2013年11月2日土曜日

11月2日(土曜) 昨日の海外市場の動き 

11月2日(土曜) 昨日の海外市場の動き 

11月1日(金曜)の欧米市場では、ECBの追加の緩和策の観測に、EURは全面安へ。EUR売りがリードするドル買いに、強い米ISM製造業景気指数が加わり、ドル買いが加速し、ドル全面高へ。

GBPUSDも下落し、USDJPYとUSDCHFは上昇。健闘していたAUDUSDとNZDUSDも下落し、上昇力を強めていたCADだけが前日と同水準近くで推移。欧州株は下落したが米株は上昇し、米長期金利は上昇した。

直近のユーロ圏経済指標は弱く、前日の10月消費者物価指数は、ECB目標値2.0%を大幅に下回る0.7%まで低下した。あまりにも低いインフレのデーターにデフレリスクが意識され、BOA、UBS、RBSは11月7日のECB理事会で利下げを予想、BNPパリバ、JPモルガン、ソシエテ・ジェネラル、スコシア銀行は12月に利下げを予想。

市場では可能性として流動性の供給、中銀預金金利のマイナスや政策金利のリファイナンス金利の引き下げを予想している。

昨日のドル高加速の理由の一つには、10月30日のFOMC発表を受け、12月のFOMCで量的緩和の縮小を開始する可能性や、今後の可能性を示唆することを期待する動きも含まれている。

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今後の展開予想

米FOMCの量的緩和の縮小期待と、ECBの追加緩和策の観測で、10月17日の米債務上限の一時的引き上げ決定と政府機関の一部閉鎖解除が決定した日の為替レートに戻った。

EURUSD1.35近辺、GBPUSD1.59近辺、USDJPY98.50台近辺と、ほぼ同水準。AUDUSD、NZDUSD、USDCADはまだドル高水準にとどまり、コモディティー通貨安の流れが続いていることになる。

11月7日のECB理事会の結果を見るまでは、投機筋が積極的にEURを買うことも考えにくく、短期投機筋による下値トライは続くことが予想され下振れリスクも残るが、10月17日から続いたドル売りの調整とも考えられる。

長期的なEUR高に変わりなく、1.35割れから極端にドル高思考やEUR安期待感を持つことを控えたい。下値めどは、9月18日のFOMCで市場の期待を裏切る資産買い入れを継続した当時の水準、1.3350~1.3400のボトムは固いと見ている。

12月18日のFOMCでは、10月30日のFOMCの結果を受け、資産買い入れプログラムの縮小開始の可能性がゼロになったわけではないが、今後の可能性を示唆するとの期待感も残り、ドル売りの流れはより緩慢になることも意識したい。

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昨日の経済指標の結果

9:30 AUD 第3四半期 生産者物価指数=前期比予想0.3% 前回0.1%、前年比予想 前回1.2%
10:00 CHN 10月 国家統計局 製造業PMI=51.4(予想51.2 前回51.1)→ 予想と前回を上回り昨年4月以来の高水準
10:45 CHN 10月 HSBC 製造業PMI・改定値=50.9(前月比予想50.7 速報50.9 9月50.2)→ 新規輸出受注が拡大し予想を上回るが、速報と変わらず
17:30 CHF 10月 SVME購買部協会指数=54.2(予想55.2 前回55.3)→ 予想と前回を下回る
18:30 GBP 10月 製造業PMI=56.0(予想56.4 前回56.3←56.7)→ 下方修正され前回と予想を下回る
21:58 USD 10月 製造業PMI・改定値=前月比51.8(予想 速報値51.1 9月52.8)→ 速報値から上方修正されたが、前月を下回る
23:00 USD 10月 ISM製造業景気指数=56.4(予想55.0 前回56.2)、新規受注60.6(前回60.5)、雇用53.2(前回55.4)、価格55.5(前回56.5)→ 予想と前回を上回る




