2013年10月31日木曜日

10月31日(木曜) 欧州・米国市場序盤の動き (午後11時現在)

10月31日(木曜) 欧州・米国市場序盤の動き (午後11時現在)

月末の為替市場は特殊要因もさることながら、経済指標の発表に揺れ動く。 1日を通じてドル安とユーロ安が混在し、特にNZDとCADの上昇が目立っている。

NZDとAUDは、NZの利上げ期待と強い豪経済指標に上昇が続き、USDJPYは、弱いアジア・中国株に98.50円を割り込みの98.20円近くまで一時下落。EURは連発する弱いユーロ圏・ドイツの経済指標に、EUR全面安。EURGBPは0.8500を割り込み、EURUSDも1.3620台まで続落。

アジア市場では、31日の早朝、オセアニア市場で発表されたNZ中銀理事会の声明で「来年には利上げが必要になる可能性」が指摘され、NZDとAUDの買いへと変化したが、アジア・オセアニア株が弱く、継続的な買いは続かず。

豪住宅建設許可件数はブレが大きいとはいえ、前月比14.4%(予想2.9%)と昨年5月以来となる大幅な上昇。さらに、豪第3四半期の輸入物価指数は前期比6.1%の伸びと非常に強く、AUDUSD買いへと動くが、途中で失速。

欧州市場では、独小売売上高が予想外のマイナスと悪化、独GfK消費者信頼感指数が弱く、消費者物価指数が前年比で1.0%を割り込み予想外の0.7%に低下、ユーロ圏失業率は過去最悪の12.2%まで上昇。EURGBPを中心にEURクロスの売りが目立ち、EURUSDは1.3650台を割り込み売りが止まらず。

米国市場では、新規失業保険申請件数は予想より良かったが、カリフォルニアのシステム・トラブルの影響はなくなったものの、米政府機関の一部閉鎖の影響に雇用の悪化が続く

IMMポジション

IMMポジション

米政府機関の一部閉鎖で発表が遅れていた、米商品先物取引委員会(CFTC)発表の通貨先物取引(IMMポジション)の10月8日と10月15日分が公表された。

10月8日分では、ドルは今年2月以来となる久々にドルショートへと変化したが、翌週の10月15日では再び極僅かだが通貨ショート=ドルロングとなっている。

ネット円ショートは大幅に減少したが、引き続き6万コントラクト弱のショートを維持しており円先安を見越したポジションが続いている。

ユーロは6万コントラクト強のロングで、ピークからは相当減少したが、相変わらず先高期待が続いている。

ネットでショートは、円以外で、カナダドル、豪ドル。ネットロングは、ユーロ、ポンド、スイスフラン、NZドルとなっている。




豪ドル(AUDUSD)トレードアイディア

豪ドル(AUDUSD)トレードアイディア

AUDUSD 今日予想レンジ0.9460~0.9575、今週の予想レンジ0.9280~0.9644。

今日は、NZ中銀効果に影響され強く、強い豪住宅建設許可件数と、高い伸び率の豪第3四半期の輸入物価指数の影響を受け、AUDUSD買いへと動くが0.9500台の上値は重い。強い要因にも大幅に上昇できない相場は、なんとも言いようがないが、材料だけは将来の上昇を示している。

4時間チャートは、下降トレンドが続き、21EMA=0.9515を高値に、200SMA=0.9474を底値にしながら、狭いレンジに入り、0.9435~0.9515のレンジを抜け出すまではレンジ相場で対応。上値0.9515、0.9530。下値0.9474、0.9434。

Dailyチャートは、200SMA=0.9716で緩やかに下落、21EMA=0.9512で横ばいで、共にこの水準を割り込んでおり、上値が重くなっている。しかし、0.9463をボトムに下げ止まれば、0.9570台までの上昇の可能性が高まり、底値を注目したい。上値0.9575、0.9644、0.9717。下値0.9463、0.9389、0.9280。




ユーロドル(EURUSD)トレードアイディア

ユーロドル(EURUSD)トレードアイディア


EURUSD 今日予想レンジ1.3670~1.3750。今週の予想レンジ1.3660~1.3900。 

月末の特殊要因によるEURGBPの変動の影響を受けやすく、欧州市場のEUR買いに反して米国では売られやすくなっている。また、昨日のFOMCの結果を受け、米経済の深刻度合いがやや軽減されたこともあり、EURUSDの上値攻めがやや弱まっている。しかし、全てが今後の米経済指標の結果次第であること違いはなく、月末要因と月末のポジション調整のEUR売りが掃ければ、月初から緩やかなEURだかが続くことが予想される。

