2014年1月12日日曜日

米CFTC発表の通貨先物取引(IMMポジション) 1月7日分

米CFTC発表の通貨先物取引(IMMポジション) 1月7日分

円のショートポジションは、昨年末から2週続いて減少、USDJPYのスポットレートを素直に反映している。

しかし、全体で見ると、NZドルのロングの拡大、豪ドルのショートの減少に対して、ユーロのロングは大幅に減少、ポンドやスイスフランのロングポジションも減少している。

例外はカナダドルで、昨年の2月からショートポジションが続いているが、今回もショートポジションが拡大し、唯一我が道を行く通貨となっている。

7通貨ネットポジションは、ユーロロングの大幅減少に通貨ショートポジションが拡大(ドルロングが増加)している。


















2014年1月11日土曜日

1月11日(土曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

1月11日(土曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

*** ポイント ***

金曜週末、ビックイベントの米雇用統計でマーケットは混乱。

米国市場では、米失業率が労働参加率が62.8%と30年ぶりの低下に、7.0%(予想7.0%)→6.7%に低下し、非農業部門雇用者数は24.1万(予想19.3万人)→7.4万人に予想外に弱い低水準で、強い数字期待が裏切られるネガティブサプライズに、直後はドル買い→ドル売りへと変化。

ドルは全面安。USDJPYは一時105.30台に上昇後→103.80台まで下落、EURUSDは一時1.3570台へ下落後→1.3680台へ上昇、GBPUSDは一時1.6380台へ下落後→1.6490台へ上昇、AUDUSDは一時0.8880台下落後→0.9000台へ上昇。米株は弱く、米債券利回りは低下、金価格は上昇へ。

同時刻に発表された、カナダの雇用統計は、失業率が6.9%→7.2%に上昇し悪化、雇用ネット変化は3.48万人(予想1.46万人)→-4.59万人へと下落。USDCADは1.0860→1.0940台まで上昇し、カナダドル安が目立ったが、終盤にかけては1.0890割れまで値を戻す。

アジア・欧州市場の動き
USDJPYは、緩慢な円売りで、105円のオプション期日前に105円近辺での攻防が続くが、米雇用統計を前に104.80~00円の狭いレンジで動けず。

EURUSDは、前日の強い米ADP全国雇用者数を受けた、直後のドル買い=EUR売りのスタート水準を超えられず、米雇用統計を前にして、1.3590~20の狭いレンジで推移。

AUDUSDは、中国の貿易収支は、輸出が予想外に減少し輸入が予想外に拡大、貿易収支は予想を下回る。発表直後は輸入拡大=内需拡大期待のAUD買い、貿易黒字の削減のAUD売りで拮抗し、0.8880~0.8910の狭いレンジで推移。

GBPUSDは、英鉱工業生産と製造業生産が予想を下回り、1.6470→1.6400台へ下落。米雇用統計を控え動きも鈍く安値圏で推移。


*** 今後の見通し ***


先の強いADP全国雇用者数に膨らんだ期待感は見事に裏切られ、米非農業部門の雇用者数は予想にはるか届かず。労働参加率の低下の要因もあり失業率は6.7%に低下、いよいよ6.5%のターゲットに近づき、FRBは年何に量的緩和を縮小する可能性も残っている。債券利回りは低下しているが、金利先物では一部限月で金利の上昇を示し始めている。

今後も引き続き、米株と金利動向を見ながらの取引になりそうで、来週の米消費者物価指数を見るまでは、極端なドル売りも期待薄。

USDJPYは、引き続き円安トレンドは変わらず。ドルのプラス材料+円の売り材料は変わらず。しかし、米雇用統計を受けてUSDJPYで円高へと動き、一時104円を割り込み直近のストップロスを誘発している。終値ベースで104.50円が重要なポイントとなり、この水準を超えると再び円安方向へ戻ることになるが、それまでは、103.40円をボトムに、104.00~50円、103.60~104.50円のレンジ相場を予想。

EURUSDは、昨日の欧州経済に弱気なドラギECB総裁発言にも大きく値を崩すこともなく、潜在的なEUR買いが続いていることを示唆し、米雇用統計を受けようやく1.3650を超えることができた。目先は1.3620~1.3690、1.3650~1.3720のレンジに入りやすくなっている。

AUDUSDは、中国の経済指標も弱含みで、0.8900を割り込み再びダウントレド入りかと思われたが、0.8880以下の買いに下げ止まり、米雇用統計を受け0.90台へ上昇したが、大きな動きは期待できず。引き続き0.8800がボトムなのか、0.9050がトップなのか判断ができず、0.8950~0.9025のレンジを予想。


*** 発言・その他 ***

オバマ米大統領はFRB理事3名を指名=ブレイナード元財務次官、ウエル理事(再指名)、副議長の後任にフィッシャー前イスラエル中銀総裁。

ブラード・セントルイス連銀総裁=労働参加率が62.8%と30年ぶりの低水準となったが、循環的な動向でははなく、人口動態に起因しており大幅に改善する可能性は少ない。持続的な低インフレが今年も不確定な要素で、年内に1.0%→1.6%に上昇を予想。失業率は6.2%に低下し、GDPは3.2%に上昇を予想。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁=1月28~29日のFOMCで、100億ドルの債券購入の追加削減が討議される。オバマケアが経済に与える影響や、財政政策や家計支出の減少、雇用・投資への企業の消極姿勢に、2014年米成長率は2.0%近くまで鈍化を予想。

