、個人消費支出が予想を下回ったが、ミシガン大学消費者信頼感指数+シカゴ購買部協会景気指数、共に予想外に上昇し、FOMCで金融緩和の縮小を期待する声も根強く、ドル買いの要因となっている。
これだけが主因と思われないが、月末・週末の要因に米株は弱く、ロンドンフィキシングの後には株安=ドル高の流れに、結果として、株安=円高へと変化。
EURUSDは、1.30の大台に乗り、上昇期待を持たせながらも、1.3050台を維持できず、1.30を割り込み短期のストップの売りに続落。1.2950近辺でようやく下げ止まり終わって見れば1.3000近辺と、レンジの真ん中で終了し、相変わらず方向感定まらず。
USDJPYは、なんとか100.00の大台は維持しているが、米株は弱く(ダウ工業株30種=-208.96-1.35%)、日経先物前日比-130.00と弱く、101円台の上値が重くなっている。
また、一時的な動きになるかは別として、週明けの日経平均株価の下落=円高相場の期待感が膨らむ終わり方になっている。
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