2014年2月13日木曜日

コーヒーブレーク


コーヒーブレーク

毎日、毎日、色々な材料に振り回されている為替相場、ちょっと休んで、現状を眺めてみましょう!

◎米国も債券買い入れの縮小を始め、ゼロ金利政策を解除する方向に変わりなく、英国も1年以内の利上げ観測が強く、NZはもっとも早い時期に利上げを始める可能性が高い国になっている。

これらの国は顕在化していないが、インフレの可能性を危惧しながらも、見事にコントロールされた金融緩和の解除を目指していることは間違いない。


◎量的緩和の縮小の影響!
トルコ、南アフリカ、インド、ブラジルなどの新興国から資金が逃避し、金利を引き上げたり、自国通貨防衛の介入を実施したりしている。新興国でも緩和資金で債務返済を務めた安定しているグループと、消費に向けたダメなグループとに分かれている。

為替相場では、緩和縮小や利上げできる国の通貨はより上昇する可能性は高く、逆の国は下落を余議なくされると考えてもいい。


◎となるとユーロはどうなるのだろうか?
ノワイエ仏中銀総裁が言うとおり、「景気回復では、ユーロ圏は米国に遅れているが、ユーロがドルで上昇していることは興味深い」との発言はもっともながら、現実的にみるとEURUSDは高値圏で推移しており、急落する気配は見当たらない。

ECBは少なくとも、近い将来に緩和政策を解除する可能性はより低く、クーレECB専務理事が言うとおり、ECBはマイナスの中銀預金金利を、マジに検討しているとのこと。


◎本来ならば、EUR売りの要因なのだが!
どうも旺盛なEUR買いがあふれ、EURUSDの安値圏では買いが殺到するらしい。なぜだろう? 

市場は2007~2008年に激震した、サブプライムローン問題やリーマンショックを忘れることはできず、量的緩和縮小=市場流動性減少=借入比率の高い新興国危機の亡霊にとりつかれ、激しいドル売り=ユーロ買いに見舞われた、2007年~2008年の思いが消えていない。

最も、その後はEURUSDはギリシャから始まるユーロ圏債務危機の影響に大幅な下落となったが、多くの安全措置がとられ、現在のところユーロ圏はそのような危機に陥る可能性は極めて薄い。

市場は、ドル高の材料を意識しながらも、ドルに次ぐ市場規模を持つ安全資産のEURを売ることもできずにいる。


◎円相場はどうなんだろう?
円安トレンドは確りとしているUSDJPYだが、安全資産の部類に属する円はクロスで売る方がより安全で、GBPJPYの買い、NZDJPYの買いの流れは当面続く可能性が高く、EURJPYもその限りではない。リスクは目先の積み上がった円ショートの巻き戻しだけ。


◎人気投票では!
人気度NO.1はGBPで、NO.2はNZDで変わりない。隠れた人気者はEURで、中国という覆面に覆われ、なかなか本心が見えないAUDは、打たれ続けながらも這い上がり、どこまで芽を出すことができるのか? 判官贔屓の私としては、リスク承知ながらAUDの上昇も楽しみである。

2月13日(木曜) 昨日の海外市場の動き

2月13日(木曜) 昨日の海外市場の動き

*** 昨日のポイント ***

「景気回復では、ユーロ圏は米国に遅れているが、ユーロがドルで上昇していることは興味深い」ノワイエ仏中銀総裁曰の言葉。

11日のイエレンFRB議長の議会証言ではサプライズはなかったが、2月12日にも色々な出来事があった。その中でヒーローはEURGBPで100ポイント近く下落。

◎注目のBOEインフレ・レポートでは、2014年GDP見通しを2.8%→3.4%に上方修正し、今後の見通しも大幅に上方修正し、1年以内に利上げが必要、フォワードガイダンスも見直す可能性のサプライズに、GBPは全面高、EURUSDは1.6450→1.66を試す水準へ上昇。

◎ユーロ圏鉱工業生産は弱く、クーレECB専務理事は、ECBはマイナスの中銀預金金利を、非常に真剣に検討との報道に、EURUSDは急落、1.3640→1,3560台へ下落。結果、EURGBPは0.8290→0.81909台へ下落。

