2013年7月11日木曜日

7月11日 AUDUSDのDailyチャート。

7月11日 AUDUSDのDailyチャートでは。

下降トレンドの上限を現在時点で上抜けているようにも見えてくるが、終値ベースで決定したい。6月19日のFOMCの急落から始まった、このステージでは6月19日の水準に戻った数少ない通貨ペアとなっている。

200日単純移動平均線は日々下降を続け、現在1.0179に位置しこの水準を大天井にタウントレンドを継続している。

21日指数移動平均線は0.9275に位置し、現在の高値水準とほぼ同じ。5月1日以降、長期に渡りこの水準を超えられず、ダウントレンドを継続していたことで、この水準を終値ベースで超えることができるかが、非常に重要になっている。

スロー・ストキャスティクスは買いへと変化しているが、%K55.9 %D40.9にあり、売られ過ぎ感はやや薄らいでいる。

リトレースメントでは、0.9665→0.9037の、50.0%=0.93509、6月26日の高値0.9344と、戻り局面では相当の売り圧力が続くことも予想できる。

結果、日中ベースでは21日指数移動平均線の0.9275を一時的に超え0.9344まで上昇することも予想できるが、終値ベースでは高値を維持することは難しいと判断。
基本路線は0.9275~0.9350で売り、この水準を超えたら撤退と考えたい。(7月11日 午後4時)




7月11日 USDJPYのDailyチャートでは

今日(7月11日) USDJPYのDailyチャートでは

現在のところ、93.79~103.73の大きなレンジ内で動き、トレンドははっきりとしない。結果、21日指数移動平均線は99.09に位置し、ほぼ横ばいで推移し、最近のレンジの中心となっている。

ただ、200日単純移動平均線が緩やかに上昇を続け現在91.23円に位置しており、この水準がドル円相場の大底と判断し、円安トレンドは変わらず。

一方、スロー・ストキャスティクスは、ハイバンドで売り変化しており、この点ではダウンサイドリスクが気になっている。

今後の動きだが、前日比-1.44%(円高)へ動いたことで、サプライズ感が強く、戻り局面では売りが強くなり、101.53→98.257の、50%=99.894円、61.8%=100.28円の上値は重いと考える。

下値のめどだが、103.733→93.79→101.53(0.382(93.79-103.733)+101.53=97.732円が下値の大きなポイントで、この水準で下げ止まり、97.70~99.90円(100.28円)のレンジに収まると考えたい。
(7月11日午後3時半現在)





FOMC議事録(過去)よりも、バーナンキFRB議長(現在)により強く反応。

FOMC議事録(過去)よりも、バーナンキFRB議長(現在)により強く反応。「予見できる将来においてかなりの緩和策が必要」、「失業率が6.5%に改善したからといって自動的に利上げを行うことはない」との発言に、9月のFOMCで資産買い入れの縮小開始予想が弱まる。結果、中国株はもちろん、アジア各国の株価は上昇、ドル売り+円買いが続いている。

FOMC議事録は6月19日開催で、7月5日の米雇用統計の改善を織り込んではおらず、ある意味では過去のできごと。しかし、バーナンキFRB議長の質疑応答での発言は、現在進行形で、「予見できる将来においてかなりの緩和策が必要」との内容はよりインパクトが大きかった。

もっとも、6月19日のFOMC後のバーナンキ議長の発言で、中国、新興国、ユーロ圏、英国、いや、その他多くの国で、金融政策を見直しさせるような結果となっていたことで、「米利上げ必至」の思惑を弱めるだけとしか思えない。遅かれ早かれ他の主要国とは異なり、FRBは政策の見直しを迫られる可能性が高く、ドル高の流れは変わらず。

※朝にも記載したが、6月19日(FOMC)、7月5日(雇用統計)、7月11日の終値を比較してみると、引き続き6月19日のドル高値を超えることはなく(AUDUSDは高値に近い)、ドル高傾向は変わらず。
USDJPY  96.430 101.114 99.679
EURUSD  1.3293 1.2832 1.2974
GBPUSD  1.5482 1.4882 1.5012
AUDUSD  0.9292 0.9061 0.917

※アジア市場の動きは
USDJPYは98.50割れまで下落
EURUSDは1.32台まで一時上昇
GBPUSDは1.52近くまで一時上昇
AUDUSDは0.90を試すことなく、0.9300の大台まで一時上昇。
USDCADは1.0320台まで下落、
円クロスは、CHFJPY+EURJPYが上昇したが、他の主要通貨ではあまり変わらず。

