2014年2月1日土曜日

米CFTC発表の通貨先物取引(IMMポジション) 1月28日分

米CFTC発表の通貨先物取引(IMMポジション) 1月28日分

FRBの量的緩和の縮小継続、一部新興国市場の混乱。フィッシャー・ダラス連銀総裁曰く、「緩和マネーで経済改革した国は堅調で、逆に消費押し上げに使った国は厳しい』。全くその通りで、昨年5月の新興国の混乱時と違い、国により異なる。

ドルロング=通貨ショートポジションは、FOMCで緩和継続が決定しても、減少を続け、ユーロはショートは1週間で終わりロングへと変化、ポンドとNZドルのロングポジションは拡大、カナダドルと豪ドルのショートポジションは引き続き高水準を維持している。

円ショートポジションは変わらずながら、ショートは前週から28,769コントラクト減少、11月12日の水準近くへ逆戻りし、減少幅は、2012年10月の円安が始まった時期以降では最も大きい。

主要7通貨ペアのポジションはネットでショート168,941コントラクトだが、その内、円ショートは86,192コントラクトで、全体の約半分を占め、引き続き潜在的な円安期待が続いている。




2月1日 (土曜) 来週のポイント

2月1日 (土曜) 来週のポイント


*** 今後の見通し ***


来週月曜日から2月がスタート。引き続き、新興市場国の資金流出が続くのか? 米国との金利差が拡大するのか? 株価の動きは? いずれも直接的に円相場に大きな影響を与える。

今月から、FRB議長にイエレン新議長が就任。初の議会証言が、2月11日(日本時間12月午前零時から)下院金融委員会と、13日(日本時間14日午前零時案から)上院銀行委員会に注目が集まる。

◎2月3日 中国非製造業PMI、米ADP民間雇用統計、BOE金融政策委員会、ECB理事会、米貿易収支、米・カナダ失業率と、引き続き為替変動要因が控えている。そして、2月6日のECB理事会での利下げ観測は払しょくできず。


USDJPYの1時間チャートでは、
引き続き緩やかな売り続いており、101.30円近くがターゲットに入っている。しかし、底値も若干ながら切り上がり、一方的な円高の可能性は徐々に弱まりつつある。102.90円を超えてくれば、円買いの流れが終息すると判断でき、103.50円近くまでの上昇が見込まれる。逆に、101.30円を割り込むと円売りへの変化に時間がかかる可能性が強まる。



















USDJPYのDailyチャートでは、引き続き円買いの流れがつづきながらも、102円近辺で底堅くなりつつある。スキャッフトレンドモメンタムが買いに変化するのを待ち買いを考え、それまでは、103.50円を超えるまでは戻り売り傾向が続きそうである。ただし、センチメントや材料では円売りの流れ変わらず。



2月1日(土曜) 昨日の海外市場の動き

2月1日(土曜) 昨日の海外市場の動き

ポイント

◎中国が春節で長期休暇に突入。1月最終日は世界的に株は弱く、欧米の金利は小幅低下。日経平均先物も200超下落、ダウ平均株価は一時230ドル近く下落。VIX指数は18.41と昨年10月14日以来の水準へ上昇。MSCIEMは936.53と昨年9月来の水準近くで推移。

◎カナダドルと円を除き、ドルは全面高。ドルインデックスは上昇、今週5営業日で4日上昇へ。

◎イエレン新FRB議長初の議会証言。2月11日(日本時間12月午前零時から)下院金融委員会、13日(日本時間14日午前零時案から)上院銀行委員会に注目が集まる。

◎ユーロ圏の消費者物価指数は弱く、小売売上高も弱く、ECBの不胎化オペ停止の可能性に、2月6日のECB理事会での利下げ観測は払しょくできず。

◎米個人所得は弱く、シカゴ購買部協会指数、ミシガン大学消費者信頼感指数も伸び悩み、個人消費支出だけは強かったが、相場への影響は見られず。

◎月末のロンドンフィキシングの実需の売りに、一時GBPUSDは1.6430を、EURUSDは1.3480を割り込み最安値を付ける。

◎チリペソ、ハンバリーフォリントも弱く、ルーマニア・ロシア中銀のユーロ売り・自国通貨買い介入を実施、新興国から資金流出は止まらず、新興国通貨の動揺は完全に払しょくできず。

◎日本の強い経済指標と新興国市場の動揺に円買いが続く。失業率は6年ぶりの低水準、全国消費者物価指数のコアは5年ぶりにプライス圏へ、鉱工業生産は2012年4月ぶりの高水準。円買いの流れは継続し、USDJPYは一時102円割り込む。

