2013年8月1日木曜日

注目の、BOEとECBは、共に政策金利を据え置き、予想通りの結果に為替市場は大きな変化はなかったが、米週間新規失業保険申請件数が、予想を大幅に上回る改善に、昨日のGDPの拡大、雇用の改善への期待とで、ドル買いの流れが強まる。



AUDUSD+NZDUSDの下げ幅も大きくなり、AUDUSDは豪中銀理事会で利下げ観測も強く、0.900~0.9300の300ポイントレンジから、0.8700~0.9000の300ポイントレンジにはいるのでは? と思うほど上値が重い。0.90台を復活することができるのか!?

USDJPYはついに98.80台を超え徐々に底値を切り上げ、21日指数移動平均線の99.01を終値で上回ると、次の99.70円が視野にはいってくる。

BOE金融政策委員会は、政策金利0.5%、資産買入枠3750億ポンドの据え置きを決定=直後はGBP買いが強まる。 声明はなく 8月7日インフレ報告を公表し、カーニー総裁が財務相へフォーワードガイダンスについて説明を待つ動きへ

ECB理事会は、政策金利0.5%の据え置きを決定=下限金利の中銀預金金利も0.0%に、上限金利の限界貸出金利も1.0%にそ据え置いた

ドラギECB総裁の記者会見では、主要政策金利は現行水準にとどまるか、長期間低水準は据え置かれるとの方針を再表明、少なくとも2014年にかけ低金利を維持する見通しを示した=「インフレ期待は引き続き抑制」、「景気が上向いている兆候もみられる」、「政策を通じ、今年と来年の経済活動の緩やかな回復を支援」

米週間新規失業保険申請件数は、予想を上回る改善にドル買いが一時強まる=32.6万件(予想34.5万件 前回34.5←34.3万人)

欧州市場の動きは?

米財政引き締めがなければ米経済は大幅拡大していたはず、との発言が多い昨今。注目の米第2四半期GDP速報値は、予想外の増加となったが、集計一部変更+前期大幅下方修正で、どうも素直に信じられず。

FOMCは低インフレを懸念、住宅ローン金利の再上昇を懸念、財政引き締めが経済の足かせを懸念。そして、注目された変更はなく、この結末は、9月のFOMCまで持ち越された。

特に、米株が上昇するではなく、米債券利回りが上昇するではなく、為替相場だけが右往左往し、AUDUSDがついに0.9000の壁を割り込み、一人負け。

本日は、BOE金融政策委員会とECB理事会が注目されるが、共に現行政策の維持が予想されており、昨日のFOMCの結果から見ても、その流れになる可能性が高いと思われる。問題は、前回に初めて示した、フォーワードガイダンスの変更があるか? または、予想外の発言があるのか?

では、なにもなければ、EURUSD+GBPUSDはどう動くのだろうか?

ユーロ圏+英国共に、最近の経済指標は若干ながら改善傾向を示し、本日のユーロ圏製造業PMI・改定値も上方修正され、英国もしかりで、上方修正の幅は大きく、英国・ユーロ圏の株価は堅調に推移している。

EURUSDは、1.33台を昨日達成したが、なぜか買いが続かず、その反動を危惧している。1.3200を割り込み、後に1.32台を回復できなければ、下値リスクが高くなるが、結局は1.31~1.33のレンジへ。

GBPUSDは、1.54台のトライを失敗し売りへ変化してから、久しい。1.51台を維持できれば、1.51~1.53のレンジが考えやすいが。 興味深いのはEURGBPで、0.8700を割り込むと、いや、余裕を見て0.8680近辺を割り込むと、売りへと変化しやすいのだが!

猫の目のようにくるくる変わる日経平均株価。アジア市場はこの乱高下についていけないが、今日は14000円台を回復する2.47%の大幅上昇。最近は、1%台の変動は当たり前になってきている。

その理由もよくわからない。コメントでは、円安だから! 中国中国国家統計局の製造業PMIが50を超え前回より上昇したから! などあるが、為替市場では、株安だから円安との声も多く、中国製造業PMIもHSBCは下方修正しており、なにがなんだかよくわからないのが、現実。

ただ、中国政府は今日も、内需刺激策を発表したり、資金供給を積極的に実施し、どうも、中国発のリスクは弱まりつつある。

こんな中で、USDJPYは3日間98円中心の相場で、下値をトライしたが、97.50のオプションバリアを割り込むことに失敗し、過去3日間の高値を更新。最近の下降トレンドを維持しながらも、99円台を達成すれば、99.70~80円までの上昇余力も出てくる。

逆に、リスク(大きなリスク)は、96.50円を割り込むと、やや大きな下値リスクがでてくるが、市場では大口の買いが96.50~70円で待っているとのウワサが流れている。はて? 本当か否か?