PIMCOのグロス氏=FRBは2016年までFF金利を0.25%比較に維持。量的緩和を2014年末までに終了。

ウルビライネン・フィンランド財務相=残念ながらユーロ圏危機の終了は約束できない。

ロイター社の推計データ=2013年のアジア13カ国の外貨準備は過去最大で、前年比約12.0%増加した。

仏中銀=仏第4四半期GDPは前期比0.5%の見込み。

コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=米国は高失業率と低インフレに直面しており、FRBの量的緩和縮小に反対。

米超党派議員=国際的な通常協定で、貿易促進権限(TPA)と呼ばれる法案ご議会に提出。米政府が合意した通商協定の内容について、議会による修正を制限する内容で、米国の通商交渉相手に対し為替操作の回避が目標として設定される可能性がある。

米暫定予算協議難航(9日)=1月15日期限の米暫定予算を決める歳出法案の協議が難航。

バーナンキFRB議長(9日上院議員との会議)=連邦財政赤字の問題より、中間層の所得や平均的な世帯の成長を強く懸念。米経済見通しは楽観的。

2014年1月10日金曜日

1月10日(金曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動きと、今後の見通し

1月10日(金曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動きと、今後の見通し


*** ポイント ***

米雇用統計でマーケットは混乱。

金曜週末、ビックイベントの米雇用統計は失業率が労働参加率の低下に、7.0%(予想7.0%)→6.7%に低下、非農業部門雇用者数は24.1万(予想19.3万人)→7.4万人に予想外に低下し、強い数字期待が裏切られるネガティブサプライズに、直後はドル買い→ドル売りへと変化。

USDJPYは105.00円→一時105.30台→104.20円まで下落、EURUSDは1.3570台→1.3660台へ上昇、GBPUSDは1.6380→1.6490台へ上昇、AUDUSDは0.8880台→0.8940台へ上昇。米株先物は一時100ポイント近く下落、米債券利回りは下落。

同時刻に発表された、カナダの雇用統計は、失業率が6.9%→7.2%に上昇し悪化、雇用ネット変化は3.48万人(予想1.46万人)→-4.59万人へと下落、USDCADは1.0860→1.0940台まで上昇し、カナダドル安が目立った。

USDJPYは、アジア・欧州市場は、緩慢な円売りで、105円のオプション期日前に105円近辺での攻防が続くが、米雇用統計を前に104.80~00円の狭いレンジで動けず。

EURUSDは、アジア・欧州市場は、前日の強い米ADP全国雇用者数を受けた、直後のドル買い=EUR売りのスタート水準を超えられず、米雇用統計を前にして、1.3590~20の狭いレンジで推移。

AUDUSDは、アジア・欧州市場は、中国の貿易収支は、輸出が予想外に減少し輸入が予想外に拡大、貿易収支は予想を下回る。発表直後は輸入拡大=内需拡大期待のAUD買い、貿易黒字の削減のAUD売りで拮抗し、0.8880~0.8910の狭いレンジで推移。

GBPUSDは、アジア・欧州市場は、英鉱工業生産と製造業生産が予想を下回り、1.6470→1.6400台へ下落。米雇用統計を控え動きも鈍く安値圏で推移。


*** 今後の見通し ***


先の強いADP全国雇用者数に膨らんだ期待感は見事に裏切られ、米非農業部門の雇用者数は予想にはるか届かず。労働参加率の低下の要因もあり失業率は6.7%に低下、いよいよ6.5%のターゲットに近づき、FRBは年何に量的緩和を縮小する可能性が高まっている。

米国市場では、米株と金利動向を見ながらの取引になりそうで、極端なドル売りも期待薄。

USDJPYは、引き続き円安トレンドは変わらず。ドルのプラス材料+円の売り材料は変わらず。米雇用統計を受けてUSDJPYで円高へと動いているが、米株先物の下落によるところが大きく、この後の米株式市場を見ながらの取引となりそうである。また、オプションカットでは105円のストライクで期日が集中していると思われ、午前零時の値動きから、ロンドンフィキシングの午前1時にかけての動きを注目したい。引き続きレンジ104.00~105.50円のレンジを予想。

EURUSDは、米雇用統計を受けたドル売りや、EURの好材料にも買いは限定的で、1.3650を超えられず。ただし、昨日の欧州経済に弱気なドラギECB総裁発言にも大きく値を崩すこともなく、潜在的なEUR買いが続いていることを示唆。暫くは1.3550~1.3700のレンジを予想。

AUDUSDは、中国の経済指標も弱含みで、0.8900を割り込み再びダウントレド入りかと思われたが、0.8880以下の買いに下げ止まる。0.8850~0.9050のレンジ下限をトライ中ながら、大きな動きは期待できないが、引き続き0.8800がボトムなのか、0.9050がトップなのか判断ができず、暫くは0.8850を維持して上値トライの可能性も。


