2014年8月5日火曜日

8月5日(火曜) 昨日8月4日 海外市場の動き

8月5日(火曜) 昨日8月4日 海外市場の動き

週明けの月曜日は、主要な発言や経済指標の発表もなく、今週目白押しの主要国の金融政策の発表を前にして、「動かない・動けない」、いつものブルー・マンデー状態が続いていた。

相場が動き始めたのは、米国市場に入ってからで、EURUSDはフランスからのユーロ高けん制発言や、緩和的なECBの金融政策に、伸び悩むもユーロ買いが続く。米金利は弱く、GBPUSD+AUDUSD+NZDUSD+USDCADと、ドル売りへと変化。

特に、NZ財務省から第2四半期の成長鈍化を指摘されながらも、NZDUSDは前日の高値近くまで上昇したが、USDJPYは102.40~75円のレンジで動けず。

為替市場は、通貨間により異なる戦略が必要となっているが、10月の量的緩和の縮小と、来年の利上げは必至と思われるドル買いの流れに大きな変化は見られず、ドル先高感は変わらず。USDJPYも、その流れの一つに入っている。

市場参加者が狙っている(考えている)ことは、継続的な金融緩和が必要なユーロは弱く、ややトーン・ダウンしたとは言え、利上げサイクルに入ると思われるポンドは強く、EURGBPの下落傾向は変わらないとの思いである。

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アジア市場
◎弱い日本株に対して中国株は上昇。
◎3日(日曜)の中国国家統計局サービス業PMIは、前回を若干下回ったが高水準を維持。
◎豪小売売上高は予想を上回ったが、AUDUSDは0.9330台の上値は重く、0.9310~30のレンジで動けず。
◎為替相場は動かず、USDJPYは102.50~70円のレンジ、EURUSDは1.3415~30、GBPUSD1.6815~35レンジ。

欧州市場
◎欧州株は小幅上昇、欧州の金利も小幅上昇。
◎英建設業PMIは予想を上回るが、ポンド買いは限定的。
◎ユーロ圏センティックス投資家信頼感指数は、予想外に弱いが、ユーロ売りは限定的。
◎NZ財務省は、第2四半期の成長鈍化を予想、NZDUSDは一時0.85を割り込むが、直ぐに値を戻す。
◎オランド仏大統領は、低インフレが成長を鈍化させ、EUの財政目標達成を困難で、ユーロの下落は不十分、と発言、EUR売りの流れが続く。
◎ムーディーズは、フランスは財政目標を達成できない可能性。

米国市場
◎米株は小幅上昇、米金利は小幅下落。
◎GBP+AUD+NZD+CADの上昇・ドル売りが強まる。

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EUR ポルトガル政府=バンコ・エスピリト・サント(BES)を49億ユーロで救済することを表明。
EUR オランド仏大統領=低インフレが成長を鈍化させ、EUの財政目標達成を困難にしており、ユーロ相場に大きく左右される。ユーロの下落は十分ではなく、ECBは流動性を供給するため、あらゆる措置を講じる必要がある。貿易黒字や金融情勢はドイツの投資増額を可能とし、拡大がドイツの行える最善の策。
EUR ムーディーズ=フランスは2014年・2015年の財政目標が達成できない可能性がある。
EUR EUの対ロシア制裁強化が始まる=ドイツはロシアへの戦闘シミュレーター輸出を停止、EU全体で雇用が減少するなど経済への不安感を懸念。
USD ラッカー・リッチモンド連銀総裁=市場はFRBの引締めペースを過小評価。投資家がFOMCの声明文を信用し過ぎている可能性。
USD ゴールドマン・サックス=2014年の年末まで、2015年の米成長を安定的に3.0%近くと見るのは理にかなう。
NZD NZ財務省=第2四半期のNZ成長率は鈍化へ。純輸出は第2四半期の伸びから縮小へ。

2014年8月3日日曜日

イベント・経済指標から考える今週の為替相場(8月4日~8月8日)

イベント・経済指標から考える今週の為替相場(84日~88日)

今週の為替相場を考えるに、先週のできごとの影響は何か? これにつきるのではないだろうか?