◎ブラード・セントルイス連銀総裁は、フォワードガイダンスを今後修正する必要があり、数値基準を撤回し、より質的な判断を行うと予想→ 緩和縮小のペースは変わらず、将来的なゼロ金利解除の期待感が強まる。

◎中国貿易収支は強く、AUDUSDは0.9060台へ上昇するも、1月13日の高値0.9085を超えられず下落。IMF豪州経済に関する報告書では、AUDは実質ベースでやや過大評価され、脆弱は状況にあり、金融政策は引き続き緩和的であるべきと、ややAUD買いに水を差す。

◎円は蚊帳の外。USDJPYは102.20~65円のレンジで動けず。円クロスではGBPJPYは上昇、EURJPYは下落。





*** 発言・その他 ***

米上院法本会議=債務上限の停止法案を可決→ 昨年10月のつてを踏まず。

BOEインフレ報告=①2014年GDP見通し3.4%(11月予想2.8%)に上方修正し、今後3年間の経済成長見通しを大幅に上方修正、②CPIは3月までに1.7%に鈍化し、今後数年間は2.0%近くで推移、③1年程度の内に利上げが必要となる可能性を示唆、④フォワードガイダンス(失業率基準7%)を見直し、余剰資源を示す18指数(企業調査や労働時間など)に注目→ GBPUSDは急伸。

カーニーBOE総裁=①刺激策はしばらくの期間は特例として必要。②英中銀は英国経済の回復に向けてリスクはとらない。

カーニーBOE総裁=①ポンド高が輸出を困難にさせている。②フォワードガイダンスの正当性を主張。③英中銀は景気回復に関して、リスクをおかさない。④利上げは緩やかで限定的なものになるだろう。

ノワイエ仏中銀総裁=景気回復では、ユーロ圏は米国に遅れているが、ユーロがドルで上昇していることは興味深い。

G20シドニ(2月22~24日)=①投資、雇用、貿易、競争の4分野に注目して討議、②中国経済の失速懸念、FRBの予想より早い金融引締めへの転換に、新興国から資金が流出し、会議で波乱要因となる可能性が指摘される(トルコ、南アフリカ、インド、ブラジル各国は利上げを実施)。

ブラード・セントルイス連銀総裁=①最近の弱い経済指標でも、緩和縮小の継続方針に変わりない。②フォワードガイダンスを今後修正する必要があり、数値基準を撤回し、より質的な判断を行うと予想。

ブラード・セントルイス連銀総裁=①景気が回復するなかでも低金利環境は続き、将来的な資産バブル形成の温床となる、②リスクを摘み取るために金融政策を利用することに反対しない。③前年や前々年と比べてより大きなリスクと認識し始めた。

ブラード・セントルイス連銀総裁=①2014年もインフレ率の低迷が続けば、FRBは難しい判断を迫られる、②先進国でのインフレ低下を幾分懸念。

IMF豪州経済に関する報告書=①目先の財政引き締めで景気回復を阻害しないように警告、②2014年GDP2.6%と予想、2013年GDP推定値2.5%から小幅加速を見込む。③資源投資ブームはピークを超え、AUDは実質ベースでやや過大評価され、脆弱は状況にある、④金融政策は引き続き緩和的であるべき。

クーレECB専務理事=①ECBはマイナスの中銀預金金利を、非常に真剣に検討している、②しかし、これは期待し過ぎるべきでない、③OMTの状況は変わっていない。

ユーロ圏鉱工業生産は弱く、EURUSDの売りも止まるが、GBPUSDの上昇に下げ幅は限定的だが、EURGBPの売りが続く。

黒田日銀総裁=①今後も量的・質的金融緩和を実行、②リスク顕在化となれば躊躇なく政策を調整、③異次元緩和は十分効果を発揮している、④経済成長には持続的な財政が不可欠で、健全化を強く期待