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昨日の主な発言・その他

11/1 USD オバマ米大統領=対米直接投資の行政手続きの簡素化を進め、海外からの直接投資を拡大させる
11/1 USD プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=来年のいつかは成長は加速。 来年の年末には失業率は6.5%に低下へ。政府機関の閉鎖が経済に重要な影響を与えると考えていない。FRBの金融緩和の解消リスクを懸念
11/1 USD プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=資産買い入れ総額に上限を設けることが量的緩和からの出口の一案になり得る
11/1 USD ラッカー・リッチモンド連銀総裁=労働市場の回復に、資産買い入れプログラムの縮小が可能。
11/1 USD ブラード・セントルイス連銀総裁=インフレ率は目標値2%を大幅に下回る状況が続き、資産買い入れ縮小の決定を下す前に、インフレ率が目標に向け上昇を始めることを確認する必要がある。資産買い入れを縮小しても金利をゼロ近辺に据え置く方針に変更はない。
11/1 EUR 米景気循環調査研究所(ECRI)=インフレ見通しをっ示すユーロ圏未来インフレ指数(EZFIG)は9月89.6(8月89.7)へ低下し、3年10カ月ぶりの低水準
11/1 EUR BOA、UBS、RBSは11月7日のECB理事会で利下げを予想、BNPパリバ、JPモルガン、ソシエテ・ジェネラル、スコシア銀行は12月の利下げを予想→ 市場では可能性として流動性の供給、中銀預金金利のマイナスや政策金利のリファイナンス金利の引き下げ
11/1 EUR フィッチ=スペインの格付け見通しを、「ネガティブ」→「安定的」に引き上げた。労働市場や年金制度、財政構造、金融セクターの大幅な改革を実施したことが要因。
11/1 JPY ムーディーズ=第3四半期が純損失、今期の純利益予想を下方修正したことで、ソニーの信用格付けをジャンク旧に引き下げる可能性を示唆。
11/1 GBP 英スカイ・ユース=外国人へキャピタルゲイン税の課税を検討→ 投資目的で保有している不動産の転売による利益は、外国人は免除されていたが、住宅バブル懸念の払しょくもあり課税が検討されている→ オズボーン英財務相はノーコメント
11/1 GBP ウィールBOE政策委員=住宅価格の上昇が投資を阻害する可能性はあるが、インフレ動向がより重要で、まだ政策運営上の主要な問題になっていない
11/1 GBP 英RBS銀行=分割回避でバッドバンク部門を設立し、約380億ポンドの不良資産を移管へ

2013年11月1日金曜日

11月1日(金曜日) 今日、これからの為替相場見通し (午後3時20分現在)

11月1日(金曜日) 今日、これからの為替相場見通し (午後3時20分現在)


先のFOMCでは、米政府機関の一部閉鎖による米経済への懸念が杞憂に終わり、米経済活動や雇用の改善を指摘するサプライズに、12月のFOMCで消えかけていた量的緩和の縮小開始の火種がちらりと見られ。ただ、正直なところ誰も12月の緩和縮小を信じていない。

昨日は逆に、ユーロ圏の経済指標は悪く、消費者物価は低下し失業率は過去最悪となり、11月7日のECB理事会で、利下げや追加の流動性供給の可能性が高まり、今日もアジア市場でもEURは全面安。

結論から言えば、短期的なEUR売りは強まり継続すると思われるが、中長期のEUR高は変わらず。EURロングがあれば辛抱、なければ、ECB理事会後のEUR買いを期待してギリギリまで待ち、押し目買い。

今日は、EURJPYは133円を割り込み、EURUSDは1.36を割り込んだことで、来週のECB理事会の結果をみるまでEURに対しての評価は最悪。それまでに、欧州の経済指標が大幅に改善するか、中銀関係者から利下げを否定する発言が飛び出せば話は別だが、EURを買おうとする向きは非常に少なく、どこまで続落するのか下値を試し、暫くは戻り売り圧力が続きそうである。

特に、カナダドルの健闘が目立つ。EURCADは10月22日に1.4100を完全に上抜け、10月23日のカナダ中銀理事会で将来の利上げを示唆する文言を削除したことによるカナダドル売りショックで1.44台まで上昇していたが、今は1.41台と再びスタート地点に値を戻した。

今まで続いた、コモディティ通貨売り=EUR買いの流れの反動で、EUR下落の割には、AUD+NZD+CADは比較的確りとしてしており、EUR売りに便乗したコモディティー通貨売りは割りが悪い。

また、EURJPYが下落したことで、USDJPYの売りも続いているが、円自体が評価されたわけでもなく、安全資産として買われたわけでもない。欧州市場でECB利下げ期待を受けた株高にでもなれば、いつもの通りUSDJPYが買われることになりかねず、USDJPYは静観。

11月1日(金曜)、昨日10月31日(木曜)の海外市場の動き

11月1日(金曜)、昨日10月31日(木曜)の海外市場の動き


◎不思議なもので、30日のFOMCまでは米経済に対しての不安感が相場を支配していたが、FOMCで米経済活動や雇用の改善が指摘され、昨日の米経済指標は、雇用情勢が改善し景況感も大幅な改善となり、ドル買いが強まる。

◎昨日は逆に、ユーロ圏の経済指標は悪く、消費者物価は低下し失業率は過去最悪で、ユーロ圏経済に対しての不安感が広まり、11月7日のECB理事会で、利下げや追加の流動性供給の可能性が高まり、EURは全面安。