強すぎる米GDPに早期利上げ期待が強まり、米金利は一時上昇=ドルは全面高となった。そして、強い期待感で迎えた米雇用統計は、全体ではそこそこの強い数字にもかかわらず、予想に届かず、米株の続落と、膨らんだ期待の縮小に、米金利は低下=ドル売りとなった。

人によっては、米国は現行の緩和的政策を長期間続け、「円安トライの失敗=元のレンジ相場に逆戻り」と考える人や、ドル高傾向は変わらず、米金利の低下も一時的と思っている人もいるだろう。私は、円安傾向に変化なしと思っている。

USDJPYは、今年4月から続いている、101103円のレンジ相場の上限でまたしても跳ね返された。103円台では相当の売りが控えていると言われており、抵抗感が強いとは思っていたが、米雇用統計だけで、ドル売りへと向かい、全てが変わるとは考えにくい。

暫くは、先週末のレンジ上下限(102.30台~103円)のレンジに収束するであろうが、103円台が本当にトップであるのか、機会や材料はさておき、上値を試し、いずれ次の目標となる104円を試すことを待ちたい。

今週は、日銀(8日)、豪中銀(5日)、英中銀(7日)、欧州中銀(7日)と、金融政策が発表される。各国中銀は共に政策金利の据え置きが予想されており、その可能性が高い。予想外の結果や、ドラギECB総裁の理事会後の記者会見を含め、サプライズな材料に対しては、素直に反応したい。

NZの雇用統計(6日)は、失業率の改善と前回を下回る就業差数の増加が予想され、豪州の雇用統計では(7日)失業率は変わらず、前回より弱い新規雇用者数が予想されており、結果によって相場が大きく動き可能性が高い。

カナダ雇用統計(8日)は、失業率の改善と、前回を上回る雇用ネット変化率が予想され、カナダドルにとってはプラス材料となっている。

それ以外では、中国の貿易収支(8日)は、輸出入共に前月より増加が見込まれており、AUDにとってはプラスに作用しやすくなっている。ユーロ圏各国の総合・サービス業PMIは、ウクライナ問題を背景にやや弱気なムードが高まっているが、速報値からの大幅な下方修正は予想されていない。








最新のIMMポジションと相場の動き 2014/08/03


最新のIMMポジションと相場の動き  2014/08/03


≪最近のデータが示すもの(7月29日データから)≫ 

7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルのネットはショート-90,412コントラクトで、前週-48,116からショートが-42,296へと拡大しドル買いが急増した。ドルに換算したポジションはドル買いで約190億ドルと前週の128億ドルから急増し、今年1月の水準を上回り、昨年9月に次ぐ水準までドルロングが増加している。

今週、特に目立った動きとしては、7月30日のサプライズに強かった米GDPの発表を前にして、既に、ドルロングが急増していたことである。強いGDPを意識し先取りしていたのか、ユーロと円のショートが増加し、ポンドのロングが減少を続け、カナダドルと豪ドルは健闘していた。

≪各通貨での変化≫
円=-73,069コントラクトと、前週の-53,916から、ショートは増加し6月3日の水準まで拡大した。ドル換算では約89億ドルのドル買いポジションで、前週の約66億ドルからドルロング(円売り)は急増している。地政学的リスクによる円買いも材料とはならず、円先安観が強まっていたことが推測できる。

ユーロ=-108,075コントラクトと、前週の-88,823からショートが大幅に増加、10万コントラクトの売り越しは、2012年9月4日以来の水準となる。ドル換算では約180億ドルのドル買いポジションで、先週の150億ドルからドルロングが急増していた。

ポンド=+24,910コントラクトと、前週の+27,497からロングは減少。ドル換算では約26億ドルのドル売りポジションで、前週約29億ドルからドル売りは減少していた。

豪ドル=+39,606コントラクトと、前週の+38,793からロングは微増。トータルでは17週連続でプラス圏を維持し、ドル換算では約37億ドルのドル売りポジションで、前週とほぼ同水準を維持していた。ドル高の流れで、主要通貨で軒並みドル買いポジションが急増している中で、奮闘していた。

NZドル=+15,289コントラクトと、前週の+15,132からロングは微増。ドル換算でも約13億ドルのドル売りポジションで前週とほぼ同水準を維持していた。7月24日にNZ中銀が利上げサイクル終了とNZドル高をけん制したにも関わらず、NZドルのロングを同水準で維持していたことは驚き。