◎ウィーラーNZ中銀総裁は、利上げの必要性を再度示唆、予想されていたがNZD売りの流れは止まらず、AUDNZDは1月24日の水準まで逆戻り。

2014年1月31日金曜日

1月31日(金曜)アジア市場と欧州市場序盤の動き

1月31日(金曜)アジア市場と欧州市場序盤の動き


*** ポイント ***

中国が春節で長期休暇に突入。日本株・アジア株・欧州株は下落へ。GBPUSDは1月21日に1.6450を超え上昇を開始した水準まで全戻し。EURUSDはアルゼンチンペソ暴落時に上昇した水準まで全戻し、さらに、1.3500の大台を試す動きへ。AUDUSDは0.8700~0.8820のレンジを抜け出せず。USDJPYは弱い株価に102.80台超えの上値は重く、下値トライを継続。

◎ウィーラーNZ中銀総裁は、利上げの必要性を再度示唆、予想されていたがNZD売りが強まる。

◎日本の強い経済指標が目立つ。失業率は6年ぶりの低水準、全国消費者物価指数のコアは5年ぶりにプライス圏へ、鉱工業生産は2012年4月ぶりの高水準。

◎ユーロ圏消費者物価指数は、前日の独消費者物価が弱く予想されていたが、期待通りに弱く、独小売売上高も弱く、EUR売りが一時強まる。


*** 発言・その他 ***

米行政管理予算局長=連邦債務の上限引き上げで、数週間以来に合意を予想。

投信情報会社リッパーの米国ファンドの資金動向に関する週間調査=新興国市場の株式ファンドはネット26億ドル流出で、2011年2月以来の高水準。

ウィラーNZ中銀総裁=①インフレ圧力に近く利上げが必要になる。②経済は予想より高ペースで成長。③堅調な住宅・建設市場でインフレ圧力は今後2年で高まる。


*** 経済指標の結果 ***


◎6:45 NZD 12月 貿易収支=5.23億NZドル(予想6億NZドル 前回1.83億NZドル)、輸出=47.6億NZドル(予想46億NZドル 前回45億NZドル)、輸入=42.4億NZドル(予想41億NZドル 前回43億NZドル)

◎8:30 JPY 12月 雇用統計: 失業率=3.7%(予想3.9% 前回4.0%)、有効求人倍率=1.03(予想1.01倍 前回1.0倍)→ 6年ぶりの低水準で雇用の改善が強まる

◎8:30 JPY 12月 全国消費者物価指数=前年比1.6%(予想 前回1.5%)、除生鮮=前年比1.3%(予想1.2% 前回1.2%)、除食品・エネルギー=前年比0.7%(予想 前回0.6%)→ 前回を上回り、2013年除生鮮(コア)は前年比0.4%上昇し5年ぶりにプラス圏へ。

◎8:30 JPY 1月 東京都区部消費者物価指数=前年比0.7%(予想 前回0.9%)、除生鮮=前年比0.7%(予想0.7% 前回0.7%)、除食品・エネルギー=前年比0.3%(予想 前回0.3%)→ 前月を下回る
◎8:50 JPY 12月 鉱工業生産指数・速報値=前月比1.1%(予想1.2% 前回-0.1%)、前年比7.3%(予想 前回4.8%)→2012年4月以来の高水準。

◎9:05 GBP 1月 GfK消費者信頼感調査=-7(予想-12 前回-13)

◎9:30 AUD 第4四半期 生産者物価指数=前期比0.2%(予想0.9% 前回1.3%)、前年比1.9%(予想2.7% 前回1.9%)

◎16:00 GER 12月 小売売上高=前月比-2.5%(予想0.2% 前回0.9←1.5%)、前年比-2.4%(予想1.9% 前回1.1←1.6%)、2013年通年インフレ調整後1.1%、名目1.4%。→ 予想外に減少しEUR売りの材料となる。 独小売業団体(HDE)は2013年小売売上1.1%と、2014年1.5%を予想している

◎19:00 EUR 12月 失業率=12.0%(予想12.1% 前回12.0%)

◎19:00 EUR 1月 消費者物価指数・速報値=前年比0.7%(予想0.9% 前回0.8%)、コア前年比0.8%(予想 前回0.7%)→ 予想と前回を下回る。