◎それ以外でも、カナダGDPは前年比2.0%と予想外に強く、カナダドルは上昇。英ネーションワイド住宅価格指数は前年比5.8%と強く、来年の利上げ観測が強まったNZDとGBPも比較的検討。

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アジア市場では、NZ中銀理事会の声明で「来年には利上げが必要になる可能性」が指摘、NZD買いが強まるる。豪住宅建設許可件数は前月比14.4%(予想2.9%)と昨年5月以来となる大幅に上昇、豪第3四半期の輸入物価指数は前期比6.1%と非常に強い。

欧州市場では、独小売売上高が予想外のマイナスと悪化、独GfK消費者信頼感指数が弱く、消費者物価指数が前年比で1.0%を割り込み予想外の0.7%に低下、ユーロ圏失業率は過去最悪の12.2%まで上昇。 ⇒ 11月7日のECB理事会で、利下げや追加の流動性供給の可能性が高まり、ユーロ各国の長期金利は低下し、欧州株価は上昇。

米国市場では、新規失業保険申請件数が低下し雇用情勢が改善し、シカゴ地区購買部協会景気指数は大幅上昇し、2011年3月以来の高水準。

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今日の見通し

今日は、月初で週末金曜日、東京市場は3連休前。

昨日のEUR全面安が今日も続くかは別として、来週のECB理事会の結果を見るまでは、積極的なEUR買は考えにくく、利下げ観測が続く限り、上値も限定的で下値リスクが残る。

欧州発の経済指標は見当たらないが、アジア市場では、中国の国家統計局とHSBCの製造業PMIの発表が注目され、予想では前回より若干ながら改善が見込まれている。

米国ではISM製造業の景気指数の発表があり、予想では前回より若干の低下が見込まれている。

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31-Oct-13 Closed 前日比 %change
USDJPY 98.345 -0.156 -0.16%
EURUSD 1.3583 -1.522 -1.11%
USDCHF 0.9067 +0.764 +0.85%
GBPUSD 1.6037 0.000 0.00%
AUDUSD 0.9453 -0.285 -0.30%
NZDUSD 0.8259 -0.046 -0.06%
USDCAD 1.0428 -0.490 -0.47%
EURGBP 0.8466 -0.970 -1.13%
EURAUD 1.4363 -1.185 -0.82%
EURJPY 133.594 -1.706 -1.26%
CHFJPY 108.432 -1.105 -1.01%
GBPJPY 157.712 -0.265 -0.17%
AUDJPY 92.964 -0.439 -0.47%
NZDJPY 81.200 -0.193 -0.24%
CADJPY 94.242 +0.255 +0.27%
n225 14,327.94 -174.410 -1.20%
DJIA 15,545.75 -73.010 -0.47%
STOXX50 3,067.95 +27.260 +0.90%
DAX 9,033.92 +23.650 +0.26%
FTSE 6,731.43 -46.270 -0.68%
S&P/ASX200 5425.5 -5.360 -0.10%
 HangSeng 23,206.37 -97.650 -0.42%
Shanghai Stock 2,141.61 -18.850 -0.87%
MSCIEM 1,004.66 -8.330 -0.80%
GOLD 1,322.30 -20.000 -1.49%
WTI 96.22 -0.350 -0.36%
CRB 277.86 -2.160 -0.77%
DXY 80.261 +0.484 +0.61%
VIX 13.75 +0.100 +0.73%
JP10Y 0.600 +0.010 +1.69%
US10Y 2.550 +0.010 +0.39%
GE10Y 1.670 -0.020 -1.18%
UK10Y 2.620 +0.080 +3.15%
AU10Y 4.020 +0.050 +1.26%
US2y 0.310 0.000 0.00%








2013年10月31日木曜日

10月31日(木曜) 欧州・米国市場序盤の動き (午後11時現在)

10月31日(木曜) 欧州・米国市場序盤の動き (午後11時現在)

月末の為替市場は特殊要因もさることながら、経済指標の発表に揺れ動く。 1日を通じてドル安とユーロ安が混在し、特にNZDとCADの上昇が目立っている。

NZDとAUDは、NZの利上げ期待と強い豪経済指標に上昇が続き、USDJPYは、弱いアジア・中国株に98.50円を割り込みの98.20円近くまで一時下落。EURは連発する弱いユーロ圏・ドイツの経済指標に、EUR全面安。EURGBPは0.8500を割り込み、EURUSDも1.3620台まで続落。