4時間チャートは、200SMA=1.3591で緩やかに上昇しトレンドは上向きで変わらずながら、1.38台を復活できず、21EMA=1.3751をレジスタンスに徐々に低下し、上昇のスタート地点の1.3670に近づいている。再び1.38台を回復するまではEUR高相場の復活も難しく、軟調地合いが続きそうである。上値1.3751、1.3832。下値1.3673、1.3646。

Dailyチャートは、上昇トレンドを継続。200SMA=1.3218で緩やかに上昇を続け、21EMA=1.3659でサポートになっている。引き続き上昇トレンドの下限と上限で変動を繰り返しながら、1.39~1.40を目指す動きは変わらず。ただ目先は、ストキャスティクスがハイバンドで売り変化しており、1.3660近くまで調整の下落の可能性もある。上値1.3802、1.3732。1.3902。下値1.3659~60、1.3554。




ドル円(USDJPY)トレードアイディア

ドル円(USDJPY)トレードアイディア

USDJPY 今日の予想98.05~98.85円、今週の予想レンジ97.40~99.00円

FOMCの結果も影響しているが、引き続き98円台で推移し底堅い動きで、今日は実需の動向次第と考えたい。前日に98.75のオプションバリアトライ失敗の影響も残るが、今日も実需筋の買いが出てくればクリアできる水準にあり、98.20近辺を底値とした動きになりそうである。

4時間チャートは、上昇トレンドに入っているが、ストキャスティクスはハイバンドで売り変化し、昨日の98.70台でトップアウトしたようにも見える。200SMA=98.10、21EMA=98.06と底がく、ここは調整局面を狙い押し目買いで対応したい。上値98.68、98.83、99.00。下値98.21、98.10、98.06。

Dailyチャートは、三角持ち合いが続き、上下共に徐々に狭まっており、いずれ一方向に抜け出す事になりそうだが、それまでは引き続きレンジ相場。現時点では先の高値99.00を超えられるかが焦点で、上値トライの最中。上値98.84、99.00、99.38。下値98.05、97.47、96.66。






10月31日(木曜) 為替市場の見通し

10月31日(木曜) 為替市場の見通し

今日は月末31日。渦中のFOMCも過ぎ、月末の需給にドル相場が動くことになりそうで、弱いながらドル買い方向へ。ロンドン・フィキシング午前1時に注目、欧州=EUR買い、米国EUR売りの可能性も。

ご存じのとおり、FOMCでは、懸念された米財政協議の影響にもかかわらず「米経済活動や雇用改善」を指摘したことで、ドル買いへ。フェド・ウオッチャーのヒルセンラス氏(WSJ)が「12月のFOMCで量的緩和縮小も依然としてテーブルにある」とコメント。来年春まで無風状態と思えた米量的緩和の縮小開始時期の見通しで、さざ波が立ち始めているが、大勢は来年3月。

2013年度の米財政収支は751億ドルの黒字(前年度-6800億ドル)と、なんと5年ぶりの水準へ逆戻りし、ルー米財務長官は「この4年間は第2次世界大戦以降で、最も早いペースで財政赤字の縮小が進んでいる」と喜ぶ。

メルケル独首相の盗聴問題に揺れる米独間。米財務省は中国を為替操作国と認めず、逆にドイツの高い輸出依存度を批判、こんなことは過去あまりなかった。

今日は、早朝からサプライズのNZ中銀声明、「来年には利上げが必要になる可能性」に、AUDとNZDは堅調に推移。さらに、豪住宅建設許可件数はブレが大きいとはいえ、前月比14.4%(予想2.9%)と昨年5月以来となる大幅な上昇。さらに、豪第3四半期の輸入物価指数は前期比6.1%の伸びと非常に強く、AUDUSD買いへと動くが0.9500台の上値は重い。強い要因にも上がれない相場は、なんとも言いようがない。

注目度の低い、日銀金融政策決定会合は、予想通り「マネタリーベースを年間60兆~70兆円増やす金融政策の維持」を全員一致で決定し、「現行の資産買い入れ方針も継続」へ。サプライズも何もない中で、日経平均株価と中国株は弱く、MSCI新興国株も軟調に推移し、98.30円割れまで緩やかに下落。ただ、昨日見られた98.20円ストライクのオプション水準を下回るまでは、引き続きビット気味と考えたい。