※バーナンキFRB議長(質疑応答)
◎予見できる将来においてかなりの緩和策が必要 ◎失業率が6.5%に改善したからといって自動的に利上げを行うことはない ◎インフレと雇用が目標達成を困難にするほど金融の状況がひっ迫した場合、対処する必要が出てくる ◎現在、注意を払うべきリスクがいくつか存在する ◎運が良ければ、より高い成長や労働市場の継続的改善を生むようなプラス要因もある ◎7.6%の現在の米失業率は、米労働市場の健全性を誇張している  → 9月の資産買い入れが縮小されるとの思惑が後退し、ドル安+円高へ動く

※日銀金融政策決定会合の結果
◎2%の物価目標の達成を目指し、資金供給量(マネタリーベース)を年間60~70兆円増やす異次元緩和政策の継続を全会一致で決定 ◎資産買い入れの現行方針も継続 ◎景気判断を2011円1月以来となる「穏やかに回復しつつある」に引き上げた ◎2015年に物価上昇率が2.0%程度に達する見通しを維持。

※豪雇用統計は失業率は上昇したが、新規雇用者数が拡大
◎失業率=5.7%(予想5.6% 前回5.5%)、新規雇用者数=1.03万人(予想-0.25万人 前回0.11万人)

FOFOMC議事録やバーナンキFRB議長の発言で、債券買い入れの縮小期待は、過熱感が冷やされドル売りへ。MC議事録やバーナンキFRB議長の発言で、やや過熱感は冷やされたが、

FOMC議事録やバーナンキFRB議長の発言で、債券買い入れの縮小期待は、過熱感が冷やされドル売りへ。

FOMC議事録(6月19日)で「多くのメンバーが縮小に着手する前に、雇用の改善で一段の確信が必要」との認識が示され、9月のFOMCで資産買入規模の縮小を織り込みながらも、議事録からその可能性も確たるものではないとの思惑でドル売り(DXY-0.577-0.68%)の流れが強まる。

さらに、NY市場の引け間際の午前6時前に、バーナンキFRB議長が質疑応答で「インフレや雇用は緩和的な政策が必要」と発言し、主要国ではドル売りが強まる。EURUSD+1.52%、GBPUSD+1.05%、USDJPY-1.44%。しかし、コモンウェルズ通貨では、昨日までの流れが変わり弱かったり買いは鈍い、AUDUSD-0.04%、NZDUSD-0.14%、USDCAD-0.58%。

しかし、バーナンキFRB議長の発言は織り込んでいないとはいうものの、米株の上昇力は鈍く(ダウ-8.68-0.06%)、10年債利回りは上昇(2.68%+0.04+1.59%)、大きな変化になっていない。

さらに、7月5日の米非農業部門雇用者数の予想外の改善(6月19.5万人、5月・4月も7万人超上方修正し、過去3カ月平均で19.6万人の増加ペース)と、失業率7.6%(予想7.5%、しかし、3月7.574%、4月7.510%、5月7.555%、6月7.557%)はほぼ横ばい。労働力人口が前月比17.7万人増加し、就業者も16.0万人増加し、労働参加率は63.4%から63.5%と今年2月以来の高水準へ上昇していた。

7月5日の米雇用統計は、6月19日のFOMCでまだ織り込まれておらず、9月のFOMCで資産買い入れの縮小に着手する可能性は払しょくされていない。

結果、6月19日以降に積み上がったドルロングポジションの短期的な巻き戻しにとどまることが予想でき、引き続きドル高の流れは変わらず。

6月19日(FOMC)、7月5日(雇用統計)、7月11日の終値を比較してみると、ドル高傾向は変わらず。
USDJPY  96.430 101.114 99.679
EURUSD  1.3293 1.2832 1.2974
GBPUSD  1.5482 1.4882 1.5012
AUDUSD  0.9292 0.9061 0.9170

2013年7月10日水曜日

さすがに、あす未明午前3時に発表の、米FOMC議事録の重要度は高く、動き難い中で、新興国・中国の景気減速を予想する発言は多い。

さすがに、あす未明午前3時に発表の、米FOMC議事録の重要度は高く、動き難い中で、新興国・中国の景気減速を予想する発言は多い。

※中国の6月貿易収支の輸出・輸入共に前回・予想から大幅に低下し、第2四半期の中国景気減速を裏付けた
6月の貿易収支は271億ドル(予想278億ドル 前回204億ドル)と上昇したが、市場参加者が注目している、輸出前年比-3.1%(予想4.0% 前回1.0%)、輸入前年比-0.7%(予想8.0% 前回-0.3%)→ 前回5月は不正な輸出送り状を中国当局が取り締まり、急減していた。 