*** 発言・その他 ***

PIMCOのグロス氏=FRBは2016年までFF金利を0.25%比較に維持。量的緩和を2014年末までに終了。

ウルビライネン・フィンランド財務相=残念ながらユーロ圏危機の終了は約束できない。

ロイター社の推計データ=2013年のアジア13カ国の外貨準備は過去最大で、前年比約12.0%増加した。

仏中銀=仏第4四半期GDPは前期比0.5%の見込み。

コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=米国は高失業率と低インフレに直面しており、FRBの量的緩和縮小に反対。

米超党派議員=国際的な通常協定で、貿易促進権限(TPA)と呼ばれる法案ご議会に提出。米政府が合意した通商協定の内容について、議会による修正を制限する内容で、米国の通商交渉相手に対し為替操作の回避が目標として設定される可能性がある。

米暫定予算協議難航(9日)=1月15日期限の米暫定予算を決める歳出法案の協議が難航。

バーナンキFRB議長(9日上院議員との会議)=連邦財政赤字の問題より、中間層の所得や平均的な世帯の成長を強く懸念。米経済見通しは楽観的。



*** 経済指標の結果 ***

9:01 GBP 12月 BRC 小売売上高=前年比0.4%(予想 前回0.6%)→ 前回を下回る
9:00 AUD 11月 HIA新築住宅販売件数=前月比7.5%(前回-3.8%)→ 伸び率は拡大
11:00 CHN 12月 貿易収支=256億ドル(予想31.15億ドル 前回338.01億ドル)、輸出前年比4.3%(予想4.9%)、輸入前年比8.3%(予想5.3%)→ 輸出が予想外の減少、輸入が予想外に拡大し、貿易収支は予想を下回り、発表直後は売り買いが交錯
15:45 CHF 12月 失業率=3.2%(予想3.2% 前回3.2%)
17:00 CHF 12月 消費者物価指数=前月比-0.2%(予想0.2% 前回0.1%)、前年比0.1%(予想0.2% 前回0.1%)
18:30 GBP 11月 鉱工業生産=前月比0.0%(予想0.3% 前回0.3←0.4%)、前年比2.5%(予想2.8% 前回3.2%)→  予想を下回りGBP売りが強まる
18:30 GBP 11月 建設支出=前年比2.2%(予想7.5% 前回5.1%)
18:30 GBP 11月 製造業生産=前月比0.0%(予想0.4% 前回0.2←0.4%)、前年比2.8%(予想3.2% 前回2.6←2.7%)→ 前年比は2011年5月以来の高水準だが、予想を下回りGBP売りが強まる
19:00 EUR 第3四半期GDP・確報値=前期比0.1%(予想0.1% 前回0.3%)、前年比-0.4%(予想-0.4% 前回-0.3←-0.4%)
22:30 USD 12月 雇用統計: 失業率=6.7%(予想7.0% 11月7.0%)、非農業部門雇用者数=7.4万人(予想19.3万人 11月24.1←20.3万人 10月20万人)→ 失業率は低下、非農業部門雇用者数は急減、為替相場はドル買いから売りへと変化、米株先物は一時急落、債券利回りは急落
22:30 CAD 12月 雇用統計: 失業率=7.2%(予想6.9% 前回6.9%)、雇用ネット変化=-4.59万人(予想1.46万人 前回3.48←2.16万人)→ 失業率は予想外に上昇、雇用ネット変化は前月が大幅に上方修正されたが、予想を大幅に下回りマイナスとなり、CADは急落しUSDCADは上昇へ

1月19日(金曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

1月19日(金曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し


*** ポイント ***

イエレン次期FRB議長は、2014年の米成長率は、他のFOMCメンバーを含め大半が3.0%台を期待と強気。今日10日の米雇用統計発表を控え、基本的に動けず。非農業部門雇用者数は先日のADP全国雇用統計が強かった影響に、拡大が期待されている。

その中で、中国のCPIは予想外に低下し、注目された、BOEのフォワードガイダンスの修正はなく、ドラギECB総裁の追加利下げや量的緩和導入の可能性を示唆発言のサプライズも多少見られたが、相場の動きは鈍い。

USDJPY、105円を何度もトライしながら失敗。日本・中国株が下落する中、ドラギECB総裁のユーロ危機脱せずとの発言に欧州株も弱く、米株も下落し、米自動車メーカーが強力な為替操作の阻止方策を提案し、一時104.50台まで値を下げ、結局は104.60~105.00円のレンジ。

GBPUSD、BOEは、政策金利0.5%と資産買入枠3750億ポンドの据え置きを決定したが、予想通りで、フォワードガイダンスの修正検討の示唆もなく、GBPUSDは発表直後20ポイント近く上昇するも直ぐに値を戻し、結局は1.6450~1.6500のレンジ。

EURUSD、ECBは、政策金利0.25%の据え置きと、下限金利(中銀預金金利)0.0%と上限金利(限界貸出金利)0.75%の据え置きを決定、予想通りでEURUSDは動けず。

ドラギECB総裁の記者会見は、「フォワードガイダンスを強化+長期間・低金利」の維持を強調し、追加利下げや量的緩和導入の可能性を示唆。当時に発表された、米新規失業保険申請件数が減少し、ドル買いが強まる。EURUSDは一時1.3550割れまで下落するが、結局は元の水準1.3610近くに値を戻す。