1月31日(金曜) 昨日の発言と経済指標の結果

1月31日(金曜) 昨日の発言と経済指標の結果


*** 発言・その他 ***

◎IMF=市場の混乱は、財政余力を高め、金融政策と柔軟な為替相場を活用すべき。
◎トルコ中銀(議事録)=流動性をより引き締める可能性がある。
◎フィッチ=①アルゼンチンの政策は短期的な安心感をもたらしただけ、②無秩序な調整のリスクに直面、③外貨準備の減少は支払能力を損なう
◎ナビウリナ・ロシア中銀総裁=①通貨バスケット維持で、無制限に介入する、②2015年までの変動相場制への移行を実施、③金融安定で介入を引き続き行う。
◎チダムバラム・インド財務相=金融市場の安定であらゆる措置を講じる。
◎イタリア国債利回り低下=10年債利回りは2010年8月以来の低水準→ イタリア
◎カーニーBOE総裁=9月18日にスコットランドの独立を問う、住民投票が実施されるが、独立して通貨ポンドを維持した場合、主権の一部を返上しなければユーロ圏の債務危機のような問題が起こるリスクがある
◎エルドアン・トルコ首相=早ければ数日中に異例の景気刺激策を発表するあ可能性がある。
◎NZ中銀、政策金利2.5%の据え置きを決定、予想通り。住宅・建設部門でインフレ圧力が強く、近い将来、利上げに踏み切る公算が大きい→ 3月の利上げ観測が高まる。

*** 経済指標の結果 ***

◎NZD NZ中銀 金融政策を発表=政策金利2.5%の据え置きを決定、予想通り。中銀は近く利上げを開始すると予想→ 一部には利上げ期待感があったようで、直後からNZD売りが強まる。
◎NZD 12月 住宅建設許可数=前月比7.6%(予想 前回12.5←11.1%)→ 上方修正された前回を下回る
◎AUD 12月 HIA新築住宅販売件数=前月比-0.4%(予想 前回7.5%)→ 前回を大幅に下回る
◎CHN 1月 HSBC製造業PMI・改定値=49.5(予想49.6 速報値49.6 12月50.5)→ 前回と予想を下回りAUD売りが強まる。
◎ESP 第4四半期GDP・速報値=前期比0.3%(予想0.3% 前回0.1%)、前年比=-0.1%(予想-0.1% 前回-1.1%)、2013年通年-1.2%・
◎CHF 1月 KOF先行指数=1.98(予想2.0 前回1.95)
◎GER 1月 雇用統計: 失業率=6.8%(予想6.9% 前回6.8←6.9%)、失業者数=-28,000人(予想-5,000人 前回-19,000人←-15,000人)
◎GBP 12月 住宅ローン承認件数=71,638件(予想73,000件 前回70,758件)→ 前回を上回り6年ぶりの高水準
◎EUR 1月 景況感指数=100.9(予想101 前回100.4←100)、企業景況感=-3.9(予想 前回-3.4)、消費者信頼感=-11.7(予想 速報-11.7 12月-13.5)、サービス業景況感=2.3(予想 前回0.4←0.2)、業況判断指数=0.19(予想 前回0.2←0.27)→ 景況感指数は9カ月連続の上昇。
◎GER 1月 消費者物価指数・速報値=前月比-0.6%(予想-0.4% 前回0.4%)、前年比1.3%(予想1.5% 前回1.4%)、HICP前月比-0.7%(予想-0.5% 前回0.5%)、前年比1.2%(予想1.3% 前回1.2%)→ 予想をやや下回り、低インフレを懸念。
◎USD 第4四半期GDP・速報値=前期比年率3.2%(予想3.2% 前回4.1%)、 PCE価格指数=前期比0.7%(予想0.7% 前回1.9%)、コアPCE価格指数=前期比1.1%(予想 前回1.4%)、デフレーター=前期比1.3%(予想 前回2.0%)、個人消費支出=前期比3.3%(予想 前回2.0%)→ 前期比は予想と同じく3.2%で前回から伸び率は弱まるが、個人消費は輸出は好調で高水準を維持。
◎USD 新規失業保険申請件数=34.8万人(予想33.0万人 前回32.6万人)→ 予想よりも失業者が増加
◎USD 12月 中古住宅販売成約数=前月比-8.7%(予想0.3% 前回0.2%)、前年比8.8%(予想 前回-4.0%)→ 悪天候の影響なのか、予想を下回り2年ぶりの低水準。

1月31日(金曜) 今後の見通し

1月31日(金曜) 今後の見通し

*** 今後の見通し ***

今日は週末の金曜日、日本の消費者物価指数、米個人所得・個人消費支出、シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大学消費者信頼感指数。

