2015年9月16日水曜日

2015年9月16日 昨日15日 海外市場の動き

2015年9月16日 昨日15日 海外市場の動き

動きが強まったのは、米小売売上高の発表後の23:00時以降、米金利の上昇と米株の上昇にドルは上昇へ。

ただし、為替市場は、通貨間で動きは異なり、ドルは「円+ユーロ+ポンド」で上昇、「豪ドル+NZドル」で下落、「カナダドル」は横ばい。まるで、FOMCを前にしてリスク回避の巻き戻しの動きへ。

欧州株は強く、米株も上昇(NYダウ16,599.85+228.89ドル)、米金利も上昇(10年債利回り2.1831→2.2760%)、WTIも上昇(44.00→44.65ドル)。

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注目の米国発の経済指標は総じて弱い。
○米小売売上高は、前月比0.2%(予想0.3%)、除く自動車・前月比0.1%(予想0.2% 前回0.4→0.6%)とやや弱いが、前月分が上方修正へ、
○米NY連銀製造業景気指数は、-14.67(予想-0.75)と予想外に弱く、
○米鉱工業生産は、前月比-0.4%(予想-0.2%)と弱い。
○米設備稼働率は、77.6%(予想77.8 前期78.0)と予想を下回る。
○米企業在庫は、前月比0.1%(予想0.1%)と予想通りながら、前月分が下方修正へ。

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欧州市場では、
○英消費者物価指数=前月比0.2%(予想0.2% 前回-0.2%)、前年比0.0%(予想0.0% 前回0.1%)、コア前年比1.0%(予想1.0% 前回1.2%)、小売物価指数(RPI)=前月比0.5%(予想0.3% 前回-0.1%)、前年比1.1%(予想0.9% 前回1.0%)、コア前年比1.2%(予想0.9% 前回1.1%)、CPIは予想通りながら小売物価指数が予想を上回る。
○ユーロ圏 貿易収支(季調済)=224億ユーロ(予想205億ユーロ 前回219億ユーロ)と、予想を大幅に上回る。
○独ZEW景況感調査は、期待指数12.1(予想18.3 前回25.0)、現況指数67.5(予想64.0 前回65.7)→ 期待指数は予想を大幅に下回るも、現況指数は増加へ。

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アジア市場では、
○豪中銀議事録(9月1日分)=世界経済の動向により見通しの下振れリスクが高まっている。豪州の貿易相手国の成長見通しにもたらす変化の度合いについて見極めるには時期尚早。中国当局は「大幅な」資本流出を踏まえ、対ドルでの人民元下落を食い止めるため、ここしばらく外貨準備の売却に動いている。
○日銀金融政策決定会合=政策金利0.0-0.1%と、資産買い入れ80兆円の据え置きを決定、予想通り。8対1の賛成多数で、政策金利0.0-0.1%と、長期国債は年約80兆円の据え置きを決定、予想通り。輸出・生産面に新興国経済の減速の影響が見られる。
○黒田日銀総裁=前向きな投資スタンスが維持されている。物価の基調は着実に高まり、物価2%への上昇率が高まる。原油動向次第で、物価目標の達成時期は多少前後する。最近の世界的株価変動、市場では中国先行き・米利上げ観測材料視。中国経済、当局の政策に支えられ安定成長たどる。

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