AUDUSD、豪小売売上高は強く、宅建設許可は前月より拡大し一時AUD買いへと動いたが、中国の消費者物価指数は前年比2.5%(前月3.0%)へと予想外の低下幅に何度か0.8870割れを試すが続かず。米国市場に入ると、AUDNZD+AUDCADの買い戻しに0.89台へ値を戻し、結局は0.8870~0.8910のレンジ。

USDCAD、弱い住宅着工件数、住宅建設許可、新規住宅価格指数と、米週間新規失業保険申請件数に一時1.0870台へ上昇するも、早朝には1.0830まで下落、結局は1.0820~70のレンジ。


*** 今後の見通し ***

今日は週末の金曜日。米雇用統計を控え、それまでは大きく動くことは期待薄。市場参加者は強い非農業部門雇用者数を織り込みながらの展開に、市場のインパクトは予想外の悪化に反応が強くなる可能性が高い。市場予想は19万人台で、一部では24万人の予想もあるが、8月の23.8万人超=ドル買い、9月の17.5万を割り込むと=ドル売りに繋がりやすい。

イエレン次期FRB議長は、2014年の米成長率は、他のFOMCメンバーを含め大半が3.0%台を期待。強い米経済指標と経済成長の拡大見通しに、ドルに対しての信認も徐々に強まり、バーナンキFRB議長が残した2014年に緩和終了の可能が期待される。

逆に、ECBは慎重で、「短期金融市場がひっ迫すればECBは行動する」と、追加利下げや量的緩和導入の可能性を示唆し、ユーロ圏の債務危機脱出の宣言もせず。

USDJPYは、引き続き円安トレンドは変わらず。年末年始のポジション調整が続くが引き続き底値では買い需要が強く、株価の動きに変動しながらも、105円台定着できるかを確かめ、幅広いコアは104.00~105.50円、狭いレンジでは104.50~105.00円のレンジで動けず。

EURUSDは、EURの好材料にも買いは限定的で、1.3650を超えられず、弱いダウントレンド入り。ただし、昨日のドラギECB総裁発言にも大きく値を崩すこともなく、潜在的なEUR買いが続いていることを示唆。暫くは大枠1.3500~1.3700のレンジへで、狭いレンジでは1.3550~1.3650のレンジ。

AUDUSDは、中国の経済指標も弱含みで、0.8900を割り込み再びダウントレド入り。0.8850~0.9050のレンジ下限をトライ中ながら、大きな動きは期待できず。引き続き0.8800がボトムなのか、0.9050がトップなのか判断ができず、アンタッチャブルの通貨。ただし、AUDNZDやクロスではやや買い戻しが強まっており、続落の可能性も弱い。



*** 発言・その他 ***

米自動車メーカー=TPPの支持条件として、強力な為替操作を阻止する方策を提案。

米30年債入札=最高落札利回り3.899%(予想3.914%)、応札倍率2.57倍(予想2.35倍)と強い。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁=債券買い入れ規模の縮小は、金利環境の正常化に向け前向きな一歩だが、非常に緩和的な金融政策が続く可能性が高く、潜在的なコストや影響が残り、資産購入の継続とゼロ金利維持方針は懸念材料。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁=今年の米成長率は、財政問題が一段落し労働市場の改善に、2.5%~3.0%を予想。インフレ率が目標の2.0%を下回っても、輸入物価の下落した特殊要因で懸念せず。

イエレン次期FRB議長(タイムズ紙インタビュー)=2014年の米成長率は、他のFOMCメンバーを含め大半が3.0%台を期待。回復はいらだたしいほど緩慢だが、雇用面は前進し、インフレ率(現在1.1%)も長期目標の2%に向かって回帰すると予想。

イエレン次期FRB議長(タイムズ紙インタビュー)=低インフレ率は懸念材料だが、失業率を5.2%~5.8%の長期レンジに低下させることが最優先課題。住宅市場は今年一段と回復し、財政政策への向かい風も弱まる。

イエレン次期FRB議長(タイムズ紙インタビュー)=FRBの政策は長期金利の押し下げが狙いで、消費促進を通じて景気回復を支援。

ドラギECB総裁=追加緩和の条件として二通りのシナリオを具体的に示す→インフレ見通しが悪化と、短期金融市場がひっ迫すればECBは行動する。

ドラギECB総裁=ユーロ圏は長期にわたる低インフレに直面している可能性があり、インフレリスクの潜在的な下方リスクに注意すべき。12月のインフレ率低下はドイツの指標が影響しており、インフレは少なくとも2年間は低水準で推移。緩和的な金融政策を必要な限り維持することを強調。

ドラギECB総裁=12.1%の高失業率と輸出頼みの弱い成長に、ユーロ圏債務危機の終息宣言は時期尚早。ユーロ圏の成長リスクは下向き。


PIMCOのグロー氏=米政策金利は2016年までゼロ%近くにとどまる。市場は失業率に注目しているが、個人消費支出(PCE)価格指数の前年比の変化は、2014年のFFレート分析で極めて重要な統計。

ユーロ圏無担保翌日物平均金利(EONIA)=過剰流動性が1000億ユーロを割り込み、ECBリファイナンス金利0.25%に近づけば、追加緩和の観測が強まり、注意が必要→8日の発表では2790→1574億ユーロに減少し金利は上昇していた。