10月31日(木曜)、昨日30日の海外市場の動き


10月31日(木曜)、昨日30日の海外市場の動き


◎世界中の市場参加者が注目した、FOMCは予想通り「景気回復の証拠を待つ必要があり、FF金利0.0%~0.25%の据え置きと、月額850億ドルの資産買い入れを維持を決定」。

金利に関するフォワード・ガイダンスは変更なしで、失業率が6.5%を上回り、インフレ見通しが2.5%を超えないかぎり、FF金利の誘導目標をゼロ近辺に維持。

声明では、「懸念された米財政協議の影響にもかかわらず、米経済活動や雇用改善を指摘」したことで、ドル全面高、株価は小幅下落、長期債利回りは上昇。

◎米国市場で発表された、10月の米ADP全米雇用報告は、13万人(予想15万人 前回14.5←16.6万人)→ 前回が下方修正され予想を下回る。

◎早朝午前5時に発表された、NZ中銀金融政策は、政策金利2.5%の据え置きを決定。予想通りながら、声明では、来年には利上げが必要になる可能性。NZドルは高いが、金利上昇に柔軟性を与えていると発表、この声明の発表を受けNZD買いが強まる。

昨日も多くの経済指標が発表された。
①強い豪新規住宅販売件数
②強いスイスKOF景気先行指数
③2年半強ぶりにプラス成長となったスペインGDP
④失業者が3カ月連続で増加したドイツ雇用統計
⑤強いユーロ圏景況感指数
⑥弱い米ADP全米雇用報告
⑦またも低下した米CPI
⑧前月比マイナスとなった独CPI


⇒今後の見通し
引き続き、今後の米経済指標の結果で、為替相場が変動することに変わりなし。
ただ、10月17日にようやく解決した、米政府機関の一部閉鎖による米経済成長の悪影響にFRBのメンバーがそれほど危惧していないことがはっきりとした。

問題は、これが、市場に安心感を与えるための方便なのか、楽観的な米経済の先行きを示しているのか、ラスキン理事は投票せず、ジョージ・カンザスシティー連銀総裁は反対票を投じ、来年の第1四半期まで予断は許さず。

⇒結果、ドル高傾向が長続きすることも難しく、EUR高の流れは変わらず、クロスでの円安傾向が続くことになり、USDJPYの買い圧力も変わらず。


  Closed 前日比 %change
JP10Y 0.5900 -0.020 -3.28%
GE10Y 1.6900 -0.050 -2.87%
UK10Y 2.5400 -0.060 -2.31%
WTI 96.5600 -1.150 -1.18%
AU10Y 3.9700 -0.020 -0.50%
DJIA 15,618.7600 -61.590 -0.39%
STOXX50 3,040.6900 -9.950 -0.33%
CRB 280.0200 -0.620 -0.22%
DAX 9,010.2700 -11.770 -0.13%
EURAUD 1.4482 -0.165 -0.11%
GOLD 1,342.7000 -1.000 -0.07%
EURUSD 1.3735 -0.097 -0.07%
GBPUSD 1.6037 -0.081 -0.05%
EURGBP 0.8563 -0.027 -0.03%
US2y 0.3100 0.000 0.00%
AUDUSD 0.9482 +0.034 +0.04%
USDCHF 0.8991 +0.034 +0.04%
FTSE 6,777.7000 +2.970 +0.04%
USDCAD 1.0477 +0.095 +0.09%
DXY 79.7100 +0.103 +0.13%
NZDUSD 0.8263 +0.107 +0.13%
CADJPY 93.9870 +0.212 +0.23%
EURJPY 135.3000 +0.353 +0.26%
GBPJPY 157.9770 +0.445 +0.28%
S&P/ASX200 5,430.8600 +15.330 +0.28%
CHFJPY 109.5370 +0.325 +0.30%
USDJPY 98.5010 +0.327 +0.33%
AUDJPY  93.4030 +0.346 +0.37%
NZDJPY 81.3930 +0.378 +0.47%
MSCIEM 1,004.6600 +5.990 +0.58%
n225 14,502.3500 +176.370 +1.23%
US10Y 2.5400 +0.037 +1.46%
Shanghai Stock 2,160.4600 +31.600 +1.48%
VIX 13.6500 +0.240 +1.79%
 HangSeng 23,304.0200 +457.480 +2.00%