2014年2月3日月曜日

2月3日(月曜)アジア市場の動きと、今後の見通し

2月3日(月曜)アジア市場の動きと、今後の見通し


*** ポイント ***

週初もリスク回避の動きに、ポジションの巻き戻しは止まず。

中国国家統計局の製造業と非製造業PMIは前月より低下。タイバーツを除き、新興国市場の動きが気になってならない。

◎USDJPYは、日本株大幅下落し3カ月ぶりの水準へ逆戻り。引き続き102円台をかろうじて維持しているが、欧米株が下落するのではと心配。これじゃ、USDJPYの下値を試す材料を与えるだけ。

101.70~80円、101.50円の壁はそう簡単に破れるものではないが、最大限の円高リスクは100.50~70円を予測し、次の上昇に備えることも考えねばと思いながらも、現時点でのスタートは不安。

◎EURUSDは、どうしてもEURクロスでのEUR売りが強く続き、1.35の大台を割り込み、チャートもベアトレンドに入ってしまっている。1.3310~30近くを試さずに終わらない雰囲気がまん延。頼みの綱は、ユーロ圏製造業PMIだけ。回りが騒ぎ過ぎで気分は良くないが、EURGBPのショートで儲ける以外ないのか?

◎AUDUSDは、明日の豪中銀理事会待ち。 豪中銀の試算=豪ドルが10%下落すれば、2年間GDPを0.5%~1.0%押し上げる効果があるという→ AUDUSDは2013年3月は約1.06→0.87まで、既に18%近く下落している。米国の量的緩和の縮小継続と豪ドル安の二つのプレゼントをもらい、心配されているインフレ加速も和らいでいる。

今日の豪住宅建設許可件数は前月より低下しているが、伸び率は過去半年間の前年比では10~20%台上昇しており、急いで利下げする必要性も弱まっている。それでも、明日4日の理事会で豪ドル高をけん制する発言を繰り返すのだろうか? 

リスクオフに弱く、チャートは全く変転の兆しは見えないが、センチメントは、そろそろニュートラルゾーンに入ってきているのでは?


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