ミゴー・フランス会計院委員長=昨年の公的債務はGDP比で約93.4%と危機的な領域に達した→この発言を受け、フランス株は下落、市場に懸念が広まる。

BOEは、政策金利0.5%と資産買入枠3750億ポンドの据え置きを決定したが、予想通りで、フォワードガイダンスの修正検討の示唆もなく、GBPUSDは発表直後20ポイント近く上昇するも直ぐに値を戻す→失業率7.0%に低下するまでは利下げ検討しない方針と、カーニー総裁は自動的な利上げはないことを示しているが、現在は7.4%近くまで低下し、フォワードガイダンスの修正が期待されている。

ECBは、政策金利0.25%の据え置きと、下限金利(中銀預金金利)0.0%と上限金利(限界貸出金利)0.75%の据え置きを決定、予想通りでEURUSDは動けず。


*** 経済指標の結果 ***

6:45 NZD 11月 住宅建設許可=前月比11.1%(予想 前回0.3←-0.6%)→ 前回から大幅上昇へ
9:30 AUD 11月 小売売上高=前月比0.7%(予想0.4% 前回0.5%)→ 予想を上回る
9:30 AUD 11月 住宅建設許可件数=前月比-1.5%(予想-1.0% 前回-1.6←-1.8%)、前年比22.2%(予想 前回23.1%)→ 予想外にマイナス幅が拡大したが、前月より改善
10:30 CHN 12月 消費者物価指数=前年比2.5%(予想2.7% 前回3.0%)→ 前月を下回り、予想より伸び率は低下し、AUD売りが強まる
10:30 CHN 12月 生産者物価指数=前年比-1.4%(予想-1.2% 前回-1.4%)
18:30 GBP 11月 貿易収支=-94.39億ポンド(予想-94億ポンド 前回-96.51←-97.32億ポンド)→ 赤字幅は前月より小幅改善
19:00 EUR 12月 景況感指数=100(予想99.0 11月98.4)、企業景況感=-3.4(予想 11月-3.9)、消費者信頼感=-13.6(予想-13.6 速報値-13.6、11月-15.4)、サービス業景況感=0.2(予想 11月-0.9)、業況判断指数=0.27(予想 11月0.31)→ 景況感指数は100に上昇、2年5カ月ぶりの高水準
19:00 EUR ギリシャ 10月 失業率=27.8%(前回27.7%)→ 過去最悪を更新
20:00 GER 11月 鉱工業生産=前月比1.9%(予想1.5% 前回-1.2%)、前年比3.5%(予想 前回1.1←1.0%)→ 予想を上回る伸び率
21:00 GBP BOE金融政策発表=政策金利0.5%、資産買入枠3750億ポンドの据え置きを決定、予想通り
21:45 EUR ECB金融政策発表=政策金利0.25%の据え置きと、下限金利(中銀預金金利)0.0%と上限金利(限界貸出金利)0.75%の据え置きを決定、予想通り
22:15 CAD 12月 住宅着工件数=18.97万件(予想19.6万件 前回19.78←19.22万件)→ 予想と前回を下回る
22:30 USD 週間新規失業保険申請件数=33.0万件(予想33.5万件 前回34.5←33.9万件)→ 予想と前回を下回りドル買いが一時強まる
22:30 CAD 11月 住宅建設許可=前月比-6.7%(予想-2.3% 前回8.0←7.4%)→ 予想外のマイナス幅
22:30 CAD 11月 新築住宅価格指数=前月比0.0%(予想0.3% 前回0.1%)→ 予想と前回を下回る

2014年1月9日木曜日

1月9日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動きと、今後の見通し

1月9日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動きと、今後の見通し


*** ポイント ***

昨日の米ADP全国雇用者数が強く、明日10日の強い非農業部門雇用者数期待感が続く中、USDJPYは分厚い売りに阻まれながらも、105円台のトライを続けている。EURUSDは1.36台を回復しても加速する気配は見られず、英ポンドは珍しく狭いレンジ相場で、豪ドルは弱い中国CPIの影響に0.8870割れへ下落するも、続落は見られず。引き続き狭いレンジでの取引が続く。

日経平均株価は15880.33(-241.12-1.50%)に下落したが、USDJPYは105円のトライを続け、中国消費者物価指数は弱く、香港ハンセンや中国株も下落したが、欧州株は堅調な経済指標に支えられ上昇へ。

豪小売売上高は強く、宅建設許可は前月より拡大し一時AUD買いへと動いたが、中国の消費者物価指数は前年比2.5%(前月3.0%)へと予想外の低下幅に、AUD売りへと変化。

独鉱工業生産は強く、ユーロ圏景況感指数は100の大台を達成し、2年5カ月ぶりの高水準に1.3620台へ上昇するも、伸び悩む。

英国の貿易赤字額は小幅減少、BOEは、政策金利0.5%と資産買入枠3750億ポンドの据え置きを決定したが、予想通りでGBPUSDは動けず。

ECBは、政策金利0.25%の据え置きと、下限金利0.0%と上限金利0.75%の据え置きを決定したが、予想通りで動けず。


*** 今後の見通し ***

強い米経済指標と経済成長の拡大見通しに、ドルに対しての信認も徐々に強まる。

昨日のFOMC議事録からは、期待した月額100億ドルの削減ペースや、ゼロ金利解消のヒントはなかったが、慎重な発言や主張にもかかわらず、バーナンキFRB議長が残した2014年に緩和終了の可能性期待が高まるが、FOMCでは相変わらず、煮え切らない玉虫色。