アジア市場では、31日の早朝、オセアニア市場で発表されたNZ中銀理事会の声明で「来年には利上げが必要になる可能性」が指摘され、NZDとAUDの買いへと変化したが、アジア・オセアニア株が弱く、継続的な買いは続かず。

豪住宅建設許可件数はブレが大きいとはいえ、前月比14.4%(予想2.9%)と昨年5月以来となる大幅な上昇。さらに、豪第3四半期の輸入物価指数は前期比6.1%の伸びと非常に強く、AUDUSD買いへと動くが、途中で失速。

欧州市場では、独小売売上高が予想外のマイナスと悪化、独GfK消費者信頼感指数が弱く、消費者物価指数が前年比で1.0%を割り込み予想外の0.7%に低下、ユーロ圏失業率は過去最悪の12.2%まで上昇。EURGBPを中心にEURクロスの売りが目立ち、EURUSDは1.3650台を割り込み売りが止まらず。

米国市場では、新規失業保険申請件数は予想より良かったが、カリフォルニアのシステム・トラブルの影響はなくなったものの、米政府機関の一部閉鎖の影響に雇用の悪化が続く

IMMポジション

IMMポジション

米政府機関の一部閉鎖で発表が遅れていた、米商品先物取引委員会(CFTC)発表の通貨先物取引(IMMポジション)の10月8日と10月15日分が公表された。

10月8日分では、ドルは今年2月以来となる久々にドルショートへと変化したが、翌週の10月15日では再び極僅かだが通貨ショート=ドルロングとなっている。

ネット円ショートは大幅に減少したが、引き続き6万コントラクト弱のショートを維持しており円先安を見越したポジションが続いている。

ユーロは6万コントラクト強のロングで、ピークからは相当減少したが、相変わらず先高期待が続いている。

ネットでショートは、円以外で、カナダドル、豪ドル。ネットロングは、ユーロ、ポンド、スイスフラン、NZドルとなっている。




豪ドル(AUDUSD)トレードアイディア

豪ドル(AUDUSD)トレードアイディア

AUDUSD 今日予想レンジ0.9460~0.9575、今週の予想レンジ0.9280~0.9644。

今日は、NZ中銀効果に影響され強く、強い豪住宅建設許可件数と、高い伸び率の豪第3四半期の輸入物価指数の影響を受け、AUDUSD買いへと動くが0.9500台の上値は重い。強い要因にも大幅に上昇できない相場は、なんとも言いようがないが、材料だけは将来の上昇を示している。

4時間チャートは、下降トレンドが続き、21EMA=0.9515を高値に、200SMA=0.9474を底値にしながら、狭いレンジに入り、0.9435~0.9515のレンジを抜け出すまではレンジ相場で対応。上値0.9515、0.9530。下値0.9474、0.9434。

Dailyチャートは、200SMA=0.9716で緩やかに下落、21EMA=0.9512で横ばいで、共にこの水準を割り込んでおり、上値が重くなっている。しかし、0.9463をボトムに下げ止まれば、0.9570台までの上昇の可能性が高まり、底値を注目したい。上値0.9575、0.9644、0.9717。下値0.9463、0.9389、0.9280。




ユーロドル(EURUSD)トレードアイディア

ユーロドル(EURUSD)トレードアイディア


EURUSD 今日予想レンジ1.3670~1.3750。今週の予想レンジ1.3660~1.3900。 

月末の特殊要因によるEURGBPの変動の影響を受けやすく、欧州市場のEUR買いに反して米国では売られやすくなっている。また、昨日のFOMCの結果を受け、米経済の深刻度合いがやや軽減されたこともあり、EURUSDの上値攻めがやや弱まっている。しかし、全てが今後の米経済指標の結果次第であること違いはなく、月末要因と月末のポジション調整のEUR売りが掃ければ、月初から緩やかなEURだかが続くことが予想される。

4時間チャートは、200SMA=1.3591で緩やかに上昇しトレンドは上向きで変わらずながら、1.38台を復活できず、21EMA=1.3751をレジスタンスに徐々に低下し、上昇のスタート地点の1.3670に近づいている。再び1.38台を回復するまではEUR高相場の復活も難しく、軟調地合いが続きそうである。上値1.3751、1.3832。下値1.3673、1.3646。

Dailyチャートは、上昇トレンドを継続。200SMA=1.3218で緩やかに上昇を続け、21EMA=1.3659でサポートになっている。引き続き上昇トレンドの下限と上限で変動を繰り返しながら、1.39~1.40を目指す動きは変わらず。ただ目先は、ストキャスティクスがハイバンドで売り変化しており、1.3660近くまで調整の下落の可能性もある。上値1.3802、1.3732。1.3902。下値1.3659~60、1.3554。