今日から8月が始まる。予想外に上昇した、米第2四半期GDPは前期が大幅下方修正され、集計方法も一部変更があり、上振れするリスクも予想されていた。また、FOMCも、金融緩和の継続と当面続けることが予想されており、サプライズではなかったのでは?

今日から8月が始まる。予想外に上昇した、米第2四半期GDPは前期が大幅下方修正され、集計方法も一部変更があり、上振れするリスクも予想されていた。また、FOMCも、金融緩和の継続と当面続けることが予想されており、サプライズではなかったのでは?

ただ、25日のWSJ紙で記載されたような、フォーワードガイダンスの変更も無く、今回は、物価下落の懸念が見られ、経済活動のペースは、緩やか→緩慢に変更された点が異なり、これに反応したように思えてならない。

もっとも、次回9月のFOMCまで、今後の米経済指標で相場が変動することは避けられないが、政策変更はなく、多くの関係者やこれで、ゆっくりとサマーバケーションに入ることができ、既に入っている人も安心して楽しむことができそうででは?

しかし、8月は過去において、大きな変化が生じることが多く、予想外の変動に注意が必要となっている。

◎1997年7月 アジア通貨危機」 
◎1998年8月 ロシア危機」 
◎1998年9月 LTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)破綻」 
◎2001年 9.11米同時多発テロ事件」
◎2008年9月15日 リーマンショック」
◎2009年10月 欧州債務危機」
◎2011年8月5日 「S&Pが米国の格付けを引き下げる」

さあ、今年は?!

注目の米GDPは、前期が大幅下方修正されたが、予想を上回る上昇にドル買いへ動き、FOMCは資産買い入れの縮小の言及はなく、景気回復の後押しに量的緩和を継続。結果は、売り買い交錯、通貨間でも動きが異なり、ドルインデックスは小幅下落。

注目の米GDPは、前期が大幅下方修正されたが、予想を上回る上昇にドル買いへ動き、FOMCは資産買い入れの縮小の言及はなく、景気回復の後押しに量的緩和を継続。結果は、売り買い交錯、通貨間でも動きが異なり、ドルインデックスは小幅下落。

EUR高で、クロスを含めEURは全面高。AUD安で、クロスを含め全面安。JPYは強弱混在、USDJPY(-0.17%)+AUDJPY(-1.07%)+NZDJPY(-0.28%)+GBPJPY(-0.36%)と小幅円高、EURJPY+CADJPY+CHFJPYは小幅円安。米株は軟調で、原油価格は大幅上昇、米10年債利回りは上昇へ。

USDJPYは、3日間連続で98円を中心に、米GDPで上昇しFOMCで下落、大枠97.60~98.50のレンジで98円を中心の動きへ(-0.17%)。

EURUSDは、独失業者数が減少し1.3300をトライ、強い米GDP後の安値1.3209から反発、クロスのユーロ買いが続き一時1.3345まで上昇、FOMC後に1.3344まで上昇、終値は1.3300で上値ブレークの確認できず(+0.29%)。

AUDUSDは、長かった0.9000~0.9300のレンジ下限をついにブレーク。強い米GDPに0.9000の壁をブレークし一時0.8936まで下落、FOMC後には一時0.9000台を回復したが、終値では.9000を割り込む(-0.90%)

日経平均株価は再び下落し前日の上げを全て消す、終値13,668.32(-201.50 -1.45%)

NYダウは小幅下落、強い米ADPやGDPにもかかわらず、終値5,499.54(-21.05-0.14%)


FOMC声明は
資産買い入れの縮小に関しての発言はなく、景気回復の後押しに量的緩和を継続、量的緩和を縮小しても、かなりの期間緩和策を継続。失業率6.5%、1~2年のインフレ見通しが2.5%を超えない限り、政策金利をゼロ付近に据え置く方針を再確認