※ドイツ経済技術省の月例報告では、中国経済の失速を懸念
◎中国が予想を上回り失速しているという兆しは強まっている ◎これによってアジアの今までの相対的に力強い成長が押し下げられる可能性がある ◎南米の勢いが弱まっていることを考えると、新興市場からの成長への寄与が減じる可能性がある ◎世界経済へのリスクが注目されている

※G20事務レベル会合では、最近の主要新興国(含む中国)の景気減速を懸念
◎今後の世界経済に悪影響をたたえかねない ◎中国やブラジルなどの主要新興国の景気失速感が強まり、G20で議論が交わされる見通し ◎今年下半期最大のリスクと言われる中国経済は、各国当局者が強い関心を示している、最近の経済の苦戦はもちろんだが、統計の信頼性などで当局関係者の見方は厳しいい

※前日(7月9日)ブランシャールIMF首席エコノミストはBRICSの高成長の減速を懸念
◎BRICSは何年にもわたり高成長を続けた後、減速しつつある ◎成長の伸びが鈍化しているにもかかわらず、インフレ率が低下していないことは、BRICSの成長が潜在成長率に近づきつつある可能性を示唆、これには重要な意味合いがある ◎新興市場国の成長は依然高水準にとどまるだろうが、危機前の水準を著しく下回る可能性がある

中国株は、弱い輸出入の数字に、金融緩和期待が強く上昇、上海総合2008.13(+42.67+2.17%)、日経平均株価は14416.60(-56.30-0.39%)

USDJPYは、株安と新興国の景気鈍化懸念に、円売りも鈍く、8日につけた101.50円から円売りが続かず、100.80円を割り込むとストップが加速、100円を割り込むと一時99.80割れまで続落、円の買い戻しが目立った。

21日の参院選を目指した円ショートポジションは、海外勢中心に積み上がり、98.75円のポイントを割り込むと更なる、ストップの売りが出やすくなるが、97円には大きな壁が控えている。

イングリッシュNZ財務相は、「中銀が利上げを開始すると、NZD相場が上昇する可能性がある」と警告。NZ住宅価格の高騰に、中銀が政策金利を引き上げるとの観測が続き、市場では引き続き来年初めの0.25%の利上げを織り込み始めている。

当局者は、利上げではなくマクロプルーデンス・ツールで対応を検討しているが、どうなることであろうか? 結果、リスク関連の材料に敏感はNZDは売りも弱く、金利引き上げ=NZD買いのリスクを抱え、動きは鈍い。

昨日の為替相場は2極化、本命は今日のFOMC議事録とバーナンキFRB議長の講演

バーナンキRRB議長が6月19日、「米経済が予想通りのペースで拡大すれば、FRBは年内に債券買い入れを縮小する可能性がある」と発表、世界の金融市場を動かした、注目の米FOMC議事録が本日公表される。

また、本日、バーナンキFRB議長経済政策に関する講演が予定されており、金融緩和を近く縮小するとの思惑が広まり、相場変動は避けられそうにない。

昨日の為替市場は、主要国通貨安+コモンウェルズ通貨高、クリアに2局化。
EURUSD(-0.67%)+GBPUSD(-0.62%)+USDCHF(+0.94%)が弱くドル高、AUDUSD(+0.45%)+NZDUSD(+0.64%)+USDCAD(-0.30%)が若干強くドル安。結果、EURAUDは1.3900近くまで下落するなど、これら強弱の通貨ペアのクロスが動いた。

もっとも強いのはUSD(米ドル)でドルインデックスは高値を更新。株高にも主体性のないJPY(円)は、EURJPY(-0.50%)+GBPJPY(-0.39%)+CHFJPY(-0.76%)に対して円高、AUDJPY(+0.63%)+NZDJPY(+0.83%)+CADJPY(+0.48%)で若干円安。