2014年8月2日土曜日

8月2日(土曜) 昨日、8月1日(金曜)の海外市場の動き

8月2日(土曜) 昨日、8月1日(金曜)の海外市場の動き


弱い米雇用統計で、早期利上げ観測が後退し米金利は低下。前日の強い米GDPからから加速したドル買いの流れは変化。

米GDPから米雇用統計後の変化は、通貨間で異なる。EURGBPは急伸、GBPUSDは続落傾向は変わらず、EURUSDはスタート地点超え大きく値を戻す。NZDUSDはスタート地点を上回り、USDJPY+AUDUSDは回復できず。

米雇用統計
1. 米失業率は小幅上昇(6.1%→6.2%)
2. 非農業部門雇用者数は予想外に弱、6月と7月分が上方修正され、雇用の伸び傾向は続く(前月比20.9万人(予想23.0万人 6月29.8←288万人、5月22.9←22.4万人)
3. 労働参加率は改善(62.8%→62.9%)
4. 時間当たりの賃金の伸び率が横ばいで変わらず(0.2%→0.0%)

強弱混在の米経済指標
1. 米個人所得は横ばいで変わらず、米個人消費支出は予想通りながら、前月からは上昇。
2. 米製造業PMIは、予想を下回る
3. 米ミシガン大学消費者信頼感は、予想を下回る
4. 米ISM製造業景況指数は、予想を上回る。
5. 米建設支出は、予想外のマイナスへ。

ユーロ圏の懸念材料
1. 国債スワップデリバティブズ協会(ISDA)は、アルゼンチンを事実上のデフォルトと宣言。
2. ポルトガルのバンコ・エスプリト・サント銀行の救済観測が広まり、欧州株は続落。
3. ユーロ圏製造業PMIは伸び悩む。

ポンドは続落
1. 予想外に弱い英製造業PMI55.4 予想57.2)に、GBPは全面安、ポンド売りが続く

2014年8月1日金曜日

7月31日(木曜)の為替相場の動き

7月31日(木曜)の為替相場の動き


7月31日の為替市場は、8月1日の米雇用統計への期待感を引きづりながらも、弱いシカゴPMIに、ドル買い気勢が削がれる。

先の米第2四半期GDPは予想外に強く、米雇用統計も改善が予想され、米早期利上げ観測が強まる中、ドル買いの流れが続いた。

しかし、
31日の米シカゴ購買部協会景気指数は予想外に悪化、欧米の株価は大幅下落、米金利も低下し、ドル買いの流れは弱まるが、上昇傾向は維持。

改善しないユーロ圏の消費者物価指数にデフレ懸念は払しょくできず、ウクライナ情勢の深刻化懸念にユーロ買い戻しも限定的で、
1.34台を回復できず。ただし、売りも限定的。

USDJPYは、円安傾向が強まるが、欧米の株安+実需の売りに103円を超えられず。


アジア市場
◎豪輸出入物価指数は予想外に弱く、豪住宅建設許可件数も予想外に弱く、豪ドル売りの流れが続く。
USDJPYは久々の円安ゾーンに入り、実需の売りに102.90円台を達成できず。
EURUSD1.3400台を高値に、その水準を超えられず。
欧州市場
◎独雇用統計は、失業者数は減少。
◎ユーロ圏の失業率はやや低下、消費者物価指数は、予想を下回り
200910月以来の低い伸び率。
米国市場
◎米新規失業保険申請件数は、予想より若干悪かったが、
4週移動平均は20064月以来の低水準にドル買いが続く。
◎米雇用コスト指数は、
5年半ぶりの伸び率に、雇用統計の改善期待が膨らむ。
◎カナダ
GDPは、ほぼ予想通りで動きは鈍い。
◎シカゴ購買部協会景気指数は、予想外に悪化、
20136月以来の低水準にドル売りが強まるが限定的。

2014年7月27日日曜日

イベント・経済指標から考える今週の為替相場(7月28日~8月1日)

イベント・経済指標から考える今週の為替相場(7月28日~8月1日)


今週の経済指標から

今週は、30日の米第2四半期GDP・速報値と、同じく30日の米FOMC、そして、1日の米雇用統計を筆頭に、米国を中心に多くの重要な経済指標が控えている。その他でも、30日の独消費者物価指数、米ADP雇用統計、31日の独雇用統計、ユーロ圏消費者物価指数、カナダGDP、米シカゴ購買部協会景気指数、1日の英製造業PMI、米個人所得・個人消費支出、米ミシガン大学消費者信頼感指数、米ISM製造業景況指数、カナダ消費者物価指数など、短期的な変動を招く多くの経済指標が控えている。