→「月間850億ドルの資産買い入れを継続」、「財政引き締めが経済の足かせ」、「住宅ローン金利の再上昇を懸念」、「低インフレを懸念、継続すれば景気拡大の妨げになる(物価下落を懸念、中期的には2%目標に向かう)」
→「雇用情勢は改善しているが、依然高止まり」、「住宅市場は改善」
→「ブラード・セントルイス連銀総裁は、前回反対から賛成へ、カンザスシティー・ジョージ
連銀総裁だけは、反対を継続」
→「前回の、経済活動のペースは、緩やか→緩慢に変更」

◎米第2四半期GDP・速報値は、予想を大幅に上回る上昇となったが、前期は大幅に下方修正へ、一時ドル買いが強まる=前期比年率1.7%(予想1.0~1.2% 前回1.1←1.8%)、デフレーター=前期比0.7%(予想1.1% 前回1.3%)、個人消費支出=前期比1.8%(予想1.4% 前回2.3←2.6%)、PCE価格指数=0.0%(前回1.1%←1.0%)、コアPCE価格指数=0.8%(前回1.4%←1.3%)→ 民間設備投資が増加し、政府調達の減少ペースが大きく鈍化したことで、個人消費支出の伸びの低下などの影響が相殺

◎GDPの集計方法の変更、成長率押し上げ効果も=今回から、測定基準を改定し、研究開発費を投資に計算、GDPは年間0.2~0.3%拡大すると予想。 映画・書籍の芸術作品の製作費への投資も計算される、この計算基準は2008年の国連で合意されており、米国以外でEUは来年から導入を予定している)

◎ADP全米雇用報告は、前月が上方修正され、予想をも上回る=20万人(予想1.8万人 前回19.8←18.8万人)

◎米シカゴ購買部協会景気指数は、前回を上回るが予想にとは届かず=52.3(予想54.0 前回51.6)、新規受注53.9(前回54.6)、仕入価格63.6(前回59.9)、雇用56.6(前回57.8) 



2013年7月31日水曜日

嵐の前?(米GDP+FOMC)は、円ショートカバーによる円高!

嵐の前?(米GDP+FOMC)は、円ショートカバーによる円高!

月末の特殊要因もあるが、米第2四半期GDP速報値と、FOMCの2大イベントを前にして、敢えてリスクを取る市場参加者は少ないと思いながらも、気がつけば、ドル高+円高へ動いている。

市場の予想は米第2四半期GDPの予想は前年比年率1.0~1.2%で、前期1.8%からの低下が見込まれ、FOMCでは、政策変更がないことが予想されているが、フォーワードガイダンスに変更があれば、それなりに相場へのインパクトは大きい。

今現在までの(午後8時30分)では、USDJPYは、97.60円でなんとか下げ止まりながらも、クロスでは円高が進み、CHFJPY=105.10割れ、GBPJPY=148.50割れ、AUDJPY=88.20割れ、CADJPY=94.80割れと、円高のオンパレード。

EURJPY=129.40円を割り込み、上昇トレンドラインの下限をブレークし、さらなる下落余地が強まり、124.952→132.731、50%=128.842、61.8%=127.924が下値のポイントになっている。(EURJPYのDailyチャートを参照)



欧州発の材料も今日は多かったが、EURUSDの1.33トライの買いは失敗し、元の水準に逆戻り。

◎欧州復興開発銀行(EBRD)調査では、海外銀行が中東諸国(除くロシア・トルコ)から、GDPの0.7%相当の資金を引き上げた=欧州新興国に対する市場センチメントの悪化で、資金引き揚げに拍車が掛かる可能性を懸念、デレバレッジの動きが中東欧のシステムリスクとなっていないかどうか注視することが非常に重要。

◎独小売売上高は、 前回・予想を大幅に下回り、一時EUR売りが強まる=前月比-1.5%(予想0.0% 前回0.7←0.8%)、前年比-2.8%(予想0.4% 前回0.8←0.4%

◎独雇用統計は、→失業率は予想・前回と変わらずだが、失業者数は予想より減少し、一時EUR買いが強まる=失業率6.8%(予想6.8% 前回6.8%)、失業者数増減-0.7万人(予想0.0万人 前回-1.3←-1.2万人)

