2013年5月16日木曜日
5月15日(水曜)の為替市場
5月15日(水曜)の為替市場は、目まぐるしく変わる米景気刺激策の継続・縮小予想にほんろう。ただ、米株は高値恐怖感がある中で続伸。結果、ドル高相場は変わらず。
弱いユーロ圏の経済成長にEURUSDは1.29を割り込み続落。弱い米経済指標にもドル高傾向は止まらず。NAHB住宅市場指数を除き総崩れ。NY連銀製造業景気指数、生産者物価指数、対米証券投資+中長期金融資産取引額、鉱工業生産・設備稼働率と弱く、景気刺激策の早期縮小の見通しが遠のき、米株は続伸し、ドル高傾向が続く。
USDJPYは、4日連騰後にようやく小幅下落、一時102円を割り込んだが、102円台を維持。参議院選挙までは円安傾向から、大きな方向転換も難しい。先の96.00~100円の4円幅レンジから、今後は、100~104.50円(105.00)のレンジが続きそう。
EURUSDは、これで5日間続落。ユーロ圏の成長鈍化もあり、下限金利をマイナスにする可能性など量的緩和を始める可能性が消えず、EURの優位性が揺らぐリスクを気にしながらの値動きとなっている。長期間続いた1.3000~1.3200のレンジの下限を割り込み、次は1.2800~1.3000のレンジが予想される。
AUDUSD=8日ぶりに陰線から陽線へと変化したが、この間に約450ポイント下落。NZDUSD=続落傾向は続くが、これでようやく3月の安値水準に戻っただけで、下げ止まっている。底値感は見られない。トレンドのでているのは、AUDUSDを含めて、AUDショートを組み合わせたクロスの通貨ペアで、EURAUD+GBPAUD等。
GBPUSD=続落傾向は続くが、これでようやくGBPUSD上昇時の出発点に戻っただけ。ドル高の中では健闘している通貨で、GBPはクロスでの上昇が続きそうである。
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