USDJPYは、引き続き円安トレンドは変わらず。年末年始のポジション調整が続くが引き続き底値では買い需要が強く、株価の上昇に後押しされ、105円台定着できるかを確かめる動きが続きそう。

EURUSDは、EURの好材料にも買いは限定的で、1.3650を超えられず、暫くは、大枠1.3500~1.3700のレンジへ。

AUDUSDは、0.8900を割り込み、0.8850~0.9050のレンジ下限をトライ中ながら、大きな動きは期待できず。


*** 発言・その他 ***



*** 経済指標の結果 ***

6:45 NZD 11月 住宅建設許可=前月比11.1%(予想 前回0.3←-0.6%)→ 前回から大幅上昇へ
9:30 AUD 11月 小売売上高=前月比0.7%(予想0.4% 前回0.5%)→ 予想を上回る
9:30 AUD 11月 住宅建設許可件数=前月比-1.5%(予想-1.0% 前回-1.6←-1.8%)、前年比22.2%(予想 前回23.1%)→ 予想外にマイナス幅が拡大したが、前月より改善
10:30 CHN 12月 消費者物価指数=前年比2.5%(予想2.7% 前回3.0%)→ 前月を下回り、予想より伸び率は低下し、AUD売りが強まる
10:30 CHN 12月 生産者物価指数=前年比-1.4%(予想-1.2% 前回-1.4%)
18:30 GBP 11月 貿易収支=-94.39億ポンド(予想-94億ポンド 前回-96.51←-97.32億ポンド)→ 赤字幅は前月より小幅改善
19:00 EUR 12月 景況感指数=100(予想99.0 11月98.4)、企業景況感=-3.4(予想 11月-3.9)、消費者信頼感=-13.6(予想-13.6 速報値-13.6、11月-15.4)、サービス業景況感=0.2(予想 11月-0.9)、業況判断指数=0.27(予想 11月0.31)→ 景況感指数は100に上昇、2年5カ月ぶりの高水準
20:00 GER 11月 鉱工業生産=前月比1.9%(予想1.5% 前回-1.2%)、前年比3.5%(予想 前回1.1←1.0%)→ 予想を上回る伸び率
21:00 GBP BOE金融政策発表=政策金利0.5%、資産買入枠3750億ポンドの据え置きを決定、予想通り
21:45 EUR ECB金融政策発表=政策金利0.25%の据え置きと、下限金利0.0%と上限金利0.75%の据え置きを決定、予想通り

1月9日(木曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

1月9日(木曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し


余談~ 米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)のプレーオフが始まり、米国ではTV観戦でチーズ需要が急増し、ベルビータチーズに品不足が起きる可能性が起きている。NZは乳製品が最大の輸出産業の国で、NZDが強い?


*** ポイント ***

12月のFOMC議事録は、低インフレの懸念を表明しながらも、歴史的に残る量的緩和の縮小を決定し、今後の過剰な縮小期待を抑制。ショイブレ独財務相は、低インフレ懸念どころか、逆にバブル再発を懸念。市場参加者の評価は複雑で、相場は動けず。

米ADP全国雇用者数は予想を上回り、10日発表される米非農業部門雇用者数が予想より増加する可能性が高まるが、一時的なドル買いにとどまり、極端なドル買い戻しも見られず、米株も弱いが、引き続き拡大の期待感だけは残る。

ポンド高=ユーロ安の流れは変わらず、NZドル高=AUD安の流れは新たな水準へ。市場参加者の中には、今年はポンドとNZDの上昇の予想が多く、その流れに沿っているが、ポジションも相当積み上がっているのが気がかり。

日経平均株価は16,121.45(+307.08+1.94%)と大幅上昇、香港ハンセンは上昇するも、中国株や欧州株は軟調に推移。米株も下落へ。

USDJPYは、アジア市場では株高=円安の動きに一時105.10円台まで上昇するも、売り圧力は強く一時104.70円割れまで値を下げたが、押し目買い圧力は強く、強い米ADP全国雇用統計に再びドル買いが強まるが、105円台は引き続き重く、FOMC議事録の発表後には再び104.70円へ、大枠104.70~00円のレンジへ。

EURUSDは、強い小売売上高や製造業受注にもEUR買いは鈍く、1.3580まで下落。強い米ADP全国雇用統計に、ドルは全面高となり、一時1.3570割れまで下落。オプションカットでは1.3610台に値を戻したが続かず、フィキシング後には1.3560割れまで続落、FOMC議事録の発表後に1.3557まで下落。

GBPUSDは、弱いBRC店頭価格指数に一時1.6380まで値を下げたが、弱いハリファックス住宅価格へのGBP売り反応は見られず1.6430台へ上昇、強い米ADP全国雇用統計に1.6400近くまで下落したが、EURGBPは0.8310台→0.8240台まで続落。フィキシングに向け1.6470台まで値を戻し、FOMC議事録の発表後のも下落は見られず、GBP買いの流れは変わらず。