◎ユーロ圏失業率は、 失業率は前回・予想と変わらずだが、失業者数は2011年4月以来初めて減少=12.1%(予想 前回12.1←12.2%)、失業者=前月比-2.4万人

◎ユーロ圏消費者物価指数・速報値は、 前回・予想と変わらずで、引き続きECBが緩和を継続する可能性が高まり、EUR売りが強まる=前年比1.6%(予想1.6% 前回1.6%)、コア前年比=1.1%(予想1.6% 前回1.2%)

本日、米GDP速報値と、FOMCがあり、欧州では月末の特殊要因による為替変動もいつもながら、予想される。そのような状況では本格的に動くことはできないが、値動きは明らかにUSDJPYの上値が重い展開となっており、重要なイベントを控えながらも、円高傾向が続くことが予想される。

EURUSDは、独小売売上高が、前回・予想を大幅に下回り、1.3250台→1.3240台まで一時EUR売りが強まった=前月比-1.5%(予想0.0% 前回0.7←0.8%)、前年比-2.8%(予想0.4% 前回0.8←0.4%)。しかし、1.3241を底値に大口の買いに1.3260台を回復し、独失業者数が予想を下回ると、EUR買いが加速し、1.3290台まで上昇( 失業率=6.8%(予想6.8% 前回6.8%)、失業者数増減=-0.7万人(予想0.0万人 前回-1.3←-1.2万人)

USDJPYは、日経平均株価は再び下落(13668.30-201.50-1.45%)し、一時98.80割れまで下落。本邦筋の買いや中国株が小幅上昇へ(上海総合1993.80+3.74+0.19%)し、再び98円台まで値を戻したが。しかし、欧州市場に入り、欧州株が軟調に推移、欧州週通貨でドル売りが強まると、アジア市場の安値を更新ひ再び97.70円台へ下落。(7月31日 午後5時現在)



今日は月末。米国では米第2四半期GDPの速報と、FOMCの2大イベントを控えている。USDJPYは98円近辺で推移しているが、どうも上昇力が弱く、中長期の円安は変わらずだが、短期的には下値リスクが潜在していいるように思えてならない。

今日は月末。米国では米第2四半期GDPの速報と、FOMCの2大イベントを控えている。USDJPYは98円近辺で推移しているが、どうも上昇力が弱く、中長期の円安は変わらずだが、短期的には下値リスクが潜在していいるように思えてならない。

◎午後9時30分に発表される、GDPは前期比年率予想が1.4%(前回1.8%)と前期よりも成長が弱まることが予想され、最近の経済指標も力強さがあまり感じられない。また、今回から、測定基準を改定し、研究開発費を投資に計算、GDPがやや強まる可能性がある。

映画・書籍の芸術作品の製作費への投資も計算される、この計算基準は2008年の国連で合意されており、米国以外でEUは来年から導入を予定している。


◎あす未明の、午前3時には、FOMCがあり、バーナンキFRB議長の記者会見が控えている。全てが、前回と変わらずと思われ、バケーション入りの参加者も多かった。

しかし、25日にヒルセンラス氏(WSJ紙)が、「FOMCでフォワードガイダンスを調整(短期金利を低水準で推移させる)するために、失業率の数値目標を引き下げるか、新たなインフレ目標を導入する可能性」を指摘、その有無が注目されている。

常識的に考えれば、夏場の市場参加者が少なく、政府・中銀の主要メンバーもゆっくりとサマー・バケーションに入りたいと思っていると想像できる。この時期にサプライズなことをあえてするような、状況にはく、米経済指標もひっ迫しているとは思えない。

また、中国人民銀行は、2月以来初めてリバースレポを実施、中国は政府を挙げて、経済成長7.0%を維持、金融市場の安定に向けた政策を発表、昨日も習近平国家主席が主催した中国共産党政治局の会議を、成長率鈍化後に初めて開催した。

不安定な、アジア・中国市場をあえて鞭打つ政策変更をこの時期に、率先して始めるような、状況とは思えず、FOMCは金融緩和の継続を継続する可能性が高いのでは?

そうなると、円相場だけを考えれば、円安よりも円高傾向にバイアスがかかりやすい。