※ユーロ圏のマイナス材料が目立った
◎アスムセンECB専務理事は、フォーワードガイダンスで、「主要政策金利を長期間にわたり現行水準もしくはそれを下回る水準に維持する方針で、期間は12カ月を超える」と、長期的な低金利を示唆。しかし、これに対して、ECBは声明で「特定の期間を示すことを意図したものではない」と否定したが、EUR売りの流れは変わらず。
◎S&Pは「イタリアのソブリン格付けを「BBB+」→「BBB」に引き下げ、見通しはネガティブ」と発表、EUR売りの流れが続く。
◎IMFの世界経済見通しで、2013年ユーロ圏の成長を0.9%に下方修正、ドイツ0.6%→0.3%に下方修正し、年内は景気後退が続くと予想。

※IMFの世界経済見通しでは、前回4月から下方修正、安倍晋三首相が掲げる経済政策「アベノミクス」は世界経済へのリスク。
◎世界経済見通し(前回4月)を2013年3.3%→3.1%、2014年4.0%→3.8%に下方修正→ 新興国の成長減速や、ユーロ圏の景気後の長期化が理由。
◎日本2013年1.6%→2.0%に上方修正→ 大規模な金融緩和が信頼感や民間需要を下支えしているが、構造改革を実現できなかった場合、投資家の信認が失墜する恐れがある。安倍晋三首相が掲げる経済政策「アベノミクス」は世界経済へのリスクになる可能性がある。
◎中国2013年8.1%→7.8%に下方修正、内需主導での成長に移行する中、中国の成長鈍化に伴うリスクは大きい、中国経済の鈍化は商品輸出国に打撃を与える可能性がある 
◎IMF首席エコノミスト→ BRICSは何年にもわたり高成長を続けた後、減速しつつある ◎成長の伸びが鈍化しているにもかかわらず、インフレ率が低下していないことは、BRICSの成長が潜在成長率に近づきつつある可能性を示唆、これには重要な意味合いがある

2013年7月9日火曜日

なぜか? 日本株の大幅上昇にも円安は限定的。リスクオンの流れにAUD+NZDは堅調に推移し、弱い英経済指標にGBPの一人負け。 市場の目(関心)は明日10日のFOMC議事録へ!

なぜか? 日本株の大幅上昇にも円安は限定的。リスクオンの流れにAUD+NZDは堅調に推移し、弱い英経済指標にGBPの一人負け。 市場の目(関心)は明日10日のFOMC議事録へ!

日経平均株価は14295.44(+363.56+2.58%)と大幅上昇。前日のユーロ圏財務相のギリシャ融資決定、ポルトガルの政局不安の後退に、欧米株の上昇したことや、懸念の中国株も強い。本日の欧州でもEURO STOXX50が2671.86(+21.01+0.79%)と強く、日経先物も大幅に上昇している。

しかし、USDJPYは、100.80円以下の買いに支えられて、底値も限定的だが、株価の大幅上昇と比較したら上値は重く、101.30円で頭打ちの状態で上昇力は鈍い。

AUDUSDは、豪NAB企業景況感指数のマイナス幅が拡大=-8(予想 前回-4)。企業売上高と収益が減少し、2009年5月以来の低水準で、一時安値を付けるが、リスクオンの流れに底堅く、0.9180台まで一時上昇しているが、0.9200の大台は鬼門。

NZDUSDは、NZのクオータブル・バリュー(政府機関)は住宅価格指数が9カ月連続で過去最高を更新し、利上げ観測が強まる=年率換算7.6%、平均住宅価格=44.125万NZドル(平均所得5.5万NZドル)

中銀は住宅市場の過熱を抑制に、利上げではなく、マクロプルーデンス・ツールを今後数カ月で導入する予定で、頭金比率20%以下の融資に規制をかけることなどが含まれている。しかし、ロイター調査では、2014年初めに政策金利を2.5%→2.75%まで引き上げるとの予想が多い。

イングリッシュNZ副首相兼財務相は、2012年・13年(6月まで)の財政赤字が、税収増と歳出抑制で、予想を大幅に下回る可能性が大きいと発表。NZDUSDも買い先行で動いたが、0.7880台を直前に上値がやや重くなっている。

GBPUSDは、英貿易収支は-84.91億ポンド(予想-85億ポンド 4月-84.3←前回-82.24億ポンド)と予想とほぼ変わらずだったが、英鉱工業生産と製造業生産高が弱く、GBPUSDは1.4960台→1.4850割れまで急落、EURGBPも0.8600台→0.8665近くまで急伸。他通貨でもGBP売りの流れが続いている。