そして、NZの貿易収支(6時45分)「結果は、-2.6億NZドル(予想-0.18、前回-2.5億NZドル)、とウィーラーNZ中銀総裁の講演(8時)も、既に結果は出ているかも知れないが重要。

◎USDJPYは、中期的に先の安値101.70円台、そして、100.50円近辺が最後の砦となり、この水準を下限として、円安復活のシナリオは変えていない。ルー米財務長官の円安けん制発言から変化し、新興国通貨の変動に、リスクオフ=円高の流れに円安センチメントは揺らぎ続けているが、円をロングにしていく材料があるだろうか? 気が長い話になるかも知れないが、春節明けの円安も期待できる。
























◎EURUSDは、中期的に底値感が強まることを期待している。1月24日に高値1.3740からの続落傾向は続くが、1月23日のアルゼンチンペソ暴落時の上昇スタート地点となる1.3550はいまだ死守されており、この水準は重要。今日の週末金曜日にさらに1.3550、1.3500以下のストップを試す動きも予想されるが、1月20日のように短時間で値を戻すようなら、EURは極端に弱気になる必要はない。逆にテクニカルでは、終値ベースで1.3550を大幅に割り込まない限り、1.3800、1.4100のユーロ高の方向性は変わらず。

◎AUDUSDは、まだボトム感が見えず。目先は0.8700割れで底堅く推移し0.8875までの上昇の可能性がでているが、0.8900台を回復するまでは、疑心暗鬼。豪中銀の利下げの可能性も残り、米国との金利差も縮小することが予想され、まだ、なかなか強気になることは難しい。頼みの綱はショートカバーのみ。

1月31日(金曜) 昨日の海外市場の動き

1月31日(金曜) 昨日の海外市場の動き

*** 昨日の動き ***

◎前日のFOMCは緩和の縮小を継続、昨日の米第4四半期のGDPは引き続き高水準。金利差は今後もより拡大する可能性が高まり、一連の株価下落で世界株価は時価総額で174兆円減少したと言われている。そして、ドル買いが強まる。

◎中国は春節(1月31日~2月6日)で長期間休みに入る。新興国通貨安の下落も通貨当局の努力で落ち着き、ポジション調整による影響も薄らぎ、テクニカルポイントをブレーク主流の動きも、そろそろ落ち着いてくることを期待。

◎日本・アジア株は下落、欧州・米国株は上昇し、米金利も上昇し、ドル買いと円売りの流れが強まる。

◎アジア市場は、NZDは早朝に政策金利の据え置きが発表されたことで続落、AUDは中国HSBC製造業PMIが弱く、売り圧力が続く。前日のFOMCで予想通り量的緩和の縮小継続が示されたことで、米株が下落した影響を受け、日本株・アジア株は下落し、円買いの流れが強まった。

◎欧州市場は、トルコリラと南アランドの下落は止まらず。JPYクロスやAUDクロスショートの巻き戻しなのか、円とAUDは堅調で、予想外に強い独雇用統計やユーロ圏景況感指数にも、EURUSD、GBPUSD、NZDUSDの下落は止まらず。

◎米国市場は、トルコ、ロシア、インドは自国通貨防衛への動きを強め、通貨安もようやく落ち着き、欧米の株価は上昇へ。米新規失業保険申請件数は弱く、個人所得・消費消費や米第4四半期GDPは個人消費が強くまずまず、中古住宅販売は予想外の低下に、直接的な大きな反応も見られず。

⇒ 日本・アジア株は下落、欧州・米国株は上昇し、米金利も上昇し、ドル買いと円売りの流れが強まる。
⇒ フィッチは、①アルゼンチンの政策は短期的な安心感をもたらしただけ、②無秩序な調整のリスクに直面、③外貨準備の減少は支払能力を損なう
⇒ 米中古住宅販売成約は、予想を下回り2年ぶりの低水準。
⇒ 米第4四半期GDPは、前回から伸び率は弱まるが、個人消費と輸出は好調で高水準を維持。
⇒ 新規失業保険申請件数は、失業者数が予想より増加。
⇒ 独雇用統計は予想外に強く、ユーロ圏景況感指数も若干強かったが、独消費者物価指数は伸び率は鈍化し低インフレが懸念され、EUR売りの流れが強まる。
⇒ 中国HSBC製造業PMIは弱く、AUD売りの流れが一時強まる。
⇒ NZ中銀は、政策金利2.5%の据え置き、利上げ期待の反動にNZDは全面安。しかし、近く利上げを開始することを示唆。