2013年5月31日金曜日

5月31日(金曜)週末・月末リスクが残る

GPIF期待の株高=円安も勢いは弱く、欧州市場では日経先物は下落=円高圧力が続く。

アジア市場では、日経平均株価は終値13774.54+185.51円と上昇し、USDJPYも101.30近くまで上昇したが、欧州市場に入ると、日経先物は13420近くまで下落し、USDJPYは100.40円割れまで続落。

日本の消費者物価指数は緩やかに上昇しているようで、全国では前年比は前月をやや上回り、東京都区部では久々にプラスに転換。有効求人倍率も0.89(前回0.86)へと増加、アベノミクスの効果が表れている。

やや驚きなのは、来日中のリプトンIMF副専務理事が「最近の円安は問題ない」と言いながらも、「昨年来の円下落で、中長期的な経済のファンダメンタルズに沿った水準をやや下回っている」と発言、円高是正が進み過ぎているとでも言いたいのか? 

米超党派議員約200名が、TPPで替操作に対する新たな規定を追加するようオバマ大統領に求める書簡に署名、安倍政権の円安政策へのプレッシャーをかけている。

ユーロ圏の消費者物価指数は、予想通りだが、コアを含め前回を上回り、失業率は前回を上回り過去最悪、特に問題視されているのは、若年層の失業率が24.4%と4人に一人が失業している状態。市場がユーロ売りに反応下のは、ドイツ小売売上高で、予想外の減少に欧州株が下落し、EUR売りへと変化。

最も、その前に1.3050台を試しながらも、昨日のPM11:00以降、上値ブレークできなかったことへの失望感も強い。


材料から+テクニカルからは、ユーロ安+円高へのプレッシャーが強まる。

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