中国税関総署=1月の鉄鉱石輸入は前月比18%と過去最高の8684万トン。


*** 経済指標の結果 ***

◎8:30 AUD 2月 ウエストパック消費者信頼感指数=前月比-3.0%(予想 前回-1.7%)、100.2(前回103.3)→ 予想外にマイナス幅が拡大し、一時AUD売りが強まる。
◎8:50 JPY 12月 機械受注=前月比-15.7%(予想-4.0% 前回9.3%)、前年比6.7%(予想17.2% 前回16.6%)→ 予想外の大幅なマイナス幅となったが、相場へほ影響は見られず
◎8:50 JPY 12月 第3次産業活動指数=前月比-0.4%(予想-0.3% 前回0.8←0.6%)
◎11:00 CHN 1月 貿易収支=319億ドル(予想241億ドル 前回256.4億ドル)、輸出=前年比10.6%(予想2.0% 前回4.3%)、輸入=前年比10.0%(予想3.0% 前回8.3%)→収支、輸出入共に予想を大幅に上回り、輸入は原油、鉄鉱石、銅の輸入が過去最高水準で、AUDとNZD買いが強まる。
◎17:15 CHF 1月 消費者物価指数=前月比-0.3%(予想-0.3% 前回-0.2%)、前年比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、HICP前月比-0.6%(予想-0.3% 前回0.2%)、前年比0.2%(予想0.4% 前回0.3%)
◎19:00 EUR 12月 鉱工業生産指数=前月比-0.7%(予想-0.5% 前回1.6←1.8%)、前年比0.5%(予想1.8% 前回2.8←3.0%)→ 予想を下回りEUR買いから売りへと変化
◎19:00 GBP 12月 CB景気先行指数=-0.1%(前月比予想 前回0.5%)→ 予想を下回る
◎4:00 USD 1月 月次財政収支=-104億ドル(予想-275億ドル 前回532億ドル)

2014年2月12日水曜日

2月12日(水曜)アジア市場の動き

2月12日(水曜)アジア市場の動き


*** ポイント ***

AUDUSDは、0.9050を超えることはできず、豪ウェストパック消費者信頼感指数が予想外のマイナス3.0%にAUD売りが強待ったが、力強い中国の貿易収支の発表にAUDとNZD買いが強まる。

AUDUSDは0.9050を上まわり、米非農業部門雇用者数が弱くAUD売りがスタートした、1月10日~13日の水準まで値を戻す。

USDJPYは、102.80円を超えられず。弱い機械受注、第3次産業活動指数にも、日本株・中国株・アジア株高の流れにも上値は重く、102.35~65の狭いレンジから、リパトリの円買いに徐々に上値が重くなる。

45日前ルール。ヘッジファンドの解約には45日前に事前通告するルールがあり、3月末での解約には今の、この時期に通知をする必要がり、通知を受けたファンドはポジションをクローズする必要がある。結局は円の買い戻し要因となっている。

GBPUSDは、カーニーBOE総裁が、ポンド高が輸出を困難にさせているとの指摘があったが、①2014年GDP見通し3.4%(11月予想2.8%)に上方修正し、3年間の経済成長見通しを大幅に上方修正、①1年程度の内に利上げが必要となる可能性を示唆→ GBPUSDは急伸。

EURUSDは、ユーロ圏鉱工業生産は弱く、EURUSDの売りも止まり上値は重くなったが、GBPUSDの上昇に下げ幅は限定的。しかし、EURGBPの売りが続く。

2月12日(水曜) 今後の見通し

2月12日(水曜) 今後の見通し

*** 今後の見通し ***

注目のイエレンFRB議長の議会証言は、

最近の不透明な雇用情勢や新興国市場の変動にもかかわらず、FRBは今後も債券購入の縮小を進め、そして、計画変更のハードルは高いことを示し、たことを株式市場は評価。⇒ この動きに潜在的な円売り材料が強まり、緩やかな円安相場は変わらず。

◎米債務上限無条件引上げの提案もあり、昨日の株高に、日本株高=円安傾向が強まることが予想される。

◎英ポンドにとっては、今日の、BOE四半期レポートと、カーニーBOE総裁の講演は非常に重要!!

◎豪ドルにとっては、今日の、中国貿易収支が重要!

強い英小売売上を含め堅調な経済活動、強いNZ経済成長見通しに、再び復活する、GBPJPYやNZDJPYでの円売り。

GBPJPYは、4時間チャートで169.60円、170.30円がターゲット、Dailyチャートでも170.20~30円が重要なポイント。

NZDJPYは、4時間チャートで85.50円を超え、Dailyベースで83.40円を超えることができるか?