AUDUSDは、0.8900~0.8935の狭いレンジが続いたが、強い米ADP全国雇用統計にも下げ幅は極少なく、フィキシングには0.8950台へ上昇したが続かず、0.8900割れまで続落するも、値動きは引き続き緩慢。

*** 今後の見通し ***

ドルに対しての信認も徐々に強まる。多数決で動くことが全てではないが、市場参加者の総意は、円売りと、クロスでのポンド買い+NZドル買い。既にポジションの積み上がっており、テクニカルには重要なポイントに近づいているが、トレンドは変わらず。

エコノミスト予想からは、米第4四半期GDPの上方修正が多くなり、2014年のGDP3.0~4.0%への拡大予想も多い。一昨日の米貿易収支の赤字額減少、昨日のADP全国雇用統計の予想外の増加に、10日の米非農業部門雇用者数の拡大が予想され、ドルのショートポジションから入ることが難しくなっている。

昨日のFOMC議事録からは、期待した月額100億ドルの削減ペースや、ゼロ金利解消のヒントはなかったが、慎重な発言や主張にもかかわらず、バーナンキFRB議長が残した2014年に緩和終了の可能性期待が高まるが、FOMCでは相変わらず、煮え切らない玉虫色。

USDJPYは、引き続き円安トレンドは変わらず。年末年始のポジション調整が続くが引き続き底値では買い需要が強く、株価の上昇に後押しされ、105円台定着できるかを確かめる動きが続きそうで、。

EURUSDは、EURの好材料にも買いは鈍く、1.3650をクリアに上回れず、EURGBPの売りも止まらず、EURベア派とブル派のせめぎ合い相場。目先は、ドル高期待感に圧倒されそうで、1.3500~1.3700のレンジへ。

AUDUSDは、不思議なくらい動きが鈍い。0.8900近辺をボトムに狭い値動きが続いているが、0.8850~0.9050のレンジ内での取引が続きそうだが、引き続き手を出したくない通貨ペア。やるなら、AUDNZDのショート。

*** 発言・その他 ***

FOMC議事録(12月17日~18日分で、1月から量的緩和の縮小を決定し、議事録が注目されていた)=参加者の過半数が、債券購入プログラムによる、経済への効果が低下している認識し、追加資産購入によるコストと、金融安定へのリスクが生じる恐れを懸念。大半は低インフレを懸念。

FOMC議事録(12月17日~18日分)=多くのメンバーは、債券買い入れプログラムの規模縮小を慎重に行うことを望み、一段の縮小が規定路線ではなく、雇用とインフレ動向に左右されることを強調。

FOMC議事録(12月17日~18日分)=年後半に債券買い入れプログラムの終了が適切。多くはフォワードガイダンスで失業率とインフレ基準の維持を支持。一部は失業率基準を6.0%に引き下げることを主張。多くは低インフレに懸念。一部は100億ドル以上の資産買い入れプログラムの規模縮小を主張。

ショイブレ独財務相=各国中銀による流動性供給に、流動性の規模に注視し、バブル再発を回避する必要がある。

ECBデータ=11月のユーロ圏企業の借り入れコストの格差が拡大し、低金利が浸透せず。100万ユーロ兆の企業向け新規融資の金利は、ポルトガル5.26%(10月5.01%)、ベルギー2.02%。

BOE四半期の信用状況に関する報告=英銀の第1四半期の住宅ローン融資は大幅増を予想し、企業融資も増加の見通し。


*** 経済指標の結果 ***

9:01 GBP 12月 BRC店頭価格指数=前月比-0.8%(予想 前回-0.3%)→ 前回からマイナス幅が拡大へ
16:00 GER 11月 経常収支=216億ユーロ(予想198億ユーロ 前回188←191億ユーロ)、 貿易収支=178億ユーロ(予想180億ユーロ 前回167←179億ユーロ)、 輸出=0.3%(予想0.35% 前回0.3←0.2%)、輸入=-1.1%(予想0.3% 前回3.0←2.9%)→ 貿易黒字額は高水準を維持し、輸出は4カ月連続で増加
17:00 GBP 12月 ハリファックス住宅価格=前月比-0.6%(予想0.7% 前回1.1%)、前年比7.5%(予想8.3% 前回7.7%)→ 予想と前回を予想外に下回り、昨年1月以来の下落
19:00 EUR 11月 小売売上高=前月比1.4%(予想0.1% 前回-0.4←-0.2%)、前年比1.6%(予想 前回-0.3%)→ 予想と前回を上回り、前年比は2008年2月ぶりの高い伸び率
19:00 EUR 11月 失業率=12.1%(予想12.1% 前回12.1%)→ 前月と予想と変わらず、過去最高値の水準で推移
20:00 GER 11月 製造業受注指数=前月比2.1%(予想1.3% 前回-2.1%)、前年比6.8%(予想 前回2.0%)→ 予想と前回を上回る
22:15 USD 12月 ADP全国雇用者数=23.8万人(予想19.8万人 前回22.9←21.5万人)→ 予想を上回り、2012年11月以来の高い伸びにドル買いが強まる
5:00 USD 11月 消費者信用残高=123.2億ドル(予想132.5億ドル 前回179←181.86億ドル)→ 予想と前回を下回る