イエレンFRB議長はもちろんのこと、カーニーBOE総裁、ウィーラーNZ中銀総裁などは、通貨当局者は、金利引き上げの時期や、継続の有無は指標次第であることを示している。本来ならば多くの指標を総合的に判断し予想してポジションをつくる必要があるが、短期勝負ではそんなことは気にしていられない。

サマーバケーションの真最中のこの時期、市場参加者は極端に減少しており、そうでなくても相場変動の縮小や取引量の激減は、中長期的な傾向になりつつある。今後も、目先の材料を利用して短期勝負だけに専念するのか、それとも、より長期間のポジションテークに徹するのか、二者択一を迫られそうなムードである。

為替市場の取引量は大幅に減少しており、大手プライムブローカーの中には、通貨監督当局から為替操作への疑いで監査が入り、他の大手も積極的な投機的ポジションに制限が加えられているところもあると言われている。

先週の為替相場は、ドル全面高の展開で、豪ドルは堅調に推移。個別には、NZDUSDが前週比で-1.55%の下落したことを筆頭に、AUDUSD以外ではドル全面高。USDJPYは小幅上昇し、AUDJPYを除き、円は他の主要通貨で全面高。強い順番をつければ米ドル、豪ドル、円の順になる。

3週間連続で値を下げたGBPUSDは、いまでも専門家の間では評価は高く、現状の下げは良い調整局面の場を提供しているだけとの声も多い。USDJPYは、地政学的リスク・有事で安全資産の円買いのムードは長続きせず、失望感が続き、テクニカルでもビットアップしている。ただ、102.20円を安定的に超えてくるまでは、極端に円ベア(USDJPYの上昇)を期待する必要もなさそう。


最新のIMMポジションと相場の動き 2014/07/27


最新のIMMポジションと相場の動き  2014/07/27


≪最近のデータが示すもの(7月22日データから)≫ 

7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルのネットはショート-48,116コントラクトで、前週-22,469からショートが25,647増加し、ドル買いとなっていました。ドルに換算したポジションはドル買いで約128億ドルと前週の86億ドルから急増し、6月10日の145億ドルに次ぐ、水準にドルロングが増加しています。

今週、特に目立った動きとしては、ユーロのショートが急増し、週間の減少幅としては、それまでのロングからショートへと変化した5月24日の週、-34,726に次ぐ減少幅となっています。また、ポンドのロングが7月1日週の56,412コントラクトをピークに減少傾向が続いていることです。

≪各通貨での変化≫
円=-53,916コントラクトと、前週の-62,948から、ショートは減少。ドル換算では約66億ドルのドル買いポジションで、前週の約77億ドルからドルロングは減少しました。地政学的リスクによる円買いもそれほど続かず、逆に円売り戻しも入りながらも、結果としては大きな変動もなく、円のネットショートポジションの5万~7万コントラクトで安定している。

ユーロ=-88,823コントラクトと、前週の-62,846からショートが大幅に増加。スポットでも1.35の大台を割り込むなど、ユーロ売りの流れが続いています。ドル換算では約150億ドルのドル買いポジションで、先週の107億ドルからドルロングが増加しています。

ポンド=+27,497コントラクトと、前週の+38,770からロングは減少。ドル換算では約29億ドルのドル売りポジションで、前週約42億ドルからドル売りは大幅に減少しています。

豪ドル=+38,793コントラクトと、前週の+39,743からロングは減少。トータルでは16週連続でプラス圏を維持し、ドル換算では約37億ドルのドル売りポジションで、前週とほぼ同水準を維持しており、ドル高の流れでは健闘している通貨です。

NZドル=+15,132コントラクトと、前週の+15,453からロングはほぼ同水準。ドル換算でも約13億ドルのドル売りポジションで前週の約14億ドルから微増、ほぼ同水準を維持しています。ただ、この数字は24日のNZ中銀の利上げ後の声明で、利上げサイクル終了とNZドル高けん制発言による、NZドルの急落を含まれておらず、NZドルのロングが大幅に減少していることが推測できます。