2月12日(水曜) 昨日の海外市場の動き

2月12日(水曜) 昨日の海外市場の動き


*** 昨日のポイント ***

注目の、イエレンFRB議長の初めての公の場での発言(下院金融委員会で米経済と金融政策に関する議会証言)や、米債務上限無条件引上げの提案もあり、株価は上昇、為替変動も極端な値動きにならず。


①バーナンキ前FRB議長の政策を継続し、慎重に債券購入を縮小を継続→ ドル買いが強まる。
②労働市場は完全な回復から程遠く、健全性を取り戻すにはさらなる取り組みが必要→ ドル買いから売りへと変化。
③ドルは世界経済で重要な役割を果たし、FRBは強いドルを維持するためにインフレ抑制に努める→ ドル売りの流れも弱まる。

原稿や質疑応答に、欧米株価は上昇、金利は上昇、ドルインデックスは下落。円は下落、GBPは上昇、CADドル+AUD+NZDも上昇するが、EURはクロスで弱くEURUSDは上下するも動けず。

英ポンドは、アジア市場で発表された、英BRC小売売上高は2010年3月以来の高水準で、オンラインの小売売上高も2009年1月以来の高水準となり、利上げ可能な通貨としての選択に、GBPUSD買いの流れが強まる。

豪ドルは、豪住宅価格指数、NAB企業信頼感と景況感指数は強く、AUUSDD買いが強まり、ついに0.90台の大台をクリア、ドル売りの流れをリードし、イエレンFRB議長の議会証言原稿にも0.90をボトムに0.9050近くまで上昇。

円は、株高の影響と主要通貨と円クロスでの円売りに、USDJPYは102.40円台の売りこなしながら徐々に上昇。イエレンFRB議長の議会証言原稿に上下変動するも、クロスの円売りは止まず、株高の流れにも関わらず102.60円台を維持。

ユーロは、1.3650を超え買い先行で始まり1.3680台まで上昇するも超えられず。EURGBP、EURAUDなどのクロスでEUR売りが続き、イエレンFRB議長の議会証言原稿後には1.3630台へ下落、結局は1.3630~80のレンジ。

*** 発言・その他 ***

イエレンFRB議長(下院金融委員会で米経済と金融政策に関する議会証言)=①バーナンキ前FRB議長の政策を継続し、慎重に債券購入の縮小を継続。②計画変更へのハードルは高い。③労働市場は完全な回復から程遠く、健全性を取り戻すにはさらなる取り組みが必要。

イエレンFRB議長(質疑応答)=①見通しが著しく変化した場合のみ、債券購入の縮小ペースを減速、②金融市場の混乱による米経済への顕著なリスクはない、③雇用者伸び減速の理由は時間をかけて判断、④失業率 のみでは労働市場の健全性を測る上で不十分、⑤ドルは世界経済で重要な役割を果たしている、⑤労働参加率低下の大部分は構造的なもので、景気循環的な要因景気循環要因ではない。⑥FRBは強いドルを維持するためにインフレ抑制に努める。

イエレンFRB議長(原稿)=①労働市場は完全な回復に程遠い、②失業率は持続可能な完全雇用の見通しを上回る、③完全雇用への復帰とインフレ率2%に戻す2大債務の達成を目指す。

ベイナー米下院議長=12日に無条件の債務上限引き上げ法案を採決。

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=①記録的な寒波や大雪の影響で、米経済の評価は一段と困難。②弱い1月雇用統計でも、資産買い入れ終了の基準を満たす程度まで、労働市場は十分な回復。

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=①利上げが遅すぎてしまうことを懸念、②長期金利が上昇し始めると政策金利を調整し追従することになる。③政策金利を引き上げる条件についてのコミュニケーションに注力すべき。

バイトマン独連銀総裁=①現在の経済状況を踏まえれば、ECBが緩和的な金融政策を維持することは正当化される、②インフレとデフレのリスクは比較的小さい、

ドイツ政府(南ドイツ新聞)=2014年成長率見通しを1.7%→1.8%に引き上げる。

SF連銀の調査論文(エコノミックレター)=FRBは2015年3月までに利上げ回市する確率は、昨年最終に50%織り込まれていた。→ インフレ率と失業率の見通しが不透明で、利上げのタイミングを予想することは難し。