2014年1月8日水曜日

1月8日(水曜)アジア市場・欧州市場序盤の動きと、今後の見通し

1月8日(水曜)アジア市場・欧州市場序盤の動きと、今後の見通し


*** ポイント ***

米雇用統計の発表を直近に控え、その前哨戦ともなるADP全国雇用者数は、23.8万人と予想を上回り、ドル買いへと変化。昨日の米貿易赤字の予想外の縮小といい、強い米国のイメージが強まっている。そして、今日のFOMC議事録の引き続き台風の目になることに変わりはない。

日経平均株価は16,121.45(+307.08+1.94%)と大幅上昇、香港ハンセンは上昇するも、中国株や欧州株は軟調に推移。

USDJPYは、株高=円安の動きに一時105.10円台まで上昇するも、売り圧力は強く一時104.70円割れまで値を下げたが、押し目買い圧力は強く、強い米ADP全国雇用統計に再びドル買いが強まる。

EURUSDは、強い小売売上高や製造業受注にもEUR買いは鈍く、1.3580まで下落。逆に、GBPUSDは、弱いBRC店頭価格指数に一時1.6380まで値を下げたが、弱いハリファックス住宅価格へのGBP売り反応は見られず、1.6430台へ上昇、EURGBPは0.8310台→0.8270割れまで続落へ。そして、強い米ADP全国雇用統計に、ドルは全面高。

AUDUSDは0.8900~0.8935の狭いレンジで動けず、USDCADは前日NY市場の流れを継続し、1.0820台まで続伸、CADドル安が目立った。


*** 今後の見通し ***

相変わらず、年始の為替相場の動きで、本当のトレンドは見られず。ただ、円安が市場参加者の総意のようで、押し目買いの流れが止まらず。円ショートが溜まってくるまでは、急激な円買い戻しも期待薄。

エコノミスト予想からは、米第4四半期GDPの上方修正が多くなり、2014年のGDPの拡大予想も多い。昨日の米貿易収支の赤字額減少、今日のADP全国雇用統計の予想外の増加に、10日の米非農業部門雇用者数の拡大が予想され、ドルのショートポジションから入ることが難しくなっている。

今日のFOMC議事録の内容は重要となっている。量的緩和の縮小を1月から開始することを決めた会議の議事録だけに、月額100億ドルの削減ペースや、ゼロ金利解消のヒントがあるのか?

仮に、タカ派的な内容となっていたら、10日の米雇用統計の結果を見るまでは、ドル売りに対して慎重にならざるを得ず、上策はクロスポジションで、AUDNZDのショートや、EURGBPのショート。

USDJPYは、引き続き円安トレンドは変わらず。年末年始のポジション調整も終盤にかかり、株価の上昇に後押しされ、105円台定着できるかを確かめる動きが予想される。

EURUSDは、EURの好材料にも買いは鈍く、1.3650をクリアに上回れず、EURGBPの売りも止まらず、EURベア派とブル派のせめぎ合い相場。目先は、ドル高期待感に圧倒されそうで、1.3500~1.3700のレンジへ。

AUDUSDは、不思議なくらい動きが鈍い。0.8900近辺をボトムに狭い値動きが続いているが、0.8850~0.9050のレンジ内での取引が続きそうだが、引き続き手を出したくない通貨ペア。やるなら、AUDNZDのショート。



*** 発言・その他 ***

BOE四半期の信用状況に関する報告=英銀の第1四半期の住宅ローン融資は大幅増を予想し、企業融資も増加の見通し。



*** 経済指標の結果 ***

9:01 GBP 12月 BRC店頭価格指数=前月比-0.8%(予想 前回-0.3%)→ 前回からマイナス幅が拡大へ
16:00 GER 11月 経常収支=216億ユーロ(予想198億ユーロ 前回188←191億ユーロ)、 貿易収支=178億ユーロ(予想180億ユーロ 前回167←179億ユーロ)、 輸出=0.3%(予想0.35% 前回0.3←0.2%)、輸入=-1.1%(予想0.3% 前回3.0←2.9%)→ 貿易黒字額は高水準を維持し、輸出は4カ月連続で増加
17:00 GBP 12月 ハリファックス住宅価格=前月比-0.6%(予想0.7% 前回1.1%)、前年比7.5%(予想8.3% 前回7.7%)→ 予想と前回を予想外に下回り、昨年1月以来の下落
19:00 EUR 11月 小売売上高=前月比1.4%(予想0.1% 前回-0.4←-0.2%)、前年比1.6%(予想 前回-0.3%)→ 予想と前回を上回り、前年比は2008年2月ぶりの高い伸び率
19:00 EUR 11月 失業率=12.1%(予想12.1% 前回12.1%)→ 前月と予想と変わらず、過去最高値の水準で推移
20:00 GER 11月 製造業受注指数=前月比2.1%(予想1.3% 前回-2.1%)、前年比6.8%(予想 前回2.0%)→ 予想と前回を上回る
22:15 USD 12月 ADP全国雇用者数=23.8万人(予想19.8万人 前回22.9←21.5万人)→ 予想を上回りドル買いが強まる