NY連銀製造業景気指数の業況指数は-1.43(予想4.75 前回3.05)、生産者物価指数は前月比-0.7%(予想-0.3% 3月-0.6%)、対米証券投資は、3月21億ドル(2月619億ドル)、中長期金融資産取引額=売り越し-135億ドル(予想+350億ドル 前回-133億ドル←速報-178億ドル)、鉱工業生産は、前月比-0.5%(予想-0.1% 3月0.3←0.4%)、設備稼働率=77.8(予想78.4% 3月78.3←78.5%)と、全てが弱い。
ユーロ圏のGDPは見事に弱く、EURも共に弱い。ドイツの前期比+0.1%を除けば、フランス-0.2%、イタリア-0.5%と弱く、ユーロ圏GDPは前期比-0.2%で、6期連続のマイナス成長。
注目のBOE4半期インフレレポートは、「成長見通しを引き上げ、インフレ見通しの鈍化」を示し、英第2四半期GDP見通しを0.5%に引き上げ、キングBOE総裁は、「金融危機以降で、明るい景気見通しを示せるのは初めて、英国の景気回復が視野に入った」とGBPはドル高の流れでも売り圧力は弱まっている。
IMFのNZ経済に関する年次報告書で、「NZ住宅市場の過熱を抑制するために、NZ中銀は政策金利の引き上げが必要になる」と発表。さらに、「過大評価されているNZDは、世界各国の金融緩和政策が縮小されれば下落する」と、3月に示した「NZDが最大15%過大評価されていると」との見方を再確認したことで、強弱混在。
NZDUSDは、IMFが「過熱しているNZ住宅市場の抑制に、政策金利を引き上げる可能性」を指摘し、3月調査時に示した「NZDは最大15%過大評価」との見解を再度示し、「各国の金融緩和策が縮小されたら下落」と報告。底堅かった0.8210近辺をブレークし、前日の安値近辺で0.8180近辺で再び下げ止まり底堅く、0.8180~0.8220のレンジで推移。弱い米経済指標が続き、レンジ上限をブレークしNZD買いの流れが強まった。
EURUSDは、1.30を回復できず、アジア・欧州市場では、1.2920を底値に下げ止まりながらも、戻りの鈍い展開が続いた。ユーロ圏の第1四半期GDP・速報値は6期連続のマイナス、フランスは2四半期のマイナス、ドイツはかろうじて前期でプラスを維持したが、EUR売りの流れが続きついに1.2850を割り込んだ。米国市場に入り、弱い米経済指標が続いたが、EURの買い戻しは鈍い。
USDJPYは、前日に再び102円台を超えてからは、日経平均株価が大幅上昇し1万5千円台を超え、102円を割り込めず、実需と利食い売りに上値も重く、大枠102.10~40のレンジで推移した。欧州市場に入り、弱いユーロ圏の経済指標に、円売りが強まりついに102.70台まで上昇したが、弱い米経済指標が続き102円割れまで下落している。
GBPUSDは、欧州時間に入り英雇用統計が強く、GBP買いの流れが強まり、BOE四半期インフレレポートで、「追加緩和の早期可能性」がほとんどないことや「景気回復のリスクは引き続き下向き」であることも示された。また、キングBOE総裁は、「金融危機以降で、明るい景気見通しを示せるのは初めて、英国の景気回復が視野に入った」と、最後の会見で示し、GBP売りの流れは限定的となり、弱い米経済指標にGBPの買い戻しが強まった。
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