リーカネン・フィンランド中銀総裁=①銀行の自己勘定取引やその他の高リスク取引を別の法人に強制的に分離させるよう提言。②マイナス金利は選択肢。③ユーロ圏にデフレの兆候は見られない。

1月の新興国の外貨準備は債務返済や通貨防衛のため減少=①前年比ロシア-300億ドル、インドネシア80億ドル、インド40億ドル減少、②前年比の減少率ではパキスタン40%、アルゼンチン34%。


*** 経済指標の結果 ***

◎9:01 GBP 1月 BRC小売売上高=前年比3.9%(予想0.8% 前回0.4%)→ 予想と前回を大幅に上回り、2010年3月以来の高水準、これ以外でも、オンラインによる小売売上は、前年比19.2%と2009年1月以来の高水準
◎9:30 AUD 第4四半期 住宅価格指数=前期比3.4%(予想3.0% 前回2.4←1.9%)、前年比9.3%(予想8.6% 前回8.0←7.6%)→ 前月が上方修正され予想を上回る伸びにAUD買いが強まる
◎9:30 AUD 1月 NAB企業信頼感=前月比8(予想 前回6)、企業景況感=前月比4(予想 前回3←4)→ 前月を上回り、低金利と豪ドルの下落が寄与し、鉱業以外でも景気が拡大しAUD買いが強まる


2014年2月11日火曜日

2月11日(火曜) 昨日の海外市場の動き

2月11日(火曜) 昨日の海外市場の動き


**** ポイント ***

先週末の米雇用統計のサプライズも、どのように判断したら分からず。市場センチメントは複雑で、今日のイエレンFRB議長の下院金融サービス委員会の公聴会を含め、今後の展開を見守る動きに、金融市場は総じて小動き。

アジア市場は、先週末の米株上昇と都知事選の決着に、日本株上昇の期待感が膨らみ、日経平均株価は+255.93(+1.77%)と上昇。

日本の経常黒字の減少は止まず、2013年暦年で過去最少を記録。→ 海外からあのエネルギー輸入拡大はもとより、海外投資家が保有する日本株の一時的配当支払(昨年1年間の日本株買い越額は約17兆円)や、消費増税前の需要拡大による輸入急増が要因と思われる。

取引開始直後には、主要国でドル買いが強まり、先週末の高値を超え、一時102.60円台まで上昇したものの、不安定な新興国市場にAUDとNZDの売りが続き、円ショートの巻き戻しに、値を下げる。

欧州市場は、主要国ではドル売りから取引を開始。AUD・NZDとCADは相変わらず弱く、EURCHFは続伸したが、EURUSDは1.3650まで上昇後に失速、結局1.3620~50のレンジ、USDJPYも102.10~25のレンジへ。

米国市場は、議会から債務上限引き上げに関する材料が提供されたが、確定できず。カナダドルはマーレー・カナダ中銀副総裁から「カナダドル安は景気を支援)との発言や、弱いカナダ消費者センチメントに弱く、USDCADは一時1.1060台まで上昇、終了近くでもCADドルの安値圏で推移。


*** 発言・その他 ***


米下院共和党=11月4日の中間選挙後に新たな債務上限の期限を設定するように準備。2015年3月まで、歳出強制削減の延長を検討し12日に採決。

マーレー・カナダ中銀副総裁=①インフレは2年以内に2%に戻る、②カナダドル安は景気を支援する。

カナダ消費者センチメント=56.0(前回56.6)と8カ月来の低水準で、カナダ経済見通しが弱くなる可能性。

フュースト氏・欧州経済研究所全ター(ZEW)=ECBは独憲法裁判所の結果を受け、OMT以外に選択肢を模索し、長期流動性供給オペ(LTRO)を再開の可能性。

共和党クルーズ上院議員=米債務上限引き上げは、財政赤字削減を条件にすべき。

レーン欧州委員会副委員長=①異例の低インフレでECBへ行動を求める、②無制限の新債券購入プログラム(OMT)は、欧州司法裁判所(ECJ)が最終判断を下すのが妥当、③ユーロ圏のインフレ率はECB目標から大きくかい離している。


仏中銀=2014年第1四半期GDPは前期比-0.2%に減速を予想。2013年第4四半期GDPは前期比0.5%と予想。

英会計事務所(BDO)の1月英企業楽観指数(半年後の企業業績見通し)=103.08(前月103.4)と、1992年来の高水準で、英経済の回復を裏付ける。

国債及び借金並びに政府保証債務現在高(財務省)=2013年12月末時点の国の借金は1017兆9459億円(前年比+26兆3448億円)に拡大、内普通国債739兆6775億円(+34兆6703億円)増加。

中国人民銀行・四半期金融政策報告=①国内銀行に流動性の管理を適切にするよう求める、②高リスク分野への融資監督の強化を求める。


*** 経済指標の結果 ***


◎8:50 JPY 12月 国際収支: 経常収支=-6386億円(予想-6854億円 前回-5928億円)→ 12月の実績では、1985年以降最大の赤字額を更新、、貿易収支=-(12,126億円予想-12,600億円 前回-12,543億円)
◎15:45 CHF 1月 失業率・季調済=3.2%(予想3.2 前回3.20%、季調前=3.5%(予想3.5% 前回3.5%)
◎18:30 EUR 2月 センティックス投資家信頼感=13.3(予想11 前回11.9)
◎22:15 CAD 1月 住宅着工件数=18.02万件(予想18.5万件 前回18.71←18.75万件)→ 予想を下回る

2014年2月10日月曜日

今週のドル円相場を予想する

今週のドル円相場を予想する

●ドル円のポイント
ドル円は、今週月曜日の日本の経常収支・貿易収支以外、特に日本発の材料は見たらないが、海外発では重要イベントを控えている。イエレンFRB議長の議会証言やBOE四半期レポート、カーニーBOE総裁講演、ユーロ圏GDPなどで、結果として外圧にる円クロスが動きが、結果的にドル円相場へと波及することになりそうだ。

100.70~80円でボトム感が強まり、米ダウ工業平均株価が2月3~5日の15,300円台で下げ止まり反発し、日経平均株価も14000円近辺を底値に、なんとか下げ止まった。

円クロスでも、AUDJPYやNZDJPYの買いを筆頭に円売りへと変化し、1週間を通じてもAUDJPY2.4円(2.68%)上昇、NZDJPY2.42円(2.95%)と、1週間の上昇幅は昨年9月以来となったことで、どこまで円高が進むのかわからない恐怖感も薄らいでいる。

今週月曜日の日本の経常収支・貿易収支以外、特に日本発の材料は見たらないが、海外発では重要イベントを控えている。イエレンFRB議長の議会証言やBOE四半期レポート、カーニーBOE総裁講演、ユーロ圏GDPなどで、結果として外圧にる円クロスが動きが、結果的にドル円相場へと波及することになりそうだ。

もちろん、円高へのリスク要因もある。不安定な新興国市場や、2月下旬といわれている米連邦債務上限引き上げ問題で、上下院で合意できないことだが、昨年10月のつては踏まないと思われる。これらのリスクを考えれば、ストレートのドル円より、ユーロやポンドに対して、円売り圧力が強まる可能性が高い。


●ドル円チャートでは、
①1時間チャートは、上昇トレンドへと変化し、米雇用統計直後の下髭の長い安値101.50円近辺でボトム再確認。102.00円~102.60円のレンジに入り、102.70円を超えると103円を目指す動きへ。





②Dailyチャートは、100.10円を大底に101.50円で目先のボトムアウトを達成、スロー・ストキャスティクスも買いへと変化したが、モメンタムは売りを継続とミックス。下降トレンドラインの上限は超えておらず完全に円売りへとの変化を確認できず、103.50円を終値ベースで上回ることが必要。レンジ予想は101.70~103.30円で、今日に限らず暫くはこのレンジを予想。





③Weeklyチャートは、スロー・ストキャスティクスとモメンタムは売り変化を継続しているが、100.00~20円がボトムで引き続き上昇トレンドを示し、この水準をブレークするまで円安は変わらず。




④Monthlyチャートは、スロー・ストキャスティクスはハイバンドで売りに変化したが、トレンドモメンタムは買いを継続。105.20~30円近辺が長いダウントレンドの上限と、200ヵ月単純移動平均線と2本の重要なポイントにあり、今までもこの水準で上げ止まっている。大幅な円売り再買いには、この水準をブレークする必要があり、それまでは、ワイドながら100円~105